タンザニア(ダル・エス・サラーム)のお金事情 その2

空港のCRDBでビックカメラカードを入れると、スワヒリ語か英語か聞いてくる。(これは恐らくケニア等の外国のスワヒリ語話者に配慮しているのではと思う。)英語を選ぶと、JCB NetworkかCIIRUS Networkか、と聞いてきた。私が記憶する限り、このような聞かれ方をしたことはない。うーんと悩んだが、CIRUSネットワークを選んだところ、引き出したい200,000TZSに対して、8,000TZSのAccessFeeがかかり、計208,000TZSと出た。AccessFeeという言葉も聞いたことがないが、とりあえず授業料と考えてOKにした。これって、JCB Networkを選んだらかからない費用なんだろうか?

翌日、もう50,000ほど欲しいと思い、ポスタ=YWCAの向かいにあるCRDBで今度は同じカードで「JCB Network」を選択した。するとやっぱり、8,000TZSのAccessFeeがかかると出る。なんだ同じじゃんと思ってOKをすると、「not avalable」と出る。渋谷のショッピングの次にダルのキャッシングで使ったのが検知システムに引っかかったのか、カード情報に従ってJCB Networkと機械に表示は出るけど、実際にはそんなネットワークは存在しないのか・・・いずれにしろ、一度エラーになった以上、再度使って飲み込まれると、スイカ7,000円の損害が出る可能性があった。東急カードに切り替えて、CIRRUSネットを使い、50,000TZSゲット。やはり8,000TZSの手数料がかかる、とある。

で、結果はビックカメラJCBの200,000TSHが8日後に返済で10,000円+利息30円の10,030円、1TZS=0.05円、東急カード50,000TZSは約40日後に引落の確定金額で2,539円+利息59円の2,598円、1TZS=0.051円。どちらも8,000TZSのAccessFeeとやらはカード会社が負担しているらしい。・・・・・

 東急カードの欠点は近所のATMで返済するとその手数料がかかることで、その点ViewカードはJR駅にATMがあるので、使いやすい。東急カードは電話で聞いて振り込むこともできるそうだが、利息59円でバタバタしないことにした。しかし、為替レートがどの程度妥当なのかはともかく、タンザニアで一万円引き出して、たかだか30円しか取れなかったら、早晩にこのビジネスモデルは崩れそうな気がする。これでもカード会社は儲かっているのだろうか・・・。






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2件のコメント

  • タンザニア(ダル・エス・サラーム)のお金事情 その3

    発展途上国にありがちな「外貨を使え」については、ザンジバル行きのAZAM社(他社も同じみたいだが)の料金が米ドル指定だった。ザンジバルは全くの外国の扱い(?)だったので、これは仕方がないような気がする。また、私はタンザン鉄道のチケット入手を旅行会社に代行してもらったのだけど、そこの支払いは米ドルキャッシュ(こちらにとっても都合がいい。)で支払った。

    その他の場面では、国立博物館、ザンジバルのほぼすべての観光施設の入場料が米ドルでも支払えたが、レートが悪いのでTZSの方がよい。一般商店では米ドル表記は見なかったので本当にキャッシュ両替が必要な時以外はTZSで十分。私は結局、米ドル支払い指定の分だけは手持ちのキャッシュで支払ったが、500ドルのうち250ドルほど持ち帰った。

    クレジットカードの普及率は低い、と言った方がいいと思う。ショッピングセンターとそこそこ大きなチェーンスーパーでは使えるが、街中の商店では表示自体もない。ダルでは結局AtoZというスーパーで一回使っただけ、6000TZS、セゾンVISAで310円だった。(1TZS=0.0517)ICチップで暗証番号をいれ、更にサインをする方式である。ザンジバルの方は一般商店でもそこそこクレカが普及していて、こちらの方が使いやすいかもしれない・・・が、私はザンジバルでは食事以外ではお金は使わなかった。・・・

    どうしても両替したい人は、やはりアスカリモニュメントの交差点(2月終わりの段階で、このモニュメントは工事中で覆いが囲ってあり、モニュメント自体を目視できない。おかげで私はこの交差点が最初よく分からなかった。)近辺の両替商がいいみたいで、あなたがアジア系の顔つきであれば、いやというほど客引きが寄ってくる。競争が激しいので、当然交渉と相場を見つつ両替すればいいとは思うが・・・でも、何度も書くけど、どこの国でもATMの方がまず間違いなく「お近く」にあるので、わざわざ「両替所」に行くことはないと思うが。・・・・

    ただ、最初にどれだけお金をキャッシングするか、だが、これは難しい。私は食事は贅沢めにしたのだけど、それでも12,000TZS程度。3食10,000TZS程度でも、かなりいける。交通費はダラダラが400~500、BRDでも650程度。オート三輪やバイクタクシーの相場までは聞かなかったが・・・水は1リットル1,000でブランドによっては800程度でも買える。この物価で毎日いくら使うかは・・・やっぱり難しい。

    東アフリカは携帯での送金が発達しているというが、その携帯会社の送金ブースはたくさん見た。(SIMは扱っていないので・・・念のため。)なので、外国人には分からない「タンザニアのキャッシュレス世界」が実は拡がっているのかも知れないが、そこまでは調べる暇がなかった。アフリカの水を飲むと再びアフリカに戻ってくる、という言い伝えがあるが、今回アフリカのミネラルウォーターを7リットル近く飲んでいるので、次回再訪時にもう少しチェックしてみたい。・・・


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  • 17/03/03 01:27

    お金@ダルエスサラーム

    こんばんは。
    この街では、お金の調達ではそれほど苦労しなかった印象です。
    サモラ・アベニューをアスカリ・モニュメントから官庁街のほうへ行けば、それほど治安が悪くなく、ATM利用は気になりませんでした。
    高級住宅地で駐在員が住むマサキ地区(歩き方にはムササニ半島とある)も、まあ大丈夫です。
    港沿いやカリアコーでATMを使う気にはまったくなれませんでしたけど。

    自分は、警官にカモられてしまいましたが。。(詳細略)

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    Re:お金@ダルエスサラーム

    hevvoさん、こんにちは。

    治安については別途書こうと思いますが、結論として、ダルはなんとのんびりした平和な街だろう・・・というのが、私の印象です。(もちろん、場所によっては危ないところもあるようですが。)キストゥ付近に宿を取ったのですが、夜21時頃までは全く問題なく一人でうろうろできました。暗くなってもサッカーをやっていることもたちがいるので、東京でも同じだけどよい子は暗くなったらおうちに帰らないといけないよ、と(スワヒリ語ができれば)言ってあげたかったくらいです。

    今回は「アフリカの旅行者」ともだいぶ話したのですけど、アディスアベバがかなりやばい、という話とか、カイロはいたって安全で物価が安くて過ごしやすかった、という話とか(私の「イメージ」を裏切った話です。・・・)、それらもどっかで紹介しようと思います。

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