マニアックな機種 イメージセンサーが大きく、カメラ一体型は昔から、理想的なものができると 思われて(多分一部から)期待されていたのですが、やはり市場で人気を博す ことはありませんでした。 それでも、マニアックな製品ではあります。 SIGMA dp0 Quattro 何がマニアックかと言うと、 ・カメラ愛好家か、精々、交換レンズの拘る人以外は知らない会社(有名なのですが) ・形がカメラらしくない ・焦点距離が14mmで35mm換算で21mm(単焦点で一体型) ・イメージセンサーが特殊でFoveon X3 ダイレクトイメージセンサー ・撮像素子サイズは23.5×15.7mm(APS-C) ただし、重さはシリーズ中最高の500 g(バッテリーなし)。 また、F4~F22なので暗め。屋外なら問題となることは少ないでしょう。 でも21mm相当のレンズ込みでこの重さは軽いほうだと思います。 Foveonがそもそもマニアックなものでして、少しでもイメージセンサーの仕組みを知って いる人なら、納得するはず(それが完成しているか否かはおいておき)。簡単に 言えば、RGBの色情報を垂直方向一点で感知できるもの。理論的には最高の色の再現性が 保証されるはずです。 今なら8万円台で買えるので、持っていたら一部の人からは尊敬されます。 高級コンパクトタイプの撮像素子サイズが1インチは各社出ているし、1.5インチの製品 (PowerShot G1 X Mark II)もあるので、このクラスなら画質と重さとのバランスが 取れて満足できると思います。どんなに高性能で良く撮れても、重ければ結局 持ち歩かなくなるのです。過去の一眼レフタイプと言われたカメラがそうで、 あんなに重い物を持って歩くのは辛いし、落下の危険性や盗難(大きなものを 持っているだけでカモになりやすい)があり、夜間は特に足枷になります。 まあ、、、、悩むときが買い物で一番楽しい時なので、十分悩んでください。