アメリカの大学のスポーツとお金

アメリカの大学でスポーツに力を入れているところはだいたい独立採算で、大学のお金でなく、スポーツで得た収入をそのまま、スポーツに使っています。  

スタンフォードとかUSCとか私立はお金どれぐらい使っているのかは大学の自由なので、限りなく秘密ですが、UCとかの州立とかは税金で、大学を補助しているので、お金の動きに対して結構オープンに公開しています。 アメリカの公立大学で、たぶん一番スポーツにお金を使っているのが Texas と Michigan といわれていて、 年間 $100M ぐらい の 予算といわれています。 UC Berkley UCLA あたりだと $50M ぐらい。
UC Davis San Jose State あたりだと $10M ぐらいだと思います。  だいたいが全部がフットボールと男子バスケで儲かったお金でラグビー バレー その他すべてをまかなっているといったかたちのところがほとんどだと思います。


このサイトをみると UCの 従業員すべての給料がみられますが
https://ucannualwage.ucop.edu/wage/

UCLA の コーチ陣の給料を調べると(下は英語で友達とこの前いいあっていたE-Mailからの抜粋ですが)
football coach Mora 300K(salary) +2.1M (other)
men basketball coach Alford 200k (salary) + 2.4M (other)
women basketball close 250K (salary) + 191K (other)
volleyball coach sealy ~143K (salary) +3K (other)
Pauley pavillion announcer Dennis (Koehne) ~56K

http://dailybruin.com/2010/05/04/fopannouncerfinal/

volleyball assistant coach Kaitlin Sather Nielsen ~19K (not salaried; only "other compensation)
basketball assistant coaches Huth, Newnan & Shannon Perry all about ~111K
Dan Guerrero whooping 678K salary + 874K (other) for the grand total of 1.55M

UCSB's Nobel prize winner Shuji Nakamura 267K (salary) + 90K(others)

この UCLAのスポーツ胴元のゲレロとノーベル賞受賞のサンタバーバラの中村さんの比較が面白いとおもいます。
たぶん正規のサラリーというのが、 州 (学校?)から出ているお金で、 ”Other" というのが、売り上げ金の各自の取り分だと思います。

設備としては3年ぐらい前UCLAの伝統のバスケ会場 ポーリーパビリオンが $150M ぐらい で、 改修されて、 その中の選手たちのロッカールームとかラウンジなどのツアーがあったのですが、それはそれはすばらしいものでした。 そうでないと、最近の高校生の強い子がUCLAに来てもらえないのだそうです。

わたしらはこういった金儲けのためにやっている大学のスポーツは好きでないです。

http://www.latimes.com/business/hiltzik/la-fi-hiltzik-20150320-column.html#page=1

今年の男子のバスケではケンタッキーがめちゃめちゃ強いのですが、その子達は1年生で大学を辞めて 来年はプロになるでしょう。 大学にはいって1年でやったらプロになってもいいという約束が大学のスポーツ協会(NCAA)と バスケプロリーグ(NBA)とむすばれているのです。  大体の学校は一応たてまえとして、1年生ではいった子を卒業させるというのですが、ケンタッキーは(このLATimesの記事にのっているライバルの ルイビルもそう)そういったことを完全に無視しているのです。  こういったのは優勝しないと学校に寄付しないといっている卒業生が悪いのです。




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