かなり無理があります わたくし今バカンス中で、出てくるつもりなど毛頭ありませんでしたが、どうしても見過ごせなくなり出て参りました。 ヨーロッパ中世の「首都」という概念は、近世以降のものと全く異なっていまして、基本的に宮廷は各地を移動し、そのときにいる場所が「首都」となる、というぐらいの観念しかありません。 たしかに西ゴート王国の政治行政の中心がトレドに置かれた時代はありますが、それはたかが560年から711年までの間です。現在手元にスペイン史の本がないためウィキに頼らざるを得ないので、それが正しいという前提の下での話ですが。 だいたい西ゴート王国なんぞ、たかがゲルマン人の部族国家の一つに過ぎません。イタリアで言えばランゴバルド王国と同じです。イタリアで、ランゴバルド王国の中心都市だったパヴィアを京都やら小京都やらに例えることなど誰もやりませんし思いつきもしません。 代表的な地方都市の一つである、それで十分ではございませんか。 以上で引っ込みますので、レスは不要です。
スペインの首都 と スペインの京都の証左 スペイン政府観光局発行公式ガイドブックの日本語訳トレド編のトレド市の歴史に下記の一文がございます。(同書は東京の観光局などで手に入るでしょう) 1519年カルロス5世の即位により、トレドは強大なスペイン帝国の首都として、世界で最も重要な街となります。 1561年にフェリペ2世が宮廷をマドリッドに移転すると、政治的な重要性は失いましたが、宗教、芸術、文化の面ではその後も中心的な役割を担い続けました。 これによりトレドがマドリに遷都されるまでスペインの首都であったことは疑いのない事実です。 スペインの前身の西ゴート王国の都だった時代を含め、スペインでマットも長く首都であり続けた街ハトレド以外にありません。 政治的には江戸の徳川幕府開府により政治的重要性をうしなったが、宗教、芸術、文化の面ではその後も中心的な役割を担い続けた点も京都とそっくりです。 まさにスペインの京都です。
訂正 スペインでマットも長く首都であり続けた街ハトレド以外にありません。⇒スペインで最も長く首都である続けた街はトレド以外にありません
トレドに徒歩で行ける場所の出身者とトレド談義をしてきました レスが遅くなりました。昨日はトレドに徒歩で行ける場所の出身者と真夜中過ぎまで長時間トレド談義をしていました。 トレドの諺や格言、あるいは言い伝えは「聞いたことがない」とのことで、99%実在しないと言えるかと。私的には別にトレドが嫌いなわけではなく、むしろその逆なので実在したら面白いとは思っています。 さて、あなたはこれまで「千年の都」と何回も断言してきましたが訂正はされないでしょうか? それからあなたの最近の定義によると「首都でなくても云々」ということですが、それだとトレドが唯一の京都にはならないのでは?もっともコルドバと並んでスペインの京都というのならば許容範囲なのでしょうか? それと「1561年にフェリペ2世が宮廷をマドリッドに移転すると、政治的な重要性は失いましたが、宗教、芸術、文化の面ではその後も中心的な役割を担い続けました。」という引用なのですが 「その後も中心的な役割を担い続けました」であって「その後も中心的な役割を担い続けています」ではないですよね? 私は今後はスペインの古都トレドと表現することにします、と書こうと思っていたらクレバーソースさんに先を越されました。