トリノ「知ったかぶり」情報その5:イタリア語編その他 私のPCの壁紙はヴェナリーア宮殿の白の大広間なのです。我ながらシチリアじゃないのが変? 補足をまず書きます。 GTTの列車の切符なんて駅の自販機で直前に買えば十分ですよ。日帰りの場合は往復買ってしまいましょう。ローカル駅では自販機が故障していることもままあります。 ミラノは私はあまり好きではなくて、用がない限り素通りなので、情報を持っていません。食事ならナヴィリオ(ポルタ・ジェーノヴァ)周辺かフィエラ(メッセ)周辺に食べに行きます。 ここからが本題。 イタリアで一番使う言葉(単語)は、挨拶を除くと、vorreiヴォレイだと思います。これは動詞volere(~したい)の条件法一人称単数の形です。スペイン語でいうならquererの過去未来形querriaにあたります。なんでスペイン語って条件法を過去未来なんて呼ぶんでしょうね? desearの過去未来deseariaにあたるのはイタリア語ではdesiderareの条件法desidererei(一人称)なんですが、これは余り使われるのを聞きません。デジデレレイというのが長ったらしいからかな? ともかく、人に何かを頼むときには直説法より条件法(文法用語はその言語によってかなり違いますが)を使うのが常識人の語法なのは欧州言語に共通だと思います。 だから注文などするときにはVorrei~(名詞や動詞原型)と言えば良いでしょう。ここを複文にするとその後の動詞が接続法になって面倒なので避けたいものです。 少し前にleoxさんへのレスに書いたのですが、南イタリアならばスペイン語でもかなり分かってもらえる確率が高いのですが、北は肝心なところが通じないと思います。特にピエモンテはフランス語の方が通じるでしょうね。 ワインを頼むとき、グラスでもいいのですけど、4分の1リットルという注文の仕方も出来ますよ。例えばですが、メニューを見ながら、Vorrei provare questo vino bianco.(この白ワインを試してみたいのですけど)と言った後に量を聞かれるから、Un quarto, per favore.(4分の1リットルお願いします)と言えば良いでしょう。provareに代えてprendere(注文する)と言っても良いです。 イタリア語の発音はスペイン語とほぼ同じですが、日本語にないgliという子音の発音だけはウェブ上で確認しておいて下さい。 また何か気がついたらレスします。