05/07/09 21:18

セーチェニ温泉 1

Budapestで温泉を楽しもうと思っている方へ
システムも難しくなく、とても気持ちがよいですから是非行ってみてください。
(すみません、ウムラウト略してます)

【場所】
最寄駅は、メトロ1号線Szechenyi furdo(セーチェニ・フルドー)下車すぐ、市民公園内の濃いイエロークリーム色の建物。バスもトラムも近くを走っている路線があるので、乗り換え等はルートマップを参照のこと。

【入館時間と料金】
5~9月末 6;00~19;00(10~4月は、平日~19;00 土日~17;00)
4時間デポジット制 2000Ft(フォリント)=約¥1000
Budapestカード提示で1800Ftになり、2時間未満の利用で帰り際に100Ftコイン×6の返金があった。

【入館から浴室まで】
入口で(Budapestカード提示)支払を済ませると、立派な硬質カードをくれる。これは記念にもなるな~デザインもいいね~などと眺めていると、係員が手招きし、すぐ隣にあるメトロのカウントバーに切符を入れるような感じでカードを入れるように指示される。カード入れてバーを押し入り、再びカードを受け取って通路を歩いて行く。

トイレは、更衣室とは別に奥の方にある。(チップなし)マッサージルーム(有料)がたくさんあるので間違って入らないように。更衣室は男性と女性で分れているが、女性側の更衣室には女性の係員がおり、空いているロッカーを教えてくれるので、着替えたら呼んで鍵をかけてもらう。ロッカーは木製だが、日本の職場によくあるロッカーと中の仕組みは変らない。一番下にある小さな棚は、おそらく靴用だろうなと思い靴を置く。ハンガーもあり、上部にも棚があるので、ここにバッグを置こうか・・・

着替え終わったら係員を呼んで鍵を閉めてもらう。この際、ロッカー扉にある小さな黒板のようなところに何やら番号を書かれ、覚えておくようにと言われアルミ製の丸いホルダーを受け取る。ちなみに男性は四角いホルダーのようだ。Koazonom(クスヌム=ありがとう)と言ってチップを100Ft渡すと係員の女性はニッコリ笑って受け取り、更に黒板にピッと印を付けた。ロッカーには、貴重品は持って出ても構わないとも記してあったが、ほとんどの者は持ち出しているふうではない。

途中で一度ロッカーを開けてもらう時にはチップは不要。開けてもらえるかと聞くと、Finish?と尋ねられるので、ノーでもナイン(独語)でもネム(マジャール語)でも答えればよい。用を終えたら、再び鍵をかけてくれるよう頼めば問題ない。

建物の中にはサウナもあるし、普通の浴槽が2つあるが、やはり何といっても外がとても気持ちよい。
外に出ると、周囲は外壁と同じ色の建物に囲まれて、窓には花がたくさん飾ってありとても美しい。ベンチやチェアーも自由に使ってよいようだ。浴槽は中も外も混浴で、階段脇でチェスに興じる者あり、カップルで楽しむものあり、同性の友人かはたまた・・・という感じの者たちもいる。肌の色も、おそらくは国籍もさまざまで、潜る者あれば泳ぐ者あり、イチャツク若人もあれば手振り身振りでず~~とディスカッションしている高齢者あり、日本の混浴露天風呂よりもずっと開放的でみんな楽しそうだ。水着も色柄デザインともにさまざまで、年齢を問わず、ヒモありビキニあり、フンドシこそ見なかったが、目のやり場に遠慮はなく私も存分に楽しませていただいた。

長方形の25m程度のプールは、湯温が低く2本だけロープが張ってある。グイグイ泳いでいる人も数人おり、その長方形の両側に半円形の浴槽が2つ挟むようにしてあるが、一方は温度もほどよく38℃程度で、深さは身長160cmに満たない私の首上が丁度出る深さで、もう一方は越高の深さで湯温は少し低めだが、時々ジャグジーになる。スイムキャップは必要なし、眼鏡も水中眼鏡も咎められない。カメラと飲食物の持ち込みは禁止と書いてあるが、ペットボトルはチラホラと、数組のカップルはデジカメを持ち込んで自分たちを写していた。周囲の者をバシャバシャ写しまくるようでもなかったから注意を受けなかったのか、監視員が気付かなかっただけなのかはわからないが、本を持ち込もうとしていた女性は注意を受けていた。ベンチもあるので、本などは濡れるのはともかく別に構わないのではと思ったのだが・・・。浴槽から見えるところに時計もあるので、着替える時間を考慮して上がるタイミングを計る。

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1件のコメント

  • 05/07/09 21:24

    セーチェニ温泉 2

    【入浴後】
    更衣室に戻ってロッカーを開けてくれるように頼むと、またもやFinish?と聞かれる。イエスでもヤーでもイゲンでも答えれば開けてくれる。更衣室から出るとドライヤーもあり、コイン式(100Ft)でボタンを押すとブォ~~ンと強風が出てくる。出口は入口と一緒で、最初にもらった立派なカードを入れるとジャラジャラと100Ftコイン×6が出てきた。ここにも係員がおり、忘れないようにと指差し教えてくれる。記念にしようと思っていた立派な硬質カードだったが、機械に回収されて戻らなかった・・・

    【持ち込んでよいもの】
    バスタオル、サンダル、貴重品(ただし自分の目で常に管理しておくしかない)、眼鏡類

    【その他】
    男性は一人で行くと誘われることがあるそうです。美しい女性ではなくて、逞しい男性にね。話に乗ってお友達になるのもよしですが、その逆の時のために有益なひとことを・・・
    Nem koszonom.(ネムクスヌム=いいえ結構よ) それでも通じなければ・・・
    Mondtam mar hogy nem kell ! (モンタムマール ホジネムケル=いらないっ!)

    では、よい温泉を♪~(=^・^=)

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    05/07/10 11:46

    TOKAJI(トカイワイン)

    私はグルメでもワイン通というわけでもありませんが、Budapestでワインと言えば、何と言ってもまずはTokaji(トカイワイン)を試さないわけにはいきません。世界3大貴腐ワインの一つで、その琥珀色に輝く甘~く深~い味わいに、「美味しいワインとは」とか「このワインは〇〇な感じだから△△」などという難しい薀蓄は必要ありません。とにかく美味しいのですから、Hungaryを旅行なさる方はグラス1杯だけでも頼んでみてください。

    初めて飲もうとする方、もしもSweetかDryかと聞かれたら、それはSZAMORODNI(サモロドニ=そのままにの意)というタイプ(作り方)のワインなので、迷わずSweetを。Dryも悪くはないですが、そうですね・・・焼酎「百年の孤独」のような感じもしました。「百年の孤独」は最高ランクの焼酎ですが、ロックだと、当然強~いというか、ちょっと顔が歪みそうなコクがあります。焼酎でもウイスキーでもロックのお好きな方は、やはり甘すぎるのでDryの方がお口に合うかもしれません。

    プトニョス(残留糖度)を問われれば、それはASZU(アスー=糖蜜のようなの意で、普通のワインと貴腐葡萄を混ぜて発酵させたもの)というタイプのワインで、6プトニョス以上は、エッセンシアと呼ばれ最高ランクだそうですが、想像もつかない美味しさ(甘さ?)とお値段ではないかと・・・。

    Buda王宮の丘の上、マーチャーシュ教会の近くには、The House of Hungarian Winesというワインショップがありますが、ここの地下はワインミュージアムになっており、入場料3800Ftで古~いワインを眺めることができす。試飲(3プトニョス)もとことん可ですから、ここでもお試しできますがくれぐれも飲みすぎにはご注意を。

    ところで、トカイワインのボトルはすっきり撫肩の首長美人で500mlです。税関では、1人760ml程度が3本まで免税ということですが、これは2280mlまで大丈夫ということなのかしら?・・・となると、4本まではOKということになるのですけどね。4本・・・持って帰るにしても結構重いですが、上等の貴腐ワインは、2~3ヶ月かけてチビチビ飲むこともできるのだとか・・・4本あれば、1年持ちますね。