タンザニア(ダル・エス・サラーム)のお金事情 その3

発展途上国にありがちな「外貨を使え」については、ザンジバル行きのAZAM社(他社も同じみたいだが)の料金が米ドル指定だった。ザンジバルは全くの外国の扱い(?)だったので、これは仕方がないような気がする。また、私はタンザン鉄道のチケット入手を旅行会社に代行してもらったのだけど、そこの支払いは米ドルキャッシュ(こちらにとっても都合がいい。)で支払った。

その他の場面では、国立博物館、ザンジバルのほぼすべての観光施設の入場料が米ドルでも支払えたが、レートが悪いのでTZSの方がよい。一般商店では米ドル表記は見なかったので本当にキャッシュ両替が必要な時以外はTZSで十分。私は結局、米ドル支払い指定の分だけは手持ちのキャッシュで支払ったが、500ドルのうち250ドルほど持ち帰った。

クレジットカードの普及率は低い、と言った方がいいと思う。ショッピングセンターとそこそこ大きなチェーンスーパーでは使えるが、街中の商店では表示自体もない。ダルでは結局AtoZというスーパーで一回使っただけ、6000TZS、セゾンVISAで310円だった。(1TZS=0.0517)ICチップで暗証番号をいれ、更にサインをする方式である。ザンジバルの方は一般商店でもそこそこクレカが普及していて、こちらの方が使いやすいかもしれない・・・が、私はザンジバルでは食事以外ではお金は使わなかった。・・・

どうしても両替したい人は、やはりアスカリモニュメントの交差点(2月終わりの段階で、このモニュメントは工事中で覆いが囲ってあり、モニュメント自体を目視できない。おかげで私はこの交差点が最初よく分からなかった。)近辺の両替商がいいみたいで、あなたがアジア系の顔つきであれば、いやというほど客引きが寄ってくる。競争が激しいので、当然交渉と相場を見つつ両替すればいいとは思うが・・・でも、何度も書くけど、どこの国でもATMの方がまず間違いなく「お近く」にあるので、わざわざ「両替所」に行くことはないと思うが。・・・・

ただ、最初にどれだけお金をキャッシングするか、だが、これは難しい。私は食事は贅沢めにしたのだけど、それでも12,000TZS程度。3食10,000TZS程度でも、かなりいける。交通費はダラダラが400~500、BRDでも650程度。オート三輪やバイクタクシーの相場までは聞かなかったが・・・水は1リットル1,000でブランドによっては800程度でも買える。この物価で毎日いくら使うかは・・・やっぱり難しい。

東アフリカは携帯での送金が発達しているというが、その携帯会社の送金ブースはたくさん見た。(SIMは扱っていないので・・・念のため。)なので、外国人には分からない「タンザニアのキャッシュレス世界」が実は拡がっているのかも知れないが、そこまでは調べる暇がなかった。アフリカの水を飲むと再びアフリカに戻ってくる、という言い伝えがあるが、今回アフリカのミネラルウォーターを7リットル近く飲んでいるので、次回再訪時にもう少しチェックしてみたい。・・・


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