ネット予約

 いろいろありましてこの板ではオペラの話題以外はコメントをしない決心をしておりましたが、つい最近、ネットで予約し、自販機で発券もいたしましたので、つい出てきてしまいました。
 ネットでの予約は2ヶ月前の次の日からできます。時差の関係で時間帯にもよりますが、今日なら5月18日の切符は買えるはずです。
 2月から3月にかけて20日ほど独り旅をしましたが、予約したほうがお得な列車と混雑が予想される列車はネットで予約しました。料金体系がかなり複雑で、外国に居住する者が利用できるものは限られています。英語版でしたら、PromotionのSmart Priceに列挙されているものはかなり使えます。たとえばBologna~Napoliを売り出し日の現地時間の朝にアクセスして、正規料金なら約67ユーロの一等が29ユーロで買えました。知り合いの方はミラノからミュンヘンまでECの2等が29ユーロでした。
 私たちが利用できるのはチケットレスのみで、FSの各種カードを持っていない限りセルフサーヴィスは利用できないと思います。
 チケットレスはまず登録が必要です。希望する日時、列車、等級、座席、料金(最初に正規料金が提示されますが、その上の窓をクリックすると各種のスマートプライスが示されるはずです。ただし、スマートプライスで買ったものは払い戻しや変更ができません)、人数等を選び、次の画面でIDとパスワード(登録後、メールで知らせてきますます)を入力すると支払いの画面になります。
 。
 カードの利用がお嫌なようですが、カードのデータを入れないと予約はできません。予約が成立するとFSからメールが来ます。たまに来ないときがありますので、予約成立の画面を保存し、予約番号はしっかりメモしてください。メールを車掌さんに見せると車内で発券してもらえますが、駅の自販機に予約番号を入力し、次の画面で苗字を入力すると発券できます。
 私事ですが、何十回もの旅で初めてミラノで盗難に遭いまして、盗難品の中にFSのメールも入っていました。手帳に予約番号をメモしてあったので、自販機で発券できました。前回の旅で自販機での発券方法を試しておいてよかったと思ったしだいです。
 チケットレスは最初はESのみでしたが、最近は範囲が広がってきて、昨年の夏はEも買えました。どうか良い旅をなさってください。

  • いいね! 0
  • コメント 1件

1件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    06/03/19 14:21

    ありがとうございます

    buon-viaggioさん、オペラ関連のコメントは拝見させていただいていました。

    イタリアでは長距離異動をほとんどしませんし、
    やや長距離でも、行くところがメジャーなところではないと、
    2回ぐらい乗継があって、途中だけICとかESとかになり
    それは短距離なので、安いサービスチケットが使えないので、
    いつも現地で買っています。

    なので、今回のインターネットで予約購入については、大変勉強になりました。
    有難うございました。

    ところで、ミラノでの盗難はどのような状況で起こったものなのでしょうか。
    私も今までそのような経験がなく、
    もしかすると、ちょっと気が緩んでいるかもしれません。
    お聞きして、改めて気を引き締めたいと思います。

    • いいね! 0
    • コメント 1件

    グラツィア様

     かねがね豊富なご経験と該博な識見に感嘆しておりました。どうかよろしくお願いいたします。
     オペラと中世のフレスコ画が好きで、イタリアには年に3~4度、行っておりますが、初めての災難でした。トピずれになりますが、皆様にもお気をつけていただきたいので、あえて経過をご報告させていただきます。
     このたびはまずミラノに入り、ミラノとヴェネツィアでオペラを観たのち、スペインに飛び、3箇所でオペラとロマネスク建築を楽しんだあと再度ミラノに入りました。その後はボローニャ、フェッラーラ、ピアチェンツァ、ナポリとローマでオペラと美術を鑑賞するという日程でした。
     盗難に遭ったのは2度目にミラノに入り、空港からシャトルバスで中央駅前に着いたときです。この季節の午後7時ごろでしたので、すでに暗くなっていました。いま考えてみますと、いくつかの悪条件が重なってしまいましたが、思いつくまま列挙いたします。

     1.シャトルバスの最後の乗客であったこと・・・毎回お世話になるバスですが、最後に乗ったため、後ろに座らなければならず、スーツケースを入れるスペースはすでに満杯で乗車口の反対側に積まれました。従って、駅前に着いてもすぐには下車できず、降りたときはアンダーデッキは空っぽでした。当然ながら、先に降りた方によって私の荷物は目の行き届きにくい車道側に降ろされたと思います。
     シャトルバスに乗られた方はよくご存知のように積むときは係員が積みますが、駅前に到着したときは、乗客が我先にと自分の荷物を引きずり出して持っていきます。スペインではすべて車内持込で時間はかかりますが、目の前にあるので盗難の心配はありません。

     2・現在、ミラノ中央駅の正面は工事中で、タクシー乗り場がシャトルバスの発着する場所の前方に移動しています。そのため、バスはかなり後方に停車しました。この工事はしばらく続きそうですし、バスの発着場付近の治安も悪化しているような気がします。

     3.荷物の形状・・・大多数の旅行者が持っている黒の4輪のキャリーカートでしたので、持ち去る側にとっては極めて好都合です。万一、見つかっても、間違えた、ですみますものね。もちろん、荷物は1個も残っていませんでしたので、間違えられたのではなく、路上にいた人か乗客が故意に持ち去ったに違いありません。

     4.ごく最近、マドリッドの空港に新しいターミナルができ、従来は地下鉄8号線に直結していたT2発着ではないことに、マドリッドに着いたときに気づきました。地下鉄の駅までひどく遠そうだったので、行きはタクシーでホテルまで行ったのですが、帰りはどういう状況か知りたくて、地下鉄を使いました。地下鉄を降りたところでチェックインできるかもしれないし、長い距離を歩かされるなら手荷物は軽くしたいと思って、普段は手荷物に入れる書類も機内預けの荷物に入れたのですが、T2からT1まで無料のバスが出ていることを帰ってから知りました。
     ただし、確認の書類等はホテルのパソコンで先方から来たメールのプリントができましたし、その日、泊まる予定のホテルのヴァウチャーは手荷物に入れていたので、被害はプリント代の1ユーロだけで済みました。旅程も自分のHPに詳細に書き込み、地方都市のバス等の時刻表や見学先のHPなどのリンクをべたべた貼りつけておいたので、日本語の読めるパソコンでプリントでき、これもあまり困りませんでした。
     
     バスのドライバーに荷物がないと言ったら空港に電話していましたが、積んだところを見ているのですから、あるはずはありません。すぐに中央駅内の警察に駆け込んで書類を作っていただきましたが、千客万来。盗難係は1人ですので、非常に時間がかかりました。
     幸いだったのは、ミラノには何の用もなく、次の日にオペラを観るボローニャに行ける時間帯でしたが、飛行機の遅延等を考慮して、ミラノ駅前のホテルを予約してあったことです。トリノのオリンピックの影響か、ホテル代がボローニャの倍以上かかりましたが、警察の書類をもらわないと損害保険金がいただけませんから、ミラノ泊にしてよかったと思いました。

     今後は1台やりすごしても降りやすい場所に座り、黒ではなくてド派手なケースに気恥ずかしいほどシールを貼りまくるつもりです。ほかに妙案がありましたら、教えてくださいませ。私にとっては貴重なものがたくさん入っていましたが、せっかく苦労して盗られた方は、ボローニャ在住の友人のために用意した日本食、日本語の本、オペラのCD-Rとプログラム、古着、古靴、デジカメの充電器などをご覧になって、さぞかしガッカリされたと思います。

     貴重品は某所と某所にしっかり隠匿しておりました。