インド行ってきました。 ~その2 ムンバイ観光(続き)~ 第3日め:ムンバイ市内観光2日め(&アウランガバードへ) ガイドブックなどでチェックしておいた観光ポイントを書き出したメモを持って、朝からムンバイ市内へ。位置的に離れているため、車が必要。ホテルでチャーターの値段を聞くと、さすがに高級ホテル価格なので、それはやめておいて、町で交渉することに。 ホテルの前でたむろしているヤツや言い寄ってくるヤツはぼってくる可能性が高いので、少しブラブラ歩いて、ちょっと空いたところにいた気の弱そうなドライバーの兄ちゃんに声をかける。メモを見せて 「これだけ回りたいんだけど・・・」 「1000ルピー」 「高すぎ!ほなさいなら。」 「ちょっと待て、500ルピーでいい。」 いきなり半額か?もうちょっと粘ってやろう。仲間が寄って来る。 周りの連中が「400が相場だな。」というので、それで妥協。 乗り込むと、メモのうち「ここは遠すぎる」だとか、「場所がわからない。」だとか言い出す。まあ、どうでもいいや。と思っていたところもあったので、1ヶ所削って300ルピーで手を打つ。(仲間がいないと予想通り気弱になる兄ちゃんだ!) まず下町に向かい、ジャマー・マスジット(ムスリムの塔)とムンバデヴィ寺院(ムンバイの語源になったそうである)へ。 ついに来た。インドの下町。昨日散歩したところとは明らかに雰囲気が違う。これが、よく言われる雑踏か・・・。スリに気を使いながら、街の雰囲気の写真を撮る。 ところが・・・。ついにインドの洗礼を浴びる。 寺院に入ろうとすると、待てと言って引き止められて、額に印(インド人のアレです)を付けられ、聖水をかけられ、「じゃあ入れ。」と。 で、一歩踏み出そうとすると、 「バクシーシ!」手が出てくる。 「えっ?!」 「さっき、印をつけて、聖水をかけてやったじゃないか。だからバクシーシ。」 「別に頼んでないよ。そっちが勝手に引き止めて、つけてきたんじゃないか。」 「じゃあ、中には入れないよ。とにかくバクシーシ!」 しょうがないなあ・・・。ついに負けて、10ルピー払う。(ホントはコインを用意したかったのだが、ホテルで両替(細かく崩す)しても、コインは無いと言われた。高級ホテルの連中はコインはどうでもいいものらしく、用意してないと。というわけで、手持ちには10ルピー札しかなかった。) しかし!これでは済まなかった。 「オレは印をつけただけだ。聖水をかけたのはアイツだからアイツにもバクシーシ!」 しゃあないなあ。根負けしてしまった。もう10ルピー取られ、さらには「嫁さんの分も。」と言われ(確かに妻も同じことをされているが)、結局計40ルピーの出費(涙)。 それにいつの間にやら、関係のない連中まで寄って来てどんどん手を出して「バクシーシ!」コールをしてくる。 関係のないやつらは無視して、やっとの思いで中へ。 ああ、これがインドか・・・。確かにしんどいな。まあ額は大したことないけどな。今後とにかく何とかしてコインを手に入れねば・・・。こんなことなら、昨日の食堂でおつりのコインをチップにやらなかったらよかった・・・。なんてセコイことを考えながら、残りの寺院めぐりをする。 その後も、寺では靴を脱げと言われ(言われなくても書いてある)、戻ってくると、「靴を見ておいてやったから金よこせ!」の攻撃にあう。 しょうがないので10ルピー払う。すると、椅子が出てきて「ここに座って靴を履け。」という。さすがにサービスはいい? かなり回ってきて、1時くらいに博物館へ。ここでドライバーとはお別れして、約3時間、博物館(プリンス・オブ・ウェールズ博物館)見学。 博物館はかなり見ごたえがある。特に、細密画が秀逸。妻はかなり気に入ったらしく、どこかでチャンスがあったら自分達用の土産に買おうということになる。