17/06/12 18:49

では予防線を

必ず、鉄道パスが有効か否かが問題となります。
大昔なら、そう言っておけば済んだのかも
知れませんが、時代は確実に変化しています。

その時代しか知らない人にとっては、高速鉄道の
普及と早期購入割引、LCCがFSCを駆逐しようとしていて、
今、浮沈の鍵を他人に握られている(自社再生はもはや
不可能)アリタリアなども、今回の破綻はその影響を
確実に受けていること、従来、長距離バスがほとんど
なかった国でも規制緩和により、格安のバスが普及し、
爆発的に客を獲得しているなどは、理解できないの
も仕方ないことです。

要するに、移動の選択肢は複数あることが多いのです。

パスに関しては、その利点と欠点を良く学ぶべきなのですが、
これをきちんと理解するには、他の交通手段の存在と料金体系、
割引システムを知る必要があります。しかし、現地での移動経験が
ないと、恐らく真の理解は難しいと思います。大学生なら、参考書だけ
では、理解が難しいことは経験しているはず。学問が一朝一夕には
成し遂げ慣れないようなものと本質的には変わりません。

それでも、一度、これに目を通すのは価値あるこだと確信します。
www.seat61.com
A guide to European railpasses
How to use a Eurail pass

特に読んで欲しいのが、
Eurail pass versus point-to-point tickets - read this before buying a pass!
How to use a Eurail pass - how passes work & when you need reservations
How to make reservations to go with your pass
Other useful passes - Swiss Pass, Germany, Spain & Balkan passes.
Country-by-country Eurail trains & reservation fees guide: Which trains does Eurail cover in each country, when are reservations needed & how much are they?

後は、宿の予約で、これも古~いガイドブックには、
「現地のインフォメーションで探すのが常套手段」とか
「飛び込みで交渉」とかありますが、実際には、本の価値が
なくなっているので、売られていることはまずないと思います。
その代わり、21世紀でもそれを主張する人は生息しているのは事実。
また、21世紀では、宿も決めずに放浪できるって、実は凄く贅沢な
なこと(きちんと早めに計画し、その通りに行動すればかなり
経費削減できる)なので、金銭的にも時間的にも余裕があるのなら、
やっても構わないでしょう。しかし、現役大学生ではまず無理でしょう。
学業が本分ですので。

昔は、精々FAXで予約を入れることくらいしかできなかったのが、
今や個人経営や格安宿でもオンラインでの予約が可能です。
宿側も座していつ来るかわからない客を待つよりも、なんらかの
方法で情報を発信し、宿の良さを訴えて主体的に選んでくれる
客を求めます。ですから、良い宿は当日の夜までには、情報を
持っている客に先を越されていることがほとんどなのです。
しかも、事前購入で安く泊まれる。誰も泊まらないような宿だけが
残っているのが現実だったりします。

また、情報を持ってないと、9月以降は見本市、国際会議等で、
街の宿と言う宿が埋まっているのに、夜遅く辿りついたりも
します。事前予約をしておけば、少なくとも、「何かあるな」程度は
わかるので、そのような危険性は低くなります。

後は、今の大学生は英語以外の言語を学ぶ環境には恵まれているので、
すでに学んだ言語の圏に行く予定があれば、さらに磨きを掛ける。
まだ学んでいなければ今からでも学習を始める。ロマンス語なら、
はじめてでも既習の言語からは入りやすいし、英語を学び直すだけ
でも効果はあります。

大学生なので、英語はできて当たり前ですが、他の言語も
できるようになると、何よりも行動範囲が広がります。
気軽に道行く人に話しかけ聞くことができる。

これらが、一般論または総論で、その後各論に入るのでしょう。

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1件のコメント

  • Re:その後各論に入るのでしょう。

    各論に入ります(笑)

    難しいことは抜きにして。

    飯が食えて、酒が飲めて、目的地に行って、屋根のあるところで眠れて、無事帰国できれば「成功」なのです。

    無理をしたり、犯罪に巻き込まれず、ケガをしないように、死なないように行ってきてください。

    成功を祈る!

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