インド行ってきました。 ~その4 アジャンター・エローラ~ 第4日め:アジャンター観光 昨日の飛行機の大幅遅れのおかげで眠い。 チェックインの際にアジャンター観光、エローラ観光の車のチャーター料金を聞いたら、ネットで調べていた政府観光局の料金より安い。 というわけで、ホテルの車で行くことにして予約しておく。 (乗合バス利用だとアジャンターへはゆっくり見て回りたければ朝6時くらいに出かけなければならず、かなりキツイ。現地のツアーバスも2人分ならそこそこの値段になるので、自分のペースで観光できる車チャーターにした。) さて、壁画で有名なアジャンター。 アクセス道路が整備されたらしく、かなり時間短縮できるようになったらしい。 遺跡保存のために導入された駐車場と遺跡を結ぶ低公害車シャトルの乗り場にはずらっと土産物屋が並び、かなりしつこい。 行きの車の中で、ドライバーが「絶対に相手にするな。」とアドバイスしてくれていたので、無視して突き進む。 遺跡の入り口付近にも物売りがたむろ。ずっと付いて歩いてくる。 中に入ってほっとする(遺跡の中には物売りはほとんどいない=入場料が必要なので中に入ってまで営業せず、出口で待ち構えている。)のもつかの間、どうやら、近くの小学校(中学校?)の遠足か社会見学のようで、子供の団体と鉢合わせてしまった。 子供は東洋人の我々が珍しいのか、それとも馬鹿にしているのか、とにかく声をかけてくる。それも全く同じ質問("Hello!" "What's your name?" "Where from?")を1人1人が全員やってくる。最初は答えていたが、いい加減うんざりしてくる。 あと、腹が立った(というよりさすがインド!とある意味感心した)のが、石窟がいくつもあるのだが、そのうちのいくつかは鍵がかかっている。保存のためか、修復中なのかな?と思っていると、観光客が何人か集まり、するとどこからともなくおじさんがやってきて鍵を開けてくれる。なあんだ、入れるんだ。で、中を見て出ようとすると、さっきのおじさんが金を要求!なんじゃそら!入場料を払ってるんだぞ!そもそもあんた誰?遺跡の保存か何かをしている従業員じゃないの?勝手に鍵をかけて、それを開けてやったから金よこせ!とはどういうつもりなんじゃ!! つつましい(笑)僕は、なんてことは思っても口には出さず、でも当然お金も払わず(たまに払っている人がいるが、払わない人も多い。日本人は払う人が多いのか、東洋系を見ると必ずそっちに寄って行くようだ。)、無視! あと、「日本人ですか?」攻撃にも無視!すると今度は英語で"Japanese? Korean? Chinese?"と来る。仕方ないので、"Korean."とウソをついてみると、見事なハングルで来る。(名前を訊いているとかくらいならわかる。)そして勝手に付いてきて一方的にガイド(もちろんお断りしているが)。で、また金を要求。当然払わない。 これがインドの大変さなのだろうか? でも払わなくても手荒なまねをされたり、追いかけてこられることはなかったけど・・・。 そこそこいい感じ(帰りに土産物屋に寄る?と誘われたが断ればそんなにしつこくなかった。)のドライバーだったので、明日はエローラに行くから、また君が来てね。と頼んで別れる。 第5日め:ダウラターバード&エローラ&アウランガバード近郊観光 まず、ダウラターバードの砦に行く。途中真っ暗な迷路のようなところを抜けないと、上にいけない。観光客が溜まるとこれまたトーチを持った兄ちゃん登場!もちろん金を要求!!もう慣れた。でも、誰も払う雰囲気がないと堂々とトーチを消す。どうやら誰かが払ったらしく、団体になって上る。ようわからんシステムだ。 次はエローラ石窟。 エローラはすごい。ヨーロッパの古代遺跡よりすごいかも?何がすごいって、石を積み上げて作ったヨーロッパの神殿や木を組んで作った東洋の寺院と違って、岩盤を削って寺院の形にし、その中に仏像も彫り、僧院も作り・・・。100年以上もかけて造られたらしい。8世紀~ということなので、奈良時代か・・・。それにしても岩盤を削ったとはとても思えない精緻な彫刻の数々なのである。 一生かけても完成しないのに、毎日毎日彫っていたかと思うと・・・。 やはり信仰心のなせる業か? ちょっと疲れたので、アウランガバード近郊の観光はちょっと短めにしてホテルに戻る。 そして、事件が・・・。(続く)