90年代後半と現在のハンガリーに関する比較

一言で言うなら大きく変わったと言えるでしょう。

90年代の後半というと日本人の観光ビザがようやく免除になった時期かと思いますが、基本的には未だ共産主義時代の雰囲気が色濃く残っていたはずです。その後ミラニアムを経て中心部の歴史的建造物にお色直しが施されました。さらに2002年のEU加盟以降は各種補助金を利用したインフラ整備事業が継続的に実施されています。ブダペスト市内での最近の刷新例をあげますと(永遠に開通しないと言われていた)地下鉄4号線の開通,南駅から東駅方面を結ぶ地下鉄2号線への新型車両の導入,セール・カールマン広場(旧モスクワ広場)のリニューアル等です。

これらの印象はあくまで在住者感覚からという面はありますが、観光で市内を歩き廻った場合でも当時との違いは十分感じ取る事ができると思います。一方西側化の進行と共に物価も上がり続けており、在住者感覚で西側の2/3,観光者感覚だと同程度から利用対象によって2,3割安めと言ったところでしょうか。

その他の国に関しては、チェコはハンガリーより西側化が進んでいます。バルカン方面につきましてはルーマニアの都市部はハンガリーに準じるレベルで進んでおり、ブルガリアはやや緩め、ボスニア,セルビア,マケドニアはまだまだこれからと言ったところかと思います。アドリア海沿岸方面につきましては他の方が書かれた通りで、ドゥブロブニクなどはハンガリーから行くとほとんど西側に思えます。

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1件のコメント

  • 17/01/22 20:08

    20年前のチェコは、落ち着いていました。

     20年前にハンガリー、チェコなどの中欧を旅行したのは、東西冷戦が終結して観光しやすくなったからです。
     アエロフロートでモスクワを経由して、ブタペストに入りましたが、まだ、通貨統合されていなかったので、現地に到着すると両替から始まりました。観光客はまばらで非常に落ち着いていました。プラハは、ブタペストと比較して観光客が多かった印象です。
     ボスニア、セルビア、マケドニアについて、「まだまだ、これからといったところ」とのことですが、観光開発される前に訪れるのがいいのか、観光開発された後に訪れるのがいいのか、判断に迷うところですね。
     ルーマニアは、ハンガリーに準じるレベルだとのことですので、安心ですね。
     大変参考になりました。ありがとうございます。

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