06/03/15 19:12

ごもっとも

時代は変わります。

例えば、欧州内の航空券。
以前は、日本で買えるのは、スカイパスかノーマルのみ。
一部にエアーヨーロッパとかがありましたが、基本的には
とてつもなく高い航空券を購入するか、現地で、週末滞在
型のものを購入せざるを得ませんでした。しかし、今は
オンラインで格安航空会社のチケットも、大手の往復割引も
買えます。これに伴い、大手は日本でも同じ料金(同一予約
クラス)で買える場合もあります。

以前は、欧州内の航空運賃が高く、一方、鉄道はパスもあって
比較的安い(それでも毎年の値上げで高くなりましたが)ため、
欧州内移動は鉄道というのが常識でした。しかし、ドイツをは
じめ民営化され、値上げもあり、鉄道も必ずしも安価な乗り物
とは言えなくなりました。

鉄道衰退の原因もここにあるのでしょうが、航空業界の自由化
に伴い、安価な空の旅が可能になりました。この結果、航空機
利用のほうがむしろ安くなる場合が出てきてしまいました。
現在では、航空機をうまく取り入れて旅をするのが賢いやり方
に変わってきているようです。

インターネットの発達は、ホテルの予約の形態も変えています。
以前は、電話かFAXしか方法がなく、残りはラック料金を覚悟で
国内の代理店に頼むか、高級ホテルに関してはレップ利用しか
選択肢がありませんでした。後者は当然高くなる。価格重視の
場合は、現地で手配することは半ば常識だったと思います。
これは、目的地も日程も決まっている旅行者にも当てはまること
でした。

ところが、今は居ながらにしてキーボードを叩けば、好みのホテ
ルを探すことができ、大部分はそのまま予約も可能です。

私自身、昔は、「旅はホテルを決めないで行くもの。」と信じて
いました(リゾートとかホテル滞在を目的とするときは別)。
しかし、1日のかなりの部分を宿探しに費やすことの無駄に気がつ
いてからは、完全に予約型になりました。これには、事前にホテル
の情報が得られるほうが、自分の好みに合う部屋が見つかるという
理由も含まれます。ネットが発達していない時代には難しかったの
は確かなことです。

東南アジアなどでは、買い手市場で、自分の期待に添う部屋を安く
得ることができる場合も多いので、「現地で交渉」という人は多い
のかも知れません。ただ、これが全ての人の旅行スタイルでもなく、
むしろ予約すべきだと思うことが多いと思います。

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