Re^4: 70代の両親と行って来ました 5

5日目。
ホテルを9時ごろチェックアウトし、タクシーを呼んでもらって駅まで移動。
駅の荷物預かりにキャリーケースを預けて、中央市場まで徒歩10分。
フィレンツェで1番大きな市場で、野菜や肉、オリーブオイルなどの加工品から、衣料や服飾雑貨までお土産になりそうな物が一杯あるので、ここでいろいろ買い込むことにしました。
一周してみてから長女に電話して、ヴェネツィアでも買える物と、ここで買ったほうがいいものを教えてもらい、いざ買い物へ。
ここで生ハム、オリーブオイル、バルサミコ酢、パルミジャーノチーズ、ポルチーニ茸などをまとめ買い。

昼食は、市場近くの「トラットリア・マリオ」で。地元の人でごったがえす人気店なだけあって、12:10に入店しましたが既にテーブルは一つしか空いていませんでした。あらかじめ予習したとおりに注文しましたが、トスカーナ地方の名物、ビステッカ・フィオレンティーナ(骨付き牛のステーキ、巨大!)と赤ワインも頼みましたよ。大きな肉の塊を4人で分け合って食べましたが、残念ながら完食できませんでした。でもおいしかったです!

ゆっくり駅に戻って荷物を受け取り、いよいよユーロスターでヴェネツィアに向います。ヴェネツィアの駅では長女が待っていてくれるはず。ユーロスターでの旅を両親は楽しんでくれたと思います。

2時間半の旅の末、列車は本土とヴェネツィアの島を結ぶ橋を渡り、ついにヴェネツィアに到着。ホームを歩く長女と車内でばっちり目が合って、あっという間に再会できました。
「おばあちゃん、よく来たね~」母と長女は、ひしと抱き合ってました!

まだ外が明るいうちにホテルに入ろうということで、水上バスに乗ってグランドカナルをのんびり見物。百聞は一見にしかず。実際に見てヴェネツィアというところを理解した両親でした。

ホテルはサンマルコ広場からちょっと奥に入ったまたまた隠れ家的な宿「ロカンダ・オルセオロ」。ここも看板はありません。部屋が3階でエレベーターがなかったのがちょっとおしいけど、それ以外はとても素敵な宿でした。両親の部屋からは小運河が見下ろせて、時々ゴンドラが通ります。静かでやさしい空気のホテルでした。

長女も一緒にチェックインしたので、ホテルのスタッフは長女にイタリア語で部屋のファシリティーの説明を。娘のイタリア語はかなり上達していて、普通に会話できていました。(多分)

休憩のあと、夕食に出発。学校の勉強で忙しく、全然下見できなかったと言っていましたが、入ったお店はなかなかいい感じでした。イカ墨スパゲティや魚のフライもたっぷり食べました。

そしてホテルに帰って就寝。
寒いけど湿度があるので、今までの街よりずっと過ごしやすかったです。(続く)

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1件のコメント

  • Re^5: 70代の両親と行って来ました 6

    6日目。
    やっぱり今日も寒いです。
    午前中は長女の音楽院のレッスンがはいっていたので、私だけ音楽院まで外出、他の3人はホテルで待機ということになっていました。音楽院の近くで長女と待ち合わせてレッスンに行ったのですが、先生がなかなか来ない。電話してみても通じないので、私は一旦ホテルに帰り、とりあえず近場を観光しながら長女の連絡を待つことにしました。
    しかしホテルに戻ってものの5分も経たないうちに、長女から電話。「どうも来ないようだから、私もそっちに行く」とのこと。こういうことって、イタリアでは普通なんです。。。

    そこで一緒にサンマルコ寺院を見学しました。両親は初日にバチカンを見たので、あまり感激しなかったみたい。そうなんですよね。最初にあれを見てしまうとね。。。
    それからリアルト橋付近を歩いていたら、先生から長女に電話。レッスンは4時からになったので、一緒に昼食を食べて買い物しながらホテルに帰りました。

    夕方娘のレッスンに私と次女が同行し、その間は両親はホテルで休憩。
    レッスンはとても内容のあるもの(だったと感じた)だし、先生も誠実そうな方でした。
    ちゃんとご挨拶できて、これで安心しました。

    夕食は買ってきたパンとサラダ、お惣菜をホテルの部屋で。
    時々胃を休めないとね。
    そして、20:30からサン・ヴィダール教会でヴェネツィア室内合奏団のコンサート。
    http://www.interpretiveneziani.com/

    これは前回来た時に行けなかったコンサートだったのですが、母親も楽しみにしていました。弦楽合奏でヴィヴァルディの「四季」とバッハのコンチェルトなどをやりました。観光客で満員、予備の椅子まで出ていました。教会でのコンサートなので寒いかもと心配していましたが、それほどでもありませんでした。
    演奏のほうは、自由奔放な生き生きとしたヴィヴァルディでした。

    終わったのは22:30ごろ。ホテルまで歩いて帰りました。(続く)

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    Re^6: 70代の両親と行って来ました 7

    7日目。
    朝長女が迎えに来る前に、「もうひとつだけヴェネツィアで行きたいところとかある?」と聞いてみたら「ゴンドラに乗りたい」という答え。昨日は寒すぎて乗らなかったのです。そこで荷物をホテルに預けて4人でゴンドラに乗りました。最初100ユーロというから「高い!」と言って帰るフリをしたら、別のゴンドラ漕ぎが「80でどう?」と言ってきました。想定の範囲内だったので交渉成立。時間があればもっと粘ったんだけど。。。

    45分の旅を終えた頃、長女から電話。次女だけ連れて行きたい店があるとのこと。そこで次女に携帯を持たせ、昨日行ったリアルト橋まで一人で行き、反対方向から来る長女と落ち合うことにしました。私達3人は水上バスでゆっくり移動です。

    今回はレンタル携帯を持って行きました。緊急用に、と思っていたのですが、実際は長女との連絡に非常に便利でした。待ち合わせをする時など、携帯があるとやはり安心感が違いますね。

    さて水上バスで40分かけて娘達との待ち合わせ場所(ローマ広場のバスターミナル)まで行き、5分ほど待って無事に再会。リアルト橋での待ち合わせはばっちりだったそうです。

    バスターミナルにある大きなスーパーでイタリア最後のお土産の買出しを。パスタやコーヒー、チョコレートやヴェネツィア特産のプロセッコ、インスタント・リゾット等々。両親がお土産のリストを大量に書いていたので、「相手から旅行のお土産をもらったことのある人だけにしたら?」と言ってだいぶ削りました。それでもすごい荷物。どうやって持って帰ろう。。。

    バスに乗って長女の家に向いました。
    乗ること30分。静かな住宅街です。
    バス停から5分ちょっと歩いて長女のアパートに着きました。
    早速長女の持っている大型スーツケースを出してきて、私達の荷物をそちらに詰め替え、空いたキャリーケースに両親のお土産を詰めました。これを成田から宅急便で送れば大丈夫。ああよかった。

    長女手作りの昼食と夕食をゆっくり味わって、夜9時過ぎにようやく近くのホテルに移動しました。
    あとは明日の朝、寝坊しないで頼んだタクシーに乗ればOK。なんとか無事に帰れそうです。(続く)