政府公認ガイドの免許が必要なのは、美術館や史跡だけだそうです

鋭いご指摘、ありがとうございます。

フランスの場合、美術館や世界遺産指定の史跡など(例えばヴェルサイユ宮殿)で有償で観光案内するには、日本の「通訳案内士」に相当する政府公認ガイドの資格が必要だそうです。逆に言えば、街歩きやショッピングなどに同行して道案内しつつ、クライアントのために商店や飲食店で簡単な通訳をしたりする活動には、特別な資格は不要ということですね。この「ガイド」も、市場やカフェなど、「普段着のパリ」を案内するのが売りのようですから、巧妙ですね。それに個人ガイドですから、本来公認ガイドの資格が必要な美術館を有償で案内しても、「友人知人を無償で案内している現地在住日本人」にしか見えません。

それとは別の話として、フランスでは自由業者は事業登録をして、事業税や所得税の申告が必要ですが、件の「ガイド」は、無登録の闇ビジネスで脱税しているのではないかと私は疑っています。なぜなら、料金振込先は日本の口座で、フランスの当局は金の出入りを把握しないだろうし(やればできるでしょうが、もっと大型の脱税事件の摘発に忙しいはず)、サービス業のホームページなら明記するはずの事業登録番号が見当たらないのです。

証拠を掴んだ上で、税務署への告発というのは可能かと思います。

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