悪あがき、・・・(3)、私の性格で、 私は、渡したのは10ドル紙幣だと、自信があった。 ここまで、相手がワルだと私も「カッ」となってしまった。 おぼつかない言語で、どなった。 「ふざけるな、警察を呼べ!」 強くも無いのに、私の変な正義感を逆なでされると、私も見境が無くなる。 相手に、掴みかからんばかりの勢いで、怒鳴りまくった。 このあと、運転手も状況を察したのか、もういい分かった、という。 私は車を降りたが、私の旅の相棒には、車を降りないように言った。 そして2人の荷物をトランクから降ろしたあと、相棒に降りてもらった。 腹いせに、荷物を載せたまま、車を出されては、困るから。 このようにして、私の被害は、10ドルー実際の運賃、ということで、 大したことは無かったけれど、やっぱり騙された、という気持ちは変わらない。 車を降りた後も、私の腹の虫は治まらず、後悔していた。 私の気持ちとしては、荷物を降ろした後、 運転手を引きずり出して、彼のポケットから、 私の渡した10ドル札を、引っぱり出した方が良かったかなー? と、煮え切らない気持ちだった。 私は喧嘩っ早いから、そのうちケガするから争うのはヤメテ!と、 いつも家内に諭されるけど、なかなか、性格は治りません。 悪いことしてるわけじゃないから、 時々は私の変な正義感を振り回しても、イイじゃないかと、 いい歳の老人になった今も、そう思っている。 ・・・あーあ、性格って治らないないなー!!!