30分程度の遅れは恒常的に出る可能性がある

以前にも書きましたが、スクート便の成田発ドンムアン行TZ291便は所要時間5時間50分予定です。

これは前年度2015年のこの航路の飛行実績から計画したものと思います。しかし、2015年上期は航路上に西風の全くない特異な年でしたから、日本-バンコク線の西行きはほとんど早着していたと思います。日系航空会社、タイ国際航空はそうした2015年の事情は十分承知で2016年も前年並みのタイムテーブルを設定しています。

わたしの記憶ではNRT-DMKの年度上期の設定所要時間の過去最短は、20年ほど前のエアインディア(AI)の6時間。機材はB747のショートボディでした。まだスワンナプーム空港開港前のことです。インドの航空会社は4時間5時間遅れることもあるのかなあと心配していたら、ほぼ定刻の運航だった記憶があります。

NRT12時、DMK16時の設定で時間帯もよかったのですが、毎日就航ではなく、ビジネス客は使いづらかった(直前に仕事の事情で日程を変更しようとしたら便の設定がなかったというのでは使えない)からか、ツアー客に安い運賃で出さざるを得ず採算が合わなかったのか、バンコク経由のデリー行はそのうちなくなってしまいました。

一般的には年度上期の春~夏タイムテーブルで東京-バンコクは6時間30分くらいではないでしょうか。スクートの5時間50分設定は恒常的に30分程度の遅れが生じると見込んでいます。

スクートの機材は成田で折り返して復路に就航します。東行は余裕のある時間設定で遅れることは少ないかもしれませんが、ノンストップの直行便より1stop便はやはり遅れる可能性があり、折り返し1時間は余裕時間がなく、到着遅れが生じた場合は復路に遅れを持ち越すことになります。

LCCだから遅れるんじゃないかと漠然とした先入観でなく、以上の分析を踏まえてものを申し上げています。

それとバンコク同日乗継でなく、バンコク宿泊をお勧めするのは乗継対策という消極的な理由でなく、バンコクで滞在するのはそれなりの楽しさがあるからです。
バンコクを乗継ぎに利用していれば、バンコク素人の人間でも行きつけのお店や顔なじみの従業員ができて、店に変わりはないか様子を確かめようと顔を出すのも楽しみの一つです。そういうことはわかってらっしゃると思うのですが、いろんなことを言う人もいて。

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