Terの切符

こんにちは

sncfの自動券売機では乗り換えの複雑な､最短ルートでない切符は表示できませんので、通しで購入するのが希望なら、窓口で購入するしかないと思います。
Nancy駅はそれほど混まないと思いますが、夕方の方が混まないので、前日夕方、もしくは、行程が決まっているなら、さらに前に買っておくことを勧めます。

ネットでも希望されているルートの切符はNancy～（Metz経由）～Forbachまでなら出て、10.5eurosと出ます。
（途中で切ると、Nancy～Metzが7.3euros、Metz～Forbachが9.0eurosになるので、距離に対する料金の割安率が相当安く設定されるようです。）

Forbach～Sarrebruck (Saarbrücken)の区間はネットでは計算できないみたいです。
この間の距離はおよそ10km程度なので、通しで計算するシステムに含まれるなら上記10.5eurosに数ユーロ加えた料金ではないかと思います。（国境を越えるので加わる料金は割高かも知れません。）

通常、途中で下車してその町で観光する場合も、観光時間を加えた列車にして欲しいと窓口で言えば、そのような例えば3時間後のTer列車を選択して切符に印刷した切符を作ってくれます。
この場合も、料金は通しで計算してくれて、料金は切符の最下段に一カ所表示されます。

今回の場合は、Nancy～Metz、Metz～Forbachが路線が違う列車なので、何も申し出せずに通しの切符を買って､Nancy～Metzに乗り、その列車で車内検札があって､切符に時間の入った車掌のパンチが入っても、Metzで表示された列車より遅い列車に乗ってまた車内検札があっても、車掌は何も言わないと思います。

同一路線内で途中下車した場合、途中下車する旨の申告をして買わないと、車内検札があったあと途中下車して、その後乗車して再度車内検札にあったばあい、同一切符で目的地まで着いているはずなのに、まだ乗っているとなると不正なことが行われたんじゃないかと疑われて、説明する必要が出てきて、ちょっと面倒です。

同一路線の場合も、途中の町で観光する場合は、その町を観光すると言えば、列車は途中下車したあとの時間のものを印刷してくれて、通しの料金で切符を作ってくれます。

Terの切符は、その日ならば、原則どの列車に乗ってもいいので、本当は､列車の時間を書かなくても良いようなものですが、不正乗車をふせぐ手段としているのか、以前からこの方式です。

Metzの町は、黄色い石を使ったカテドラルと、ドイツ人の門というモニュメントがあります。どちらも駅から1kmほどありますが、この町は道幅は広いところが多いのですが､直角に交差しているところが少なくて、地図をうまく使わないと、意外と遠回りをしていたりするので、十分準備してください。
（ちなみに、Metzは仏語発音は「メッス」です。）

9月上旬頃までなら、ミラベル（mirabelle）というスモモの一種のタルト（タルトミラベル）がおいしいです。この果物は、飴色で、普通に食べるブドウの実ほど大きさです。中旬過ぎるともうタルトミラベルは売ってないかも知れません。


よい旅を