06/03/20 23:05

家の構造とそこに住む人による

こんにちは

 過去2~3年おきに3回、各10日~2週間程度、パリ市またはその郊外でホームステイをさせてもらいましたが、その家が、アパルトマンか一戸建てかによって、注意点は違う感じです。

1)パリ市内のアパルトマン(その家は7階建ての2階でした)
 注意点は、第一にセキュリティーです。
 就寝するときは、窓の鎧戸(日本の雨戸にあたるもの)を必ず閉めてほしいと言われました。
 早朝目が覚めて窓を開けて外を見ると、3階ぐらいまでは、どの家もほぼ100%鎧戸を閉めているようでした。
 うっかり玄関の鍵をかけずに朝散歩に出たら、帰ったときに、必ず鍵を締めて出て欲しいと言われました。
 このアパルトマンは、重厚な作りで、水を流す音は、それほど響かない構造でした。
 私の部屋は、シャワーでしたが、主人夫婦の寝室に付いているバスルームには、バスタブがあって、夜11時過ぎにでも、風呂に入っている水音が、漏れ聞こえていました。(バスルームが背中合わせになっていて、排気管がつながっているので、そこから音が聞こえる)
 シャワーなので、水を流すことについては、何も言われませんでした。

2)一戸建ての場合(2軒の家を経験しました。多少差があります。)
 そのうち1軒は、塀や、門扉が高く、外から家の様子が窺えないようになっていました。出かけるときは、玄関の鍵と、門扉の潜り戸の鍵をかけて出かけるように言われました。
 そこの家の人も、家に人がいても、門扉の鍵は必ずかけているようでした。
 風呂は、バスルームが2個ある家と、1個しかない家があるので、1個しかない家の場合、入る時間を考える必要があると思います。
 日本人をホームステイさせたことのある家では、日本人は、毎日風呂にはいるということを知っているようでした。
 バスルーム1個の家は、水をあまり使うのは、歓迎しない雰囲気でした。本にたちは、シャワーしかしてないような感じでした。
 
 電気は、使わない廊下は、かなりこまめに切るので、時々スイッチを手探りで探すことにもなるのですが、それでも、その方がいいという考えのようです。どこの家でも、電気を切り忘れると、いないところの電気は、切ってと言われました。

 パリから、かなり離れると、(電車で40分以上)就寝時の鎧戸は、閉めても閉めなくても良いという感じでした。寝室は、2階が普通のようです。

3)家具は大切に使う
 どこの家も、机や戸棚は、黒光りするほど古いものを使っていて、古いいい感じを維持することに気を遣っています。部屋のテーブルにコップの跡が付くのを嫌うようでした。コースターをおいてくれて、部屋のテーブルを大切に使って欲しいと言われました。
 何代にも渡って使うのがいいのだそうです。

 短期に3日ほどいた家もあるので、全部で4家族経験したことになりますが、家により多少の差はあっても、南仏も、全体的には、同様ではないかと思います。
 3日いた家は、エクサンプロバンスからきたと言っていましたが、習慣は、そんなに違わない感じでした。

 以下余談です。(エクサンプロバンスから来た家族の家で)
 南部の言葉は、北部とは多少違うのか、中学生の姉妹の下の娘さんの話す言葉が、さっぱり分かりません。意味が分からないので、何度も聞き返すと、上の娘さんが、「そんな風に言ったら、このムシューには分からないのよ。」と言って、私の分かるフランス語で、話して、「ほら、やっぱり、こんな風に言えば、分かるじゃない」なんて、姉妹でやっていました。
 フランス人の娘さんは、中学生の頃から、知らないおじさんでも、臆することなく、何でも話をするようでした。(日本人が珍しかったから、熊でも相手にしている感じだったかも)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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2件のコメント

  • ありがとうございます

    いろいろと教えて頂いて助かります。
    普段の生活で無駄にしている事を他人様の家でしないように
    いろいろ気を使うのはあたりまえですね。
    かなり不安はありますが・・充実した生活ができる様心がけます。

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  • トピズレ>南仏のフランス語

    mamoruさん、こんにちは。
    らんぷさん、ちょっと失礼します。

    >そんな風に言ったら、このムシューには分からないのよ

    というのは、発音のことなんでしょうか、それとも表現・言い回しなんでしょうか。

    発音であれば、南仏の人は鼻母音が使えないように聞こえます。
    副詞の語尾「xxMENT」が、北部では「xxモン」に近いのに対して、南部では「xxマン」という感じ。
    (先日話題になった)「AIN」や「IN」も、北部は「アン」に近く、南部は「エン」に近いと思います。たとえば、TRAINやLAPIN。
    これは、エクスあたりだけでなく、大西洋岸でも同様です。昔ビアリッツで「ラペン」といわれて何のことか暫くわかりませんでした。

    もし、その姉妹が使い分けているとしたら、大阪人が東京では東京弁を使って、家族では大阪弁で喋るという感じでしょうか。

    言い回しの違いだとすると、身近に南仏出身者がいないので、よくわかりません。

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    Re: トピズレ>南仏のフランス語

    ケスクセ?をケザコ?とか言ったりするとかしないとか?
    明日使ってみると多分ウケると思いますよ。


    >ホームステイ
    間借りにしても学寮にしても日本の生活の2割くらいの満足度
    くらい考えておくと溶け込めやすい。そのうちなれる。

    別にジャックドゥミでなくてもなんでもいいですが、
    「都会の一部屋」とか「シェルブールの雨傘」とかの主人公が
    間借りしてる雰囲気、部屋とかあんな感じ。前者は、デモの
    雰囲気も味わえる。www もちろん語学の勉強にもある。
    後者は白水社から訳本がでてる。(すでに絶版かな?)

    学寮に限らず、うまく玉突きで入居できればいいが、前の人が
    なんやかんやの理由で1~2週間出て以下に場合もよくあるので
    前もって考えておく。

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