17/08/11 07:00

トレドの諺はどうやら実在しないらしい

MP3さん曰く「1964年の海外旅行自由化の頃からツアーもガイド本もトレドはアルハンブラと並んで看板でしたよ。」「マドリードはプラドだけで何もない」

ところがあなたが持ち出したスペインのガイド本、たとえば地球の歩き方*スペインを開いてみるとマドリード、バルセロナ、セビージャに多数のページが使われており、どこにも「マドリードはプラドだけで何もない」などという記述はありません。スペイン随一のはずですよね?あなたとガイドブックのどちらが正しいかと聞かれたら後者と答える方がほとんどではないかと。

また、MP3さん曰く「クラクフもポーランドの京都されていますが、街は小さいです。首都機能は全部ワルシャワに移ったのですから、小さいままで当たり前です。旧市街がトレドよりも小さいですが、欧州NO1の古都です。」

クラクフの人口は2009年時で76万人、2015年度の外国人観光客はポーランド全体の2600万人のうち一千万人です。旧都ともなればそれなりの人口増加となり、訪れる外国人観光客も京都のように多くなるものであるという私のコメントにぴったり一致しています。

ところがトレドは昨年の人口ですら8.45万人、しかもスペインを訪れる外国人観光客の99%が実際に行くことはないというのが現実です。

このように比較してみれば一目瞭然で「トレドはポーランドのクラクフや京都、そしてコルドバと異なり、小京都である」ことを如実に示していると考えるのが自然でありましょう。

そしてあなたがあの手この手で言い逃れをしてきた「スペインで一日しかなければトレドに行け」についても

スペインのNHKであるTV1とTV2もスペイン観光局も「スペインで一日しかなければトレドに行け」なんて言っておりません。トレドはスペインの街ですから日本の諸機関ではなく本家の意見に従うのが筋というものでしょう。

それからふと思ったのですが、MP3さんってマドリードをほとんど知らないのではないでしょうか。まあ、まさかとはおもいますが

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1件のコメント

  • 実存しますよ

    あなたが実存しないと言ってるだけで。
    日本のほとんどの世界遺産やガイド本、TV旅番組で諺や格言として紹介していますから、あなた一人がないと主張したところで無駄でしょう。

    スペインで1日 トレド で検索すると ある を肯定するコメントがごまんと載ってますのでユーザーは 諺、格言は間違いなくあると判断するでしょう。

    それがすべてです。

    「スペインにはない」 と主張したところで、「あら不思議ですねえ」で終わりです。

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    17/08/12 03:34

    トレドが小京都であることはその特異な歴史が重要なファクター

    MP3さんは「スペインで1日 トレド で検索すると ある を肯定するコメントがごまんと載ってます」と明言しました。

    それで私もぐぐってみたところ、いずれも「といわれる」、「といわれている」といった類の引用フレーズでしかなく「実在する」と主張しているのはあなただけです。


    引用者さんたちも「あるを肯定している」などと決めつけられたら迷惑ではないかと。

    また、MP3さんはNHKは放送内容に関して厳密にチェックしている旨のコメントをしました。ところがNHK放送ガイドライン2015追補に「厳密なはずのチェック機能が働いていない実態」が示されています。

    社会的な影響のないトレドの言い伝えのような些末なことにメディアが厳密なチェックなどするはずがないのですよ。

    さて、本題の「トレドが小京都であることはその特異な歴史が重要なファクター」ということに関して

    Wikipediaのトレドに

    「トレド征服以降、カスティーリャ王国やスペイン王国は定まった首都を持たず、トレドは一時的な宮廷の所在地であった。1561年、フェリペ2世がトレドからマドリードに宮廷を移すと、マドリードが首都として確定し、トレドはゆるやかに衰退を始め、現在に至っている。」


    と「トレドは千年の都」ではなくトレド征服以降は「一時的な宮廷の所在地であった」と記述してあります。

    そういう特異な歴史であったからこそ私も指摘してきたトレドの現在があるわけです。「トレドは一時的な宮廷の所在地で」あって確定された首都ではなかったのですからそれなりの人口が集中することも京都やコルドバのような繁栄もなかったのも無理もありません。

    だからといってトレドの価値が下がるわけではなく、むしろそのような不利な歴史的な背景があるにも関わらず魅力のある小京都なのであり、根強いファンがいるのですよ。

    その証拠にトレドの印象を「まるで京都のように素晴らしかった」などとコメントしている日本人はまずいないでしょう。私がぐぐったところ出てきたのは「トレドは鎌倉のようなところ」というごくまともな感想でした。

    京都に行ったことのないひとならともかく(いまどきそういうひとも珍しいでしょうが)、トレドを鎌倉と比較するのは至って自然なことかと。