ブレンナー峠♪

夏草やさん、こんにちは。

25のおすすめ路線のうち一路線の一部だけ乗ったことがありました〜。
「これはどこだ?」「全然知らないぞ」が続いてましたので、一路線の一部だけでも経験があって嬉しいぞ。

Brennero (ブレンネロ)– Verona(ヴェローナ)
4月下旬のことです。ここを友人は北から私は南から進んでボルツァーノで合流したんです。
友人はミュンヘンからオーストリアを経てやって来ました。
ミュンヘンは冷たい雨の中を出発しオーストリアに入る頃には雪、途中は吹雪を見ながら=山なんか見えなかった「電車止まるな」と念じて過ごし、でも(きっと峠を越えたらでしょうね)いつしか雪は消えて緑が見えて・・とドラマチックだったそうです。

私の方がはボローニャからヴェローナを経てボルツァーノに。
最初は平らな緑の草原や畑が広がっていて、遠くでも木立があればわかるほど平坦な景色。
ヴェローナで電車の向きが変わり、だんだんと山が近づいて来て畑が果樹畑に変わっていきました。岩肌が見える険しい山が増えて、空の色が次第に灰色になって(これはお天気のせい)重苦しい感じ。
ボルツァーノに近づくと葡萄畑ではなく林檎畑に変わっていました。林檎の白い花が満開の時だったら桃源郷もかくやと想像して楽しみました。・・いや、林檎なんだけど。

ボルツァーノで合流した時の私たちの感想は、「イタリアはやっぱりあったかいし明るい〜」「寒いしイタリアって感じしないよ〜」と対照的でした。
いつか私も彼女が乗車してきた方に乗ってゲーテの気分を味わいたい。

ところで「絶景」じゃなくて「眺めのいい」というほうが穏やかで楽しい気分でずっといいですね。対象と距離がある(物理的にも心理的にも)乗り物でみる景色には特に似つかわしい言葉だと思いました。
山陽本線の岩国から(正確には大野浦あたり)宮島口まで、牡蠣棚や遠くに厳島神社の鳥居が小さく見えていい眺めです〜。

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3件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    18/01/26 01:27

    真夏のブレンナー通過経験

    cokemomoさま、今度はこちらにこんばんは。

    ブレンナー峠。旅心を刺激する場所です。
    私はイタリアから北上ルートで真夏に2度通ったことがあります。
    一度目は10代の頃でした。
    暑いイタリアを後にして、ブレンナーに着いたとき、なんて涼しくていいところだ~と感動したことを覚えています。
    その時のイタリアの印象はとても悪かったのです。暑くてゴミゴミしていて人が多くてぼったくりも多くて当時は治安も今より悪くて、オーストリアに入ってほっとし、泊まったインスブルックもとても気に入りました。
    しかーし、その後なぜか逆転してイタリアに恋して今に至っています。人生とは分からないものです。
    二度目はイタリア在住時で、フィレンツェからトレンティーノ=アルト・アディジェ州へ旅行に出かけてついでにブレンナーも越えました。このときはもう少し冷静でしたが、トスカーナは夏の風景がいまいちで枯れ草ばかりになるので、緑の多いこの州と峠でしばらく英気を養いました。
    結局、あそこがよいここがよいというのはその人の主観だなあとつくづく思います。
    だから絶景ベストなんとかというのもそれほど信用してないのです。特にイギリス人とは全く好みが合わないので、クックのリストは私には参考にはならないですね。それより自分の感性に合うところを見つけるのが楽しいです。モモ先生の本などを見て目的地決める方がいいなー。

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    シチリアも枯れるかな

    Maledettaさん、おはようございます。

    ブレンナー峠を2度越えとは羨ましいです。
    春先と夏ではかなり印象が違いますねぇ・・
    景色を楽しむには季節や天気も大きな要素で、真夏だったら私も同じように感じただろうと思います。
    ちなみに「寒くて暗くて天気も悪くて、やめときゃ良かった」とまで思ったボルツァーノも晴天となった翌日には「きれいで落ち着いたいい街」と思ったし、ナトゥルノという町までメラーノに行った鉄道からは美しい「絶景!?」が楽しめました。

    夏草やさん、私はスイスに行ったことがないので適当なことを書きます。その鉄道は谷間を走るような線路で、冠雪した丈高い岩山の下の方には緑が広がり、下から見るとずいぶんと高いその緑の中にポツポツと家があったりするのが見えるのです。生活するには大変そう。
    友人と「あれはアルムおんじのような変わりモンが住んでるのかね」「ハイジの世界だねぇ」「スイスは行ったも同然だね」などと楽しみました。
    (レスは不要ですよ〜)

    話を戻して、
    >トスカーナは夏の風景がいまいちで枯れ草ばかりになる
    そうなのですか?トスカーナあたりでも枯れ草なんですね。先日プーリア州の話を聞いていた折に、一面に小さな花が咲き乱れてる3月はおすすめ。夏には暑さで全部枯れてしまうのでというくだりがありました。
    昨年5月に行ったシチリアではまだまだ緑の多い中をバスは走りましたが、トスカーナでもそうなら夏になればこちらも枯れ草になりそうですね。
    (でもそれはそれでいいような気がする)

    最後に別トピに立てたイタリアの祝日の件、思案しまくってわけが分からなくなったので5月2日(水)に出発する航空券を買いました=3
    これで心配するのは日曜日だけ。
    「工程」についてはまだ迷走してるのですが、この件についてはまた夜にでも別トピの方で質問させてくださいませ。
    モモ先生の本が私を地方へ地方へと誘うし、
    この時期のミラノやローマのホテルの価格の高騰も私を地方へと追いやるの〜〜。

  • Brennero (ブレンネロ)– Verona(ヴェローナ)

    cokemomoさん、こんばんは

    >ボルツァーノで合流した時の私たちの感想は、
    >「イタリアはやっぱりあったかいし明るい〜」
    >「寒いしイタリアって感じしないよ〜」と対照的でした。

    ああ~、どちら側から乗るかでも、車窓の印象はまったく違うのでしょうね。
    おもしろいです。
    そうですか、平地のブドウ畑が、山の果樹園に変化していくのですか。
    そういうの観たいものです。

    >ところで「絶景」じゃなくて「眺めのいい」というほうが穏やかで楽しい気分でずっといいですね。
    賛成です。
    トーマスクック時刻表は、絶景とは説明してないんです。scenic rail routes=眺めの良い路線とのリストです。それに、*印のついた25路線は、editorial team’s favorite=編集部のお気に入りです(私はおすすめと訳しましたが、お気に入りの方がよかった)。

    「絶景ベスト●●」にされて非常に気の毒です。
    眺めのよい路線リスト、このなかの*は編集部のお気に入り、紹介したオリジナルの方が、おっしゃるとおり、対象との距離も含めて、鉄道旅にふさわしい。

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  • 18/01/25 20:12

    同じです!

    cokemomoさん、お久しぶりです

    私も4月のイースター休暇にオーストリアからベニス、更にイタリアを南下して、フェリーでギリシャに渡ったのですが、お友達と同じ様な経験でした。
    雪のオーストリアから余り寒くないベニス、その後南下するに従って春から夏?というひまわり畑の中を行く電車。
    あれは私にとっての絶景(笑)だったかもしれません。

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    雪とひまわり

    REI007さん、おはようございます。こちらこそご無沙汰しております。

    前にギリシャのトピで復活祭の頃の話が出たのを思い出します。
    そうでしたか、そのときはオーストリアからイタリアを経てギリシャと旅行されたのですね!
    季節の移り変わりや地域ごとの違いなどたくさん楽しめそうなルート。
    最後のフェリーがまた羨ましいです。
    私はいつも旅行に行くと決めると、ギリシャ〜イタリアのフェリーを検討するのですが、検討ばかりで実施がない。
    というのも、イタリア行きのフェリーが出るのはパトラかイグメニッツァなのですが
    パトラはアテネの郊外バスターミナルから3時間かかる
    イグメニッツァは夜中の12時から1時の時間帯が出港
    結局「どっちもめんどくさいからまた今度」になってます〜〜。
    (逆にすればその問題は解決するのですが)

    そういえばオーストリア航空、せっかく再就航してくれるのに今年は乗れそうもありません。残念!

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