リンク先の寄稿が、とても面白い

藤田田氏もダイエーの中内氏も西武のツツミさんも、風雲児として名を馳せ、晩節を汚した金持ち有名人スリートップですが、藤田さんは、神谷町フリーメーソンの会員だったとか言われてますね。

フリーメーソンって、オウム真理狂が煽ったような恐い存在でも、陰の経済界立て役者みたいなパワーで世をコントロールしてる訳でもなく、古くはユダヤ人石工組合として発祥し(シンボルマークは、コンパスと分度器=石工の商売道具)、現代では、ライオンズクラブみたいな著名人サロン化してるようです。ライオンズが地元名士集団なら、メーソンは財界人専用クラブかな。結果、経済同友会とか経団連とかとメンバーが重複してるから、まるで経済マフィアみたいな印象を「もたせる」理由に利用されたのでしょうか。まあ、どうでもいいや。

ところで、リンクに示して下さった、佐藤祥一氏の寄稿は、とても面白かった。特に前段部分の解説は、ここのトピへの答えみたいなものを内包しているので、ちょっと、長くなりますが、重要っぽい部分を抜粋しますと、

「華僑、インド人、アラブ人、ユダヤ人、アルメニア人といずれも順位を付けることに大きな意味はないとしても確実に言えることは、ここに述べた民族全てが歴史的に虐げられ政治的に分割服属を余儀なくされた民族の末裔だということです。そしてこれらの民族にとって共通していることは、海外にあって守ってくれる「政府」がなく、それぞれの地で自らの結合組織、相互扶助組織を合法、非合法を問わず作り上げました。」

「つまり共通のキーワードは何なのかを探り出すことです。世界に広が る彼らの経済力のバックグラウンドは、結論から言うと、血縁(同族)、地縁(同郷)、業縁 (同業)とりわけ前の二つの結合を非常に大切にし、民族の歴史、風習、宗教を頑に子孫に伝え ているということです。かれらの団結力、バイタリティを持続させた源は精神生活の共通のフィ ールドをもっていて、それをしっかり伝承しているというところにその強さがあるのではないか と思っています。全く異境の地で頼れるものは、同じ血縁、地縁の人々がもつ精神の共通性があ ったからと考えています。」(←イスラエルみたいな定住地では、上手く廻らなくなってきたようです)

「いずれも厳しい環境で生き抜くために、精神生活の拠り所として、代々伝わる思想や宗教を大切にし、併せて三縁とよばれる血縁、地縁、業縁のネットワークを守り、拡大していったのです。」

長い為に、ほんの抜粋ですが、前段だけでも、興味深い話が展開されていますから、皆さんもちゃんと読んでみて下さい。

氏の説明によると、現在のアルメニアに大企業があるのではなく、第一次世界大戦時代に、難民としてアメリカに亡命してきた膨大なアルメニア人の末裔に、アメリカで商売上手で成功した例が目立つ、みたいな意味あいのようですね。

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