06/03/26 14:43

イタリアの年末年始

大晦日のカウントダウンは五月蠅いだけで嫌いなので寝ています。ですから
知りません。アジアのリゾートになると大音響で騒ぐのでさらに始末が悪い。
この点、イタリアでも田舎は花火が上がる程度なので、おとなしいものです。

むしろ年越しのディナーにでも出て、地の人と(本当に近所のおじさんおば
さんが着飾って出席します)静かに喜びを分かち合うほうが楽しいですし。

イタリアの大都市ならば何処も同じだと思います。

年始ですが、元日は観光も買い物も壊滅的です。ベネチアは特殊な街(観光
が産業)なので、開いている土産物屋もあるし、静まり返った街を早朝から
散策するのも良いかも知れません。最近は、この日を移動に使うことが多く
なりました。店もレストランも開いていない訳ですから。

一般論ですが、大晦日は店は遅くても5時か6時で終わり(午前中で閉める店
も多い)、レストランはコースメニューで予約制のディナーのみ。要予約で、
結構高く、しかもめかし込んできます。通常は早くて8時、大抵は9時頃か始
まる夕食ですが、この日だけは12時過ぎまで持たせなければならないため、
さらに遅くなります。これには参加したくない場合は、昼をきちんと食べ(夜
のために通常営業する店がほとんど)、夜は部屋でワインかプロセッコで乾杯
をして寝てしまいます。このため、外の喧噪から逃れてしまうことにもなる
のです。ちなみに広場に近い(サンマルコとかドーモ前)ホテルに泊まり、防
音が悪いとその日は眠れません。

翌日は、ホテルもかなり手抜きをします。まず従業員が足りない。部屋の掃
除もなかなかしてくれない。朝食も品数が少ないとか給仕ができていないと
か。しかも街には何もないし、近隣の観光でもしようとしても交通機関も動
かないという状況です。そこで、国外に脱出とかをします。

イタリアも地方によって風習が違い、元日にパーティーをするところは、
元日の食事の確保も困難になります。この点でも、もろ観光地のほうが
被害が少ないでしょう。

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