17/08/30 08:56

メインに使うのなら日本での調達は勧めません

まず、楽天の表記が格安スマホ/SIMとなっていて、SIMと抱き合わせて端末を買うと、
”格安”に運用できるというのが正しいのですが、
”格安スマホで使える端末は?”とか書いていて、これは明らかに自社を含む
NMVOのSIMが使える端末のことなので、かなり紛らわしいのです。

楽天の場合は、自社が販売する端末とSIMとの抱き合わせで2年間毎月支払いを
求められるか、本体一括購入だが、SIM利用は2年縛りが続くため、必ずしも
”格安”にはならないと思います。最近は落ち着いてきましたが(漸く安定して
きた)のですが、二年では陳腐化する端末は少なくないのです。

HUAWEI ASUS ZTEなどは、別ルートで端末だけ買うことが可能なので、2年縛りを
受けない買い方のほうが良いと思います。

はじめ想定していたのは、通話SIM 3.1GBプラン 1,600円ですよね。
これは先に書いたように、国内専用プランですので、海外に行けば完全圏外です。
入れたまま何もせずにおけば、データ消費はゼロですが、基地局を一生懸命探す
ためにバッテリー消費は凄まじく、あれよあれよと言う間になくなります。

ただし、これも紛らわしいのですが、「国際ローミング」というものがあり、
楽天の説明によれば、
国際ローミングサービス:NTTドコモのサイト
「海外でつかうときの通話・通信料・サービスエリア検索」をご確認ください。
※国際ローミング利用時はデータ通信はできません。
とあるように、WORLD WINGのサービスに乗っかるだけの従量制課金ですので、
そもそもがデータ通信不可でしかも割高なため、存在自体を忘れる、または
知らないほうが賢明でしょう。

それでは海外SIMですが、24時間単位で課金される国内通信業者の国際ローミング
(相手国の通信網を利用)がNTTドコモで一日30MBの海外1dayパケが欧州1280円、
無制限(20.4MBで1980円もありますが、これだけは止めたほうが良い)で
2980円です。これと楽天モバイルとの料金を比較すれば、50MB 820円のほうが
安いのです。ただし、別途SIM代3240円が必要。最低価格パッケージの場合7日間ですが、
SIMは国内調達し、現地でWiFiを使ってオンライン購入すれば良いので、あまり
大きな問題とはなりません。

限定的利用なら一日50 MBならやっていけます。動画や高画質写真は御法度
(メールで最高画質を送る輩が多い)で、GPS時の地図情報を事前にWiFiで
取っておくことはできますが、位置情報はリアルタイムで修正するので、
正確さを期すのなら、やはりデータを取りながらGPSを作動させることを勧めます。
このときの情報量はかなり多く、20 MB制限では辛いでしょう。50MBあればなんとか
なるかな?程度です。でも一日50MBではないので、結局500MBを買ったほうが
お得です。

従量制もあり得ますが、500 MBで比較すれば約3倍になるので、まさに安物買いのなんと
やらです。地図情報はMB単位で消費します。
WEBサイトはbbs.arukikata.co.jpのPC版で2.22MBです。テキストだけなら20KB程。

他の会社もほぼ同じ料金で、現地ではあくまでサブで、外ではほとんど使わない
人、欧州など各地を転々とし、一々SIMを購入し設定するのは面倒だと思う人なら
使えるかも知れませんが、やはりかなり高いので、私は決して使おうとは思いません。

現地SIMなら、
ドイツで1G/10 EUR 3G/15 EUR、フランスもほとんど同じで、中には100GB/20 EUR
とかもあります。イタリアが2-4G/20 EUR、スペインも3-4G/15-20 EUR程度です。
明らかに安いのと、私は現地の通信事情も知りたいので、必ず店舗で買います
(客層も知りたい)。

海外でのSIM利用に長けている人なんて、そうやたらと周囲に居る訳がありません。
実はその情報に最も疎いのが、大手通信会社の市内店舗でしょう。目が国内だけ
なので、昔(最近はやっていない)SIMロックを外すために良く入っていた頃は、
担当者と話すと、”海外での使用”なんて全く想定外であることがわかったのでした。

一番早い方法は、自ら失敗を繰り返し学習することです。

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1件のコメント

  • 17/08/30 18:38

    自ら失敗を,

    いろいろ、書いていただきました。

    ただ・・・私のメカ・バカ頭では、上の文を読んでも、断片的にしか分からない状態です。
    理解するのに、まだまだ時間が掛かりますので、
    こんご、読み直して、理解したいと思います。

    そのあとは、どれかに決めたら、
    自ら失敗を覚悟で、トライしようか?、と思ってます。


    解説、ありがとうございます。

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    17/08/31 08:27

    SIMが使えるタブレットを勧めます

    Windows10という手もあり、SIMが使える機種も持っていて、その気になれば持ち出して
    使える(重さ的も)のですが、窓を外で使う気にはなれません。

    大体理解できました。要するに機械関係もですが、ネットワーク関係にはかなり疎いのですよね。
    複数機種を持っていれば、用途に応じて持ち替えれば良いのですが、何も持たないのなら、
    SIMの使えるタブレットをまず調達するのはいかがでしょうか。

    ただし、タブレットは外に持ち出すのは不便です。歩きながら(後を絶たない歩きスマホは
    ドイツのように法律で禁止すべきくらいで、絶対にしないように)でも使用可能な端末とは
    違い、最低限立ち止まり、きちんと使うには座っての使用が原則なので、街歩きには
    不向きです。ポケットには入らないので、そのための収納物が必須。そのために、出し入れも
    面倒だし、取り出すさいに、また使用中での落下の危険性が増します。鞄に入れていて、
    知らぬ間の破損もあります。実際、最近、気がついたら画面がひび割れ。ガラスの保護フィルム
    を付けていたし、落下もさせていないのに、機内か空港で何かにぶつかったのでしょう(機内
    で使って帰宅したあとに気がつきました)。機内動画鑑賞用にしか使わないし、他のものの
    あるので、放置しようかと思いましたが、すでに発売(開発)中止で、中古でも5万円、新品
    は10万円にまで跳ね上がっている機種だったので、3万円掛けて液晶交換しました。

    タブレットはPCの代用としては良いのですが、移動中には使いにくく、車内とか
    機内なら活躍の場がありますが、気をつければ、また多少邪魔になるものの、外での
    使用もなんとかできます。この点と使い易さでお勧めはiPadminiなのですが、無線LAN
    モデルは型落ちが安価で売られているものの、SIMモデルは高値です。なお、iPadは
    国内通信業者が出している機種でも、SIMロックは国内だけで、海外では関係ありません。
    海外SIMを(ほぼ)自由に付けられます。

    アンドロイドなら1万円台でも(秋葉原で売っている超怪しい所謂中華タブレット
    だけは止めましょう)、HUAWEIやASUSを中心にコストパフォーマンスに優れた機種が
    出ているし、紐付きにはなるものの、サポートや面倒な手間を考えたら先の楽天
    モバイルのようなところで年間契約で買うというもの一つの手です。

    一時期流行って、今後の主流になるかと思われたものがファブレット。
    簡単に言えば、タブレットとスマートフォンの中間で、基本は後者で、
    図体がでかい物。この分野の名器はExpedia Z Ultraだと思っていますが、
    これはすでに販売中止だし、国内ではAUモデルなので中古でも海外では使えません。
    海外製品(グローバルモデル)でも、今や中古だけでしょうね。中古購入は
    勧めません。

    海外製品なら豊富にあるのですが、国内向けは少なく、しかも安価なものは、
    www.yamada-denkiweb.com
    EveryPhone ACとかですが、この製品、メモリが2GBしかないように、明らかに
    ”安物”です・・・。

    やはり、Lenovo Phab 2 ProとかZenFone3 Ultraクラスが欲しいですね。
    通信業社が扱わない機種の特徴としてSIMロックの掛かっていないのは当然として、
    最近機種はSIMカードが二枚刺さることです。これは使ってみるとかなり便利で、
    国内なら一枚はデーター通信専用のMNVOのもので、もう一枚はドコモの通話専用
    SIM。海外でも通話は残し(緊急連絡用?)、海外SIMでデータ通信とかができます。
    楽天モバイルなら、HUAWEI Mate 9が相当するでしょう。これもnano SIMスロット×2
    なので、上記のような使い方が可能。

    国内で全く使ったことがないかたが、いきなり海外で使ってもまず使いこなせないし、
    下手すれば一日で使用量を使い切るかも知れません。ですから、国内で十分練習を
    積む事が必要なのです。この点で、何かの縁でしょうから、楽天モバイルで買う
    のも一つの手です。サポートが受けられます。

    失敗を積み重ねて成長するというのは正しいのですが、海外で失敗の連続では、
    恐らく立ち直れなくなります。失敗は国内で出し尽くしてから海外に遠征しましょう。

    まずはご自分の用途に合った製品を見つけることです。電子ブックなどを入れられる
    という点でもタブレットは優れもので、これは業務向き(営業、医療、販売)、高齢者
    向き(画面が大きい、PCよりも操作が簡単で、ユーザーの誤操作も再起動すればもとに
    戻る)と言えます。

    いきなり海外用SIMに走らず、まずは国内での通信から始める。
    言葉(最低限英語)に問題がなければ、現地SIM購入は楽なものです。
    それは後の話で良いでしょう。