17/08/08 19:04

「トレドというのは諺になっているほどのお約束ごと」なのでしょうか?

MP3さんと言えばこの掲示板の常連さんの中でも旅の上級者で在住者よりもスペインに詳しいとお見受けしております。

しかしながらこの件に関しては異論を述べさせていただきます。まず、スペインの諺で有名なのは「セビージャを見ずして素晴らしいということなかれ」や「グラナダを見なければ何も見たことにならない」(いずれも私の試訳)ですが、残念ながらトレドに関しては有名な諺は見当たりません。もし、スペインの諺ということであれば原文を示していただけると幸いです。

で、ここからは個人的な想像なのですがMP3さんが使われているトレドの諺の出どころは業界関係者がトレドのプロモーション用に創作した名コピーなのではないかと。

その根拠はトレドは名前は知られているスペインの小京都ですが、観光データーが数値的に示しているように外国人観光客がほとんと訪れていません。

小さな小高い丘を取り囲んで造成されたトレドは京都とは異なり物理的に多数の観光客を受け入れるキャパもありませんし、千年の首都といっても京都どころかコルドバのように栄えたという歴史的な事実もないという事情もあるのでしょう。

首都として栄えるにはそれなりの人口の集中が必要ですがトレドは最盛期でもせいぜい三万人という規模で首都ということから想像される繁栄とは異質の歴史であったと言えるのではないかと。

また、実際にトレドを何回か歩いた経験からもあの小さな街が京都のように混雑して歩くのが大変であったという記憶がありません。閑散としていることも多く、私的にはむしろ中世の静かな街並みを散策するのにおススメです。

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1件のコメント

  • 約束ごとといってもさしつかえないほどスペイン一の必訪地だと思います

    >MP3さんと言えばこの掲示板の常連さんの中でも旅の上級者で在住者よりもスペインに詳しいとお見受けして
    おります。

    とんでもありません。私はヨーロッパ全体には詳しいと思いますが、スペインはあなたら、ここの専門家ほど詳しくありません。
    ただ、専門家というのは専門〇〇になりがちで、ヨーロッパ全体から見て、それほど価値がないと思われる所を偏愛、勧めがちで、それを平均的日本人旅行者の可能旅行日数(1週間前後)を基に修正させていただいています。
    それに基づきますと、マドリは行きか帰りに1泊はするでしょうから、泊まりだけで夕方から夜にバルめぐりするていど。
    観光はスルーでもいいと思っています。美術好きならプラド半日を+するていど。
    絶対に欠かせないのはトレド、セゴビア、コルドバ、グラナダ、白い村一つ、バルセロナくらいでしょうか。
    バルセロナはやや日にちをかけ過ぎで、スペインの核である、カスティーリャと他欧州諸国と全く異なるアラブの文化と雰囲気を今も残すアンダルシアをメインとすべきでしょう。
    セビーリャも以上の街優先ならフラメンコの本場として入れてもいいと思います。

    トレドは古くは、スペインの前身の西ゴート王国の都として長い歴史を持ち、イスラム支配で都がコルドバなどに移った時期を除きマドリードに宮廷が移されるまで宮廷が置かれた事実上のスペインの都であり、スペインで1日しかなければ、迷わずトレドに行け!という諺、格言は何の疑問もないでしょう。

    諺、格言は「といわれている」という類の概念です。スペイン人に代々言い伝えらえるものですから、原文など存在しないでしょう。

    何より、スペインで1日 トレド などで検索すると膨大な件数の「1日しかスペインにいられなければ、迷わずトレドに行け!」に類するものが見つかります。
    グラナダやセビーリャのそれもあるのかも知れませんが、誰も、あるいはほとんど知らないのが現実ではありませんか?

    実際にこの掲示板でもトレドの夕景夜景中心に帰国後の絶賛コメント数は他を圧します。
    中世までの都ですから小さいのは当たり前です。
    ポーランドのクラクフの旧市街はトレドよりも狭いですが、欧州でたった3カ所登録されたこれだけは後世に残したい世界遺産第1号ですよ。欧州の街(旧市街)では1か所だけです。
    古い街としてはヨーロッパ一の街と言っても過言ではないわけで、街の魅力と街の大きさは関係ありません。観光客の多さも。小さな町だから宿も収容力も小さいです。マドリからの日帰りのほうが多いかも。

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    17/08/09 21:44

    スペイン一の必訪地だと思います

    スペインでおススメの訪問地のひとつであることには賛成いたします。また、当掲示板で過去に首都に関する激しいやり取りがあったようですし、歴史の専門家でもないのでトレドの首都の歴史にこれ以上言及するのは控えさせていただきます。

    ただひとつだけコメントさせていただきたいのはNHKや大使館の記述を弁明に使われたのは後に墓穴を掘ることになるのではないかと心配いたします。仮にどなたかがMP3さんと日本に関して議論となったとします。相手の方は在日スペイン大使館など他国の大使館や他国の放送局を根拠に都合よく利用することがあったとしても認めざるを得なくなります。

    ところで私は以前に述べましたようにスペイン在住というだけで専門家でもなんでもありません。

    さて、トレドの諺の件、スペインで一日、トレドとスペイン語で検索してもそれらしきものは出てこないのです。確かに日本語で同じことを検索するとたくさん出てきますが、まさに日本の誰かが発明したコピーの名作ではないかという私の推測を裏付けるような結果になっています。だって日本語で検索しないと出てこないのですから。

    MP3さんはこれまでスペインの諺と何回も書かれているのですが、今回は「諺、格言は「といわれている」という類の概念」と修正されていますね。諺であれ格言であれ、それほど有名なフレーズであればスペイン語で検索して出てこないはずがありません。そもそもトレド観光局がまっさきに引用するのではないかと。

    「実際にこの掲示板でもトレドの夕景夜景中心に帰国後の絶賛コメント数は他を圧します。」数値的に%でどのくらい他を圧倒しているのでしょうか?

    「街の魅力と街の大きさは関係ありません。観光客の多さも。小さな町だから宿も収容力も小さいです。マドリからの日帰りのほうが多いかも。」

    しかしながら観光地の人気度は数値で計れます。トレドの観光データには宿泊客、日帰り客の数値が出ています。スペインの外国人観光客は年間7千万人以上、トレドは100歩譲って70万人以下です。つまり、100人に一人、100人のうち99人がトレドに行くことはない、ということになります。

    そういう知る人ぞ知る魅力的な街だからこそMP3さんも必訪と勧めるのではないかと。まさに旅の達人の面目躍如です。
    コスタデルソルでジブラルタルのような地元のひとでもショッピングにしか行かないような場所を勧めるのもMP3さんらしいなあと感心しております。