17/06/17 08:01

政治家でそれを言わないのがおかしい

国民の税金をふんだんに使って大名旅行をしている
国会議員(地方はもっと酷く、何代か前の巨大都市
首長なんてそのさいたるもの)が知らないはずはないのですが。

東京五輪(これ自体が日本の自主性のなさの象徴)に向けて、
飲食店禁煙が議論されています、塩崎さんひとりが頑張って
いるだけで、他の閣僚や国会議員からの援護はほとんど
聞かれません。それとて、かなり軟弱な案なのに、それすら
骨抜きにされようとしている。

先進国を謳うG7の中ではダントツの最後尾で、飲食店喫煙野放し。
アジアに目を向けても、アジアの盟主を自認したいくせに、
隣国にも大きく遅れている。先進国(を自認)する国で、
飲食店禁煙を定めていない国はあるのか。何かと言えば世界基準を
主張する政治家は、ご都合主義で良いのか。売り上げが落ちると言うが、
米国での調査結果では逆に伸びている。これは、外食でたばこの害に
晒されることを嫌う人間が、外で食べるようになったため。
以前、米国で知り合った日本人のかたが言っていたこと。「米国は
食べ物は美味しくないが、たばこを気にせず店に入れるから良いですね。
日本では外食する気になれないので」と意見が一致して嬉しかった
記憶があります。

日本では、東京はまだましだが、地方では全面禁煙の店なんかほとんどなく、
分煙すらありません。精々、ランチタイムだけとか。これがアジアや欧米に
行けば、全面禁煙が当たり前なので、躊躇せずに外で食べられます。

ここの衰退の要因のひとつが仲間募集に浸食されてしまったことですが、
そのなかで、今はブームもあり台湾食事仲間が多いのですが、
香港を含め、”タバコは吸いませんが、節度を持って
吸われる方なら・・”とか凄く多いなあと思います。
しかし、台湾はすでに飲食店禁煙、ホテル禁煙が施行され
かなり経っています。誰も吸いません。欧州もしかりです。

会員になっているホテルチェーンでは、個人情報に禁煙を入れて
いるので、喫煙・禁煙の区別のない宿では、以前は念のため禁煙希望
(というか絶対)を入れていましたが、最近は欧州先進国では禁煙が
当たり前になっているので、何も記入することはなくなりました。

バスルームに関しては、最近はカーテンを使わない部屋が増えてきて
いるので、むしろ日本のビジネスホテルに泊まると、カーテンの存在を
実感します。臭いの原因はカビですので、塩素系漂白剤を使わざるを得ない。
当然、色のついた繊維は使えないし、安物のビニールでは効果が出ない。
これも新しい宿ではカーテンを使わなくなっている理由でしょう。

部屋を替えてもらうことは良くありますが、ホテル全面禁煙になった
ばかりの台北で、新しい宿だったのにタバコくさい部屋がありました。
防臭をするので、しばらく待ってくれと言われ、そのうち従業員が
オゾン発生装置を持ってやってきました。しかし、なんと彼女は
オゾン発生装置を運転させながら平気で部屋にいる。「オゾンは
危険なので部屋にいたらダメですよ」と注意しました。彼女は
危険性を知らなかった(知らされていなかった)ようです。
日本では、喫煙部屋を事前に除臭処理して禁煙部屋として使うことが
あるのですが、その場合は、染みついているのがゆっくり出てきます。

香港に話を戻すと、古い宿はかび臭いことが多かったような気がします。
最近香港に泊まる機会が激減したのと(在住者には申し訳ないが、
大陸化が進み過ぎて、その嫌な面が目立つし、面白さがなくなって
しまった)、古い宿がどんどんなくなってきているので、過去の
記憶がほとんどなのですが、なくなる直前まで定宿だった凱悅酒店は
狭い、かび臭いと揃っていました。窓をあければ向かいの重慶大厦の
窓が見え、香港スタイル?(上半身裸)の親父がうごめいていたり。
ここまで狭くできるのかというバスタブにカーテンだったような気がします。

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