Re: チップって?

チップをすべきかどうか、決まりはありません。したがって知っている人もいません。この件については日本人だけでなく、欧米人もどうしたらよいか困っている人がかなりいます。ですからチップの出し方といった本や記事はいろいろな国で出ているようです。
チップで迷っている人は「必要なところで必要額を払わないと何か支障が起こる恐れがある、といってバラまくけるほどお金があまっているわけではない、払わなくて支障がないのなら払わずにすませたい。」と思っている人ではないかと想像しています。これに対する私の考えは、中欧、西欧ではチップを払わなくても支障が起こることはまずありませんから心配要りません。それでも旅行をより円滑にするため単位未満の端数くらいはチップを置いていいと最初から決めておき、サービス等に不満がなければ渡すという方式をとればよいとおもいます。
現地のガイドや添乗員はしばしば「現地ではこれくらいチップを置くのが普通です。」という言い方をしますが厳密に調査して言っているわけではないので貴にしなくてもよいでしょう。
なお、よくチップという言い方がされているが、いわゆるチップでないもの、具体的には空港等の荷物の運び賃、有料トイレの使用料などは利用すれば当然払うべきものです。ホテルでポーターが荷物を部屋まで上げ下ろしする費用とか有料トイレか、どうかわからないトイレでの支払いのようにチップに相当するものかどうか不明なものもありますのでちょっと困ることがありますが、どうしても判断に困るのであればポーターに頼まず自分で運ぶ、トイレは管理する人がいれば払うしいなければ払わないとかたいした額ではないから払う準備をしておいて受け取る人がいたり、お金を置く皿などがあったらおいておくことにするなど決めておけばよいとおもいます。
一般のチツプは何かサービスをしてくれた人に場合によってしてもらうことを期待して払うものですからそれなりに理解できるのですが俗に
ピローチツプといわれるものについては意味そのものがよくわかりませんし、どういう風になっているか想像もつきません。よくベットメークや部屋を整えたサービスに対する対価といわれますが部屋に残した金を部屋をベットメークした人が受け取る保証はなく、必ず払うべきだなんていわれると部屋代の値上げかといいたくなります。
普通のチツプは「満足したのなら払ったほうがよいです」というアドバイスもひとつの考えとして理解しますが、ピローチツプに関しては払う必要はありませんとしかいいようがないおもつています。誰かピローチツプの意味について、わかりやすい説明ができる方がいましたら、教えてください。




  • いいね! 0
  • コメント 1件

1件のコメント

  • チップの話

    国によって様々な習慣がありますから、私がお話しさせていただくのはイギリスでのことです。
    たんたんたぬきさんのご指摘どおり、これは値上げという感覚に近いです。
    ピローチップは室内係の人達が収入源としてあてにしているものです。
    ホテルが室内係の人を雇うときに、チップとしてどれくらいの収入が入るのかを(ちょっと水増しして)雇います。
    この数字は当然ホテル代として表には出ませんから経営側は安い値段のままで部屋を提供、雇用ができるわけです。雇用されている側でも、所得税を払うよりはチップの一部だけを申告して税金による目減りをちょっとでも減らそうとしています。
    まじめな日本の人からみれば理不尽にうつるかもしれませんが、これが事実です。
    ガイドや運転手、ウエイターやウエイトレス、皆そうです。
    イギリスのレストランでは12.5%から15%ぐらいがチップの平均額で、最近は会計に組み込まれていることも少なくありません。
    サーヴィスが本当に悪い場合はこれを払わないことも可能ですが、通常は払うことを前提にしています。
    私はそういったことを踏まえて、価格操作のできる人たちにはチップは払いません。
    例えば家族経営の小さなレストランやホテルで他人を使っていない場所ではどんなにサーヴィスがよくても、サーヴィス料というのはちょっと違う、と思うからです。
    その代わり、他の人たちにいい場所お見つけたよって情報を流してあげるようにしています。
    ガイドの仕事をしていると、エージェントからの仕事はチップ込み・チップなしとINFOが入っています。なしの場合はお客様にどうやって伝えようかと散々悩みます。
    言い方によっては「ぼられた、ふっかけられた」と誤解されかねません。
    特定の国籍の人たちがチップに対する考え方というのがもちろんあって、興味深いです。
    私は日本人しか相手にしていないので運転手たちから聴く話しをもとにしていますが、彼らが一番嫌いな仕事は、
    1、オーストラリア人(決してチップを払わない)
    2、イスラエル人(人間扱いしてもらえない)
    3、フランス人の子供(食べ散らかすので、後片付けが大変)

    逆に人気のあるのは
    1、アメリカ人(チップをちゃんとくれるから)
    2、日本人(時間通りに戻ってくるから)

    ちなみに日本食のレストランで客の殆どが日本人の場合はウエイターやウエイトレスが長くいつかない場合が多いようです。
    理由を聞いてみると、やはりチップが原因のひとつのようです。

    まあ、払いたくないという人は法律ではありませんのでご安心ください。
    ただイギリスでは期待はされているというだけのことです。
    日本では仲居さんへの心づけは最初、こちらの人は楽観的なのかサーヴィスの後です。最近は仲居さんにはいくらくらい払うんでしょう?
    子供の頃に、旅館などに泊まったら父がのし袋に5千円前後入れていたようなおぼろげな記憶があります。20年以上前ですからきっと変わっているでしょうね。
    それに比べたらイギリスの1ポンドのピローチップは僅かだと思いますが・・・。
    ふと、あることを思い出しました。
    今はもう使われていませんがイギリスに昔、ギニーという単位がありました。
    20シリングで1ポンド、21シリングで1ギニーでした。
    お医者様や先生なんかに支払いをするときにはポンドではなくギニーで支払ったそうです。
    別にチップを渡すことが失礼になるかもしれないということで、通貨までこんなに気を使ってすごいな、と思いました。

    • いいね! 0
    • コメント 3件

    日本の昔の心づけ・・・

    旅館の仲居さんに 5千円・・・はすごいです。 まあ滞在が長ければ・・・。

    日本の場合 昔のいい宿屋さんはほとんど常連客でお世話する仲居さんが決まっていたようです。 お部屋を予約するのにもその人が相手・ ・・で いまでいう営業も兼ねていて・・・。

    一流料亭なのでは 勘定は年2回なのでかわりに なじみの仲居さんには包んでいた見たいです。 その分 急なときでもお部屋にありつける ・・。 この辺は そちらの一流レストランや 昔流のホテルも同じ感覚かもしれません。

    今の宿屋さんも 料亭もほとんど税サービス料込み、即の支払ですから
    心づけの発生する余地がなくなっています。

    秘書や世話役が自分の頼みをきちんと聞いてもらうための いわば鼻薬的な心づけは一部の世界ではしっかり生きているようですが・・。

    昔ながらの古い宿に泊まった時は お部屋係のオネエサンに千円程度は包むようにしています。 でも大概は夜食で受け持ちが変る・・みたいです。 しつけのいい?宿屋さんでは心づけはプールして裏方を含めてみんなで分けるとか・・・。 日本はホントの社会民主主義社会・・・といわれるユエンでしょう。

    • いいね! 0
    • コメント 0件