まずは好みでしょう 台湾(台北)はグルメの国(都市)で、何を食べても美味しい・・・・ というのだけは違うと確信しています。 極端なことを言えば、たまに美味しいもの、値段の割には納得できるものがある・・ 程度ではないかと常々思っています。間違いなく言えるのは、レストランのような 店よりも、屋台や路上販売の店のほうが安いわりに食べられるものが多いこと。 この中間がフードコートで、ここもずば抜けて美味しい訳ではないが、失敗も 少ないと思います。 特に台湾人の好みと日本人の好みとは違うので、人気店や人気料理が美味しいとは 限りません。むしろ、”なんでこんな店が本や雑誌で取り上げられるのか?”的な 店のほうが多いような気がします。多くは味付けです。うま味とか繊細さが欠けている。 鼎泰豊は確かに美味しい(少なくとも、雨後の竹の子のようにできた←数ヶ月で 消滅した小籠包の店って結構あるのです、不味い店には入らない)ことは確かですが、 日本人だらけ、しかも団体が入るので、正直興ざめで、最近はほとんど行っていません。 折角、台北まで行って、小籠包も芒菓氷(こちらは漸くシーズンが終わるので、 しばらくは見なくて済む)も日本人だらけの店に行くのは嫌ではないですか? 小籠包の店の栄枯盛衰もそうですが、中国人気質なのか、起業も早いが撤退も早い。 店が良く変わるのです。最近あったのが、これまで超人気で、いつも外帯で、 満席の店内を横目でみていただけだったのですが、最近、ガラガラ・・・。 かなり人気の餃子屋だったのですが、一番人気の商品をやめてしまい、他のものを 買いましたが、、、、美味しくない・・。ああ、餃子は台湾人(中国人一般)に 人気が高いので、餃子屋さんはお勧めです。小籠包の店と違って、日本人がほとんど居らず、 地元民だらけ。 他にも地元民に人気な店はあるのですが、”絶対に食べるべき”ってあるのかな? 烏魚子は日本では高すぎて料理に出ることはまずないが、台湾では少し高い店では 出ます。でも、イタリアの白トリフとかと同じで、アクセント程度なので、”絶対に食べる べき”とは言えないし。値段がぐ~んと跳ね上がるだけだと思います。 蚵仔煎は、使われる牡蠣の種類が違うし、季節に依らないので、個人的には、 ”是非食べたい”ものです。ただし、これも店による違いがありますね(行列の できる店は確かに美味しい)。寧夏夜市は激戦区で、やはり美味しいですよ。 では、台北ではないが、台南名物の田鰻はどうか。これも日本では食べられないが、 かなり癖のある食べ物で、私は実は好きなのですが、二度と食べない人も居ます。 臭豆腐とか挙げたらきりがない。まあ、一度食べてみないとわからないので、 夜市に繰り出して、次々と挑戦してみれば良い。中には美味しいものがあります。多分。 結構、外れの店にはあたっているので、最近良く行くは、日本人が少なく安心して食べられる店 です。それは広東の店。點心です。唯一固有名詞を挙げると、梅花廳。この前、平日の 11時に行ったら(この時間帯ならまだ客が来ないのでゆっくりできる)、すでに満席・・・。 なんと、現地は祝日でした。平日でも12時過ぎたら席は全て埋まります。小籠包も 上海だし、台湾料理で、”絶対に食べるべき!!”って何だろうと思ってしまうのです。 多分、行かないほうが良いのは、お洒落な台湾料理を標榜している店。台湾人の 若いカップルでいっぱいの店も、高いだけで全く美味しくない・・・。日本人向け 高級台湾料理の店のほうがまだまともかな?とは思いますが、高すぎるし、日本人 だらけだし。 好みがわかれば、少しは書ける(レストラン等は人が殺到して欲しくないので) とは思いますが。