Re: 70代の両親と行って来ました 2

さて、2日目。ローマ観光はこの日しかありません。
両親はよく寝られたと言っていましたが、ホテルを一歩出たら、結構外は寒い。二人のコート(ペラペラのスプリングコート)ではちょっと寒いかなと思いましたが、聞くと「大丈夫」という返事。まあ素直に寒いとは言わないよね。歩く時間を減らして観光することを決め、まずスペイン階段へ。

スペイン階段の上の教会も、下の広場も工事中。塀で囲まれてたり、工事のトラックが並んでいたりして、狭苦しい感じ。母親は「これが?」と拍子抜けしてました。

それからアメックスでトラベラーズチェックを現金に換金。手数料がいらないから、これは最もお得な両替方法だと思い、成田での両替は現金を最小限にして、残りはすべてTCにしておきました。ホテルをスペイン広場近くにしていて良かったです。

そしてトレヴィの泉までゆっくり歩いて15分くらい。スペイン階段が工事中の分、こちらはすごい人出でした。写真を撮るにも大騒ぎ。うるさいシャボン玉売りに父親がキレかかっていました。笑

朝ゆっくり起きたので、ここでもうお昼。
いくつか見比べた末、イタリア人客のいたバール(喫茶店)に入り、ピザを食べました。これは安くておいしかった。

それから少し歩いて、クリナーレ宮殿前から目的の2階建て観光バス110 Openに乗りました。おなじみの観光コースを周るバスで、1日券を買うと何回でも好きな場所で乗り降りできるという便利なバス。
http://www.trambusopen.com/index.cfm?area=home

やっぱり上から見てみたいということで、みんなで2階席に上がり、眺めを楽しみました。「降りたいところがあったら言ってね!」と言って乗りましたが、やっぱり歩き疲れたのか、「降りる」というコールはありません。上から見るだけでも充分なんだな、ということでコロッセオなども外観を見るだけにして、ヴァチカンのサンピエトロ大聖堂で降りました。

ここはみんな大感激していました。厳しいセキュリティーチェックにも驚いていましたが、なんといっても中の荘厳な雰囲気に感動したようでした。

ゆっくり1時間くらい見学して、降りたところからバスに再度乗り、テルミニ駅(終点)まで行って下車。ここはローマのターミナル駅なので、ビル内にお店もたくさんあります。何か買いたいものがあるかと思って地下の専門店街を歩いたのですが、疲れていて買い物する気はなさそうだったので、スーパーで水やデザートなどを買い、タクシーでホテルに帰りました。午後5時ごろ。

ホテルで休憩したあと食事に行こうと思ったのですが、レストランへの予約の電話に誰も出ない。。。皆疲れていて、あまり遠くまで歩きたくなさそうだったので、ホテルの1階のトラットリアで食事をすることに決定。結構おいしかったけど、ただ一つボンゴレ・スパゲティだけがやけに塩からかった。味を聞かれたので正直にそう言ったら、作り直してくれたけど、やっぱりしょっぱかった。他はおいしかったんですけどね。ホテルの部屋でさっき駅のスーパーで買ったヨーグルトを口直しに食べて、休みました。

そうそう、ここのホテル、まだ改装工事中だったらしく、私達の部屋と両親の部屋が別の階だったのです。そんなに部屋数の多くないホテルなんですが、フロントに行くエレベーターと我々の部屋の行き来に使うエレベーターは違うし、迷子になりそうでした。同じ料金なのに、両親の部屋のテレビはプラズマだったのを喜んでいました。

ローマはそんな1日でした。(続く)

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2件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    06/03/22 14:50

    Re^2: 70代の両親と行って来ました 2/次号以下も楽しみにしております!

    ひだまりさん、お帰りなさいませ。
    ご質問されていたときから、横からちょこちょこ拝見させていただいておりました。

    とても読みやすいレポート、楽しく拝読させていただいております。
    ご両親さまの壮行会のご様子など、微笑ましくて、でも、私までもらい泣き(?!)してしまうところでした。
    なにぶんにも、私は両親とも、既に見送っておりますので。

    親孝行できるひだまりさんは、本当にお幸せです。

    イタリアは私には未踏の地。
    夫の退職後あたりに行くころには、ちょうど今のご両親さまとおっつかっつの年齢になっているころかと。そういう点でも、これからの旅行記、参考にさせていただくべく、楽しみにいたしております。

    お疲れがでませんように、でも、次号以下も、期待いたしております!

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    Clioさん、お久しぶりです。

    実は結構疲れました。笑
    時差ボケもいつもよりきつくて、3日ほどかかりました。
    でも両親は元気一杯です。

    次はウィーンに行きたいなあ、と思っています。
    これからもよろしくお願いします。

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  • Re^2: 70代の両親と行って来ました 3

    3日目。
    ローマのホテルに朝8時に世界遺産バスツアーのバスが迎えにきました。
    http://www.kwas.co.jp/sightseeing.html#europe

    8人乗りのミニバスで、しかも乗客は我々4人だけの貸し切り状態。
    日本人のガイドさんが親切で、両親の素朴な疑問に何でも丁寧に答えてくれて、大感謝。

    車中では、高速道路のことやイタリア人の運転上手、電気事情、気候のこと、食事のこと、老人の健康についてなど、本当に何でも話してくれました。お陰で私はちょっとのんびり。
    ところが、次女がドライバーの荒い運転に酔ってしまい、ちょっと元気がありません。

    1つ目のオルヴィエートで素晴らしいドゥオーモ(大聖堂)を鑑賞し、白ワインを購入、2つ目のモンテプルチャーノではキャンティ(ワイナリー)で昼食。生ハムとチーズがすっごくおいしかった。ここでは特産の赤ワインを購入。

    3つ目のアレッツォでは映画「ライフ・イズ・ビューティフル」の撮影場所を歩きましたが、とにかく風が冷たくて立っていられないほど。予約していたサン・フランチェスコ教会の「聖十字架の伝説」を鑑賞した後はお店に入って小物を買い、あとはバールで温かいお茶を飲んでバスに乗りました。

    フィレンツェには予定より早く到着。いいお天気だったので、ミケランジェロ広場に寄り道してくれて、しばし撮影タイム。翌日タクシーで来るつもりだったので、とても助かりましたが、ここでもすごい風でした。

    バスはその後ホテルまで送ってくれました。ホテルは「レレ・カヴァルカンティ」。小さな隠れ家的な貸し部屋で、建物の入り口に看板がありません。素敵なキッチンルームがあり、いつでも好きな時に食事をしたりお茶を飲んだりできます。我々の部屋はこのキッチンルームと隣あわせだったので、便利に使いました。部屋は広くてきれい。お風呂もぴかぴかでした。そして良かったのは立地の良さ。有名な観光地がすべて徒歩圏内なので、途中でトイレに帰れるくらい便利でした。

    夕食は、駅そばのスーパーで買ってきたサラダやハムと、持って行ったパックご飯を温めて、キッチンルームで久しぶりに「ご飯」を食べました。(続く)

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    Re^3: 70代の両親と行って来ました 4

    4日目。
    朝ヴェネツィアに留学中の長女から電話。「今朝ヴェネツィアでは雪が降ったよ。絶対にコートを買ってあげたほうがいいから。○○に行けばおじいちゃんたちに合うコートがあるはずだから、行ってみて」とのこと。そこで9:00に予約していたウフィッツィ美術館(ここはホテルから徒歩2分)が終わってから、共和国広場のリナシェンテに行きました。

    ありました。ダウンの入った暖かそうなコート。でも細身なので母は前を閉められない。幅を合わせると袖や丈が長すぎる。ということで、私のコートを母に着せて、私が1枚買いました。父親にもちょうどいいコートがあったので、無事に購入。どちらも半額でした~!同時にTax Refundの書類も作ってもらいました。
    そして市場で暖かそうな帽子も買ってあげました。これでもう安心!

    ヴェッキオ橋を歩き、写真を撮影したりお店を覗いたり。でもあまり買う気はなさそう。
    そこで昼食に。イタリア人で一杯の、セルフサービスレストランで好きな料理を指差して注文。結構おいしかったです。

    さて料理の注文なんですが、ここのお店のように料理の実物を見ても、メニューを読んであげても、イタリアンレストランに慣れてない両親にはどんな料理なのかさっぱり分からない。それで私が適当に頼んであげることになるのですが、料理の味より文句を言っていたのがナイフとフォーク。箸も持っていったのですが、お店で食べる時は周りを気にして無理してナイフを使おうとする父親。でも思うように使えないようで、自分にいらついていました。まあ段々慣れて上手になってきたんですけどね。

    コートがあっても風がすごく冷たくて、太陽の光にチラチラ雪の粒が舞っている寒さだったので、早々にホテルに戻り、休憩しました。父親は毎日必ず夕方にベッドで一眠りしていました。

    夕食は、シニョーリア広場近くの中華料理屋に行くことに決定。さっき帰ってくるときに下見しておいたお店に電話をしてから出向きました。う~ん。もう一度食べたいとは思わないけど、あの時はおいしく感じたなあ。両親もおいしそうにラーメンやチャーハンをお箸で食べていました。父親は紹興酒を熱燗で飲んでいましたよ。

    さて、次女の話が出てきませんが、彼女はすばらしいアシスタントぶりを発揮しました。さすが看護師志望、どんな時にも冷静に優しく、両親をサポートしていました。
    しかも結構本人も楽しんでいました。連れてきて良かった、と思いました。(続く)