”ナイba”とトラムの行先表示

今回の旅で、「路線バスのルート、停留所の下調べと実地検分」に関しては、ほぼ今までのイベリア半島ドサ周りの経験が活かせたが、「都会には沢山走っているが、田舎にはいないタクシー」に関しては、歩き回る時間と、タクシーの在不在が読めなかった上、日帰りだったので、あらかじめ宿経由で頼むわけにもいかなかったせいもあり、どうしようもなかった。

>Alba
「アルba」という地名ながら、タクシーに関しては、タクシースタンドがあっても、「ナイba」であった。Mondovi駅前で何とかタクシーに乗り、Bastia MondoviのMonestario de Santa Fiorenzoの教会内部を見せて頂き(メールでガイドは要らないけれど、内部は見せて欲しいということで、OKはもらっておきました)、ガンガン日が暮れていく中、Bar前のバス停まで乗せてもらい、ひとつのミッション完了!

そこから、Cherascoでチョコを買い、「え~、土曜のこの時間だと、もうバスなんて無いでしょう」という所、バスの時刻表を見てもらったら、「へ~、この時間でもバスってあるんだぁ~(ジモティーのバスに関するこういう認識には、正直背筋がゾッとさせられました)」という声を受けながら、すっかり暗くなった町外れのバス停で待つ事10分程度、きちんとそのバスに乗った時にはやれやれで、何とか19時過ぎにAlbaへ到着しました。

ただ、ここで下調べが足りなかったのは、無意識にバスステーションと駅が隣接していると思いこんでいた点で、Albaは翌日地図をもらい、見た所、徒歩にして5分程度離れた位置にあったもので、わけがわからないまま、鉄道の駅前に移動した所で、宿との位置関係がわからなくなり、タクシーを待つものの、来ない上、暗くて見当がつかなくて、駅前Barで「何でタクシーが来ないの!!!」とやっていたところ、「宿どこ~?あ~そこなら、友達の所だから、送ってあげるよ~」ということで、何とか救われたのでありました。

身体も冷え切って、5分後に宿に送り届けてもらい、お礼を言いまくって、宿のご主人と、イタリア語スペイン語ちゃんぽんで話していたら、
 クマ「タクシーをBarで呼んでもらったのに、来なかったんですよ」
 主人「え~、Albaにタクシーなんているの???」
ギョェェ、恐ろしいと思いました。

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この時点で、数日後Torinoから日帰りで行く予定のSaluzzoでは、多分タクシーは見つからないだろう、と思いました。

さて、Saluzzoなんですが、まずPorta Nuovaからトラムに乗る時に、トラムの行先は「Porta Nuovaと書いてある下」を見ていたのですが、6停留所を過ぎても、それらしき大きな建物に見えない。おかしいと思って、一旦降りて、Pastelariaで一番若い兄ちゃんに英語で尋ねた所、「あ~そこの停留所から何番に乗っていけば着くよ!」というので、もう一度行先をじっくりと見てみれば、行先は下ではなく、上を見なければいけない!!!というのが、遅まきながらわかった。意気消沈しながら、Porta Nuova前を再度車窓で通り過ぎて、今度こそ終点にたどり着いたら、次のバスを待つしか無い。また帰りの時間は暗くなるので、「Porta Nuovaに戻るには、あそこの折り返しからトラムに乗ればいいんでしょうか?」と、確認を取っておいた。さてトイレでも借りようと、Expozisionismの建物に入ったら、そこは大学構内で、授業中でした。そ~っと地下にあるトイレに行ったら、きちんと鍵も閉まるし、トイレットペーパーもあるのでありがたかったです。

やっとこさ、Saluzzoに到着すれば、手持ちのGoogle先生地図に、Autostazioneが無いので、旧市街との位置がわからないので、路線バスを待つ。とりあえずそれで、Piazzaまで移動し、何やら古めかしく見える細道に入りこんだら、いきなり急坂になり、ひとけが消えた!道なりにCasa Cavassaに行けば、やっぱり休み。(;´д`)トホホ~とため息をつきながら、レストランを覗くものの、ブザーを押してドアが開いたのは1軒のみで、勿論タクシーもいなければ、人間もいなくて、Castelo della Mantaはさっさと諦めて、のんびり食事をしました。Torinoに戻ったのも、やはり急に日が暮れてからで、帰りはきちんとトラムで戻れたので、そこだけはよかったです。やはり、Sabina女王は馴れていらっしゃるから、簡単なんだな~、と思いました。

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1件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    17/12/04 00:42

    マンタ城は開いてるのでは?

    これも書いたじゃないですかああ~。
    カヴァッサの家:11月は休館
    マンタ城:開いてる、確か土曜は無料だったか?
    ということで、マンタ城に行くのが正解だったんですよ。
    バスステーションは、広い場所が必要なので、駅前から外れたところが多いです。サルッツォのはそんなに遠くなくて、私はバスから降りるときに運転手さんに「チェントロはどっち?」と聞いて歩きましたがすぐでしたよ。
    カヴァッサの家や教会に行くには確かに急坂を登る必要がありますが、道が凍結や積雪などしていなければ問題なく登れると思うのですが・・。私は8月に行ったからヒールのあるサンダルで上り下りしました。

    イタリアの田舎のタクシー事情、これでお分かりになりました~?
    個人営業の一人親方みたいな商売なので、来ない客を待つのではなく、電話に応じて出動なのですよ。だから呼び出す必要があります。大名商売だなあといつも思ってまして、これでどうやって生計立てられるのだろうと不思議なのです。サルッツォで呼んだタクシーの運転手さんは余裕ありそうな感じの人だったので、更に謎です。

    エスポジツィオーネの建物が大学の建物になっていたとは知りませんでした。確か工科大学だったっけ。横にある豪華なヴァレンティーノ宮殿が大学だというのは知っていたのですが。この見学もしたいのですが、月に数度しか一般公開していないので予定が合いません。

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    初めての「田舎」の町村は、旧市街から歩きます

    いきなり、イタリア語?でタクシー呼び出しなんぞ、心臓バクバクしちまいますよ~!
    間違ってもしたくない!!!しなければならないのであれば、扉が閉じられていて、閉店休業状態のTurismoに頼みたい!

    初めての町村は、まず旧市街から歩き始めます。間違っても、丘や山の上のお城から始めたら、あとどう繋がるのか、見当もつかないので、お城は一番最後です。まぁ、Mondovi☞Albaと回ったところで、Saluzzoでは多分タクシー無理だろうな~と思ったし、トラムを逆方向に乗ってしまった分、到着予定時間が、当初より遅れたので、Mantaは諦めていましたし、間違っても☎なんぞしたくなかったのです。

    それにしても、呼び出さないと出てこない、Albaの場合呼び出しかけても出てこないって、本当に殿様商売ですね。イベリア半島の田舎の村でも、タクシーは1,2台程度だったら、何とか見つかるか、Turismoか宿に呼び出してもらいます。斜めって交通網がない部分を