絶景ドロミテも行くモデルコース

パスでなく、その都度きっぷのほうの金額が安い場合はきっぷでいいのですが、やはり早割と同様、列車の乗り間違い、乗り過ごしは不正乗車として罰金の可能性があります。

日本と違って欧州は乗り越し精算という概念がなく、有効なきっぷを所持してないと不正乗車と見なされます。

これも日本では駅での出入りに改札というチェックがありますが、欧州には山手線のような通勤電車区間を除いて改札がなく、誰でもノーチェックで列車に乗れるからです。つまりチェックは車内検札だけなので、東京から小田原のきっぷで、うっかりして降り忘れ、小田原を過ぎてからの検札があったら新幹線でも普通列車でもアウトです。

もう一つ、欧州の駅窓口は込んでいることも多く30分～1時間待つことも。これが毎回のようだと、ロス時間の合計は3週間の旅だと膨大な時間に。券売機も慣れないとまごついて、時間だけが過ぎます。

海外での時間はとても貴重なのでタイム・イズ・マネーで行くと１～2万円の価値はあるでしょう。

だから、普通きっぷの合計より、１～2万高くても、乗車ミスによる罰金を取られる恐れがないこともあり、パスにする方はする方は旅上手には多いわけです。

安い運賃だけ書いてる方は、無駄な待ち時間を全く考慮していないわけです。

安い早割料金だけ書いてる方は乗れない場合、紙くずになることを書いていません。

早割列車に乗れない場合なんて毎日のようにあります。事故、スト、気象、体調などで。

観光予定が遅れで、朝の早割列車でなく、午後か夕方の列車にしたくてもできません。
したら、高い普通運賃で2重払いに。

あなただけでなく多くの方が願う自由な旅が全くできなくなるので早割は安かろう悪かろうの典型だと思います。

ミラノ～ローマ間は東京～大阪間と同じ距離です。
途中、ベネチアに寄ると840㎞と東京～三原（広島県）ほどの距離になりますが、2週間なら1日60㎞の移動でいいので普

通列車で1時間以下。実際はJRの快速、新快速のように早い伊の快速が沢山走っているので、２～3週間もある方は予約の要る高速列車、特急などほとんど乗らなくてもいいわけです。ローマ～シチリアなどの長距離を除いて。

コースとしてはミラノ・インでヴェローナ～ボルツアーノ（ドロミテ観光）～コルティナ～ベネチア～フェラーラ経由ラ
ヴェンナ～サンマリノ～ボローニャ～ルッカ経由ピサ～チンクエテッレ～ピサ～フィレンツェ～サンジミニャーノ～シエ
ナ～フィレンツェ～ペルージア～アッシジ～ローマ。アウトがいいかも。ここまでほぼ予約不要です。
パス利用の場合は移動は8日しかできないので一部カットせざるを得ませんが。普通乗車券＋バス利用なら移動日が9日以上でも関係ありません。

3週間ならナポリとシチリア往復も。