退会ユーザ @*******
06/02/19 17:20

基本的な考え方の相違だと思います

 私も、善し悪しを論じているつもりはありません。基本的な姿勢としては、No.81134でEAVOさんがおっしゃっているのに非常に近いものがあります。それに加えて、外国へ行く場合は、その国・地方で用いられている言葉をあらかじめ勉強していく、という立場を取っています。

 私ども中国語話者の間では、「中国語(北京語)を全く知らない日本人が、中国で筆談することは、ほぼ不可能である」のが定説となっています。あなたは、その反例を見事に実証されました。機会があれば、詳しく様子を伺いたいものです。

 言葉の通じない地域への旅行のお勧め、ありがとうございます。ペルシャ語(ファールスィー)はまだ勉強していないので、イランなどが候補ですね。英語、フランス語が通じないアラビア語圏も、苦労しそうで、魅力的です。しかし、オマーン方言や湾岸方言など、方言ごとに勉強して、使い分けたいのです。

 塩と砂糖の例をいただきましたが、私なら、まず「精製されているかどうか」を疑ってかかります。例え精製されていることが保証されているにしても、理化学的分析手法をもって確かめてから、なめます。比重が違うので、重さを量るだけでも分かります。一粒でも、致死量の毒を有している物質もあるのです。

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2件のコメント

  • 理化学的分析手法

    比重を求めるためには、体積も測定する必要があります。粒や粉体は容器にいれると空気を含みますので、体積測定は困難ではないかと思います。水中重量を測ることも水溶性物質では不可能です。重量測定にしろ、電子天秤ぐらいでないと比重の差が議論できる精度の比重は求められないのではないかと思います。仮に比重が得られたところで、比重から精製の度合いや物質を推定することも困難ではないでしょうか。私は比重測定は密度勾配管法でしか行ったことがないので、他の比重測定方法の実務には疎いので、ご教示いただければ幸いです。

    理化学的分析手法、おそらくFT-IRやNMRやクロマトグラフ等機器分析のことでしょうが、これらの手法が可能なのは分析化学のラボであり、一般的ではないです。

    したがって、旅行先で比重測定は現実的ではないように思います。旅行先でできるのは、コップに水を入れて、そこに物質を投入し、浮くか沈むかで比重が1以下か以上かを判別する程度でしょう。この方法にしても水溶性物質では不可能ですし、「比重が1以下か以上であるか」ということが殆ど有益な情報とはならないと思います。もしオンサイトで物質の毒性等の判断ができれば画期的なことです。

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    退会ユーザ @*******
    06/02/20 14:40

    先端的な理化学分析装置を使わない場合

     コメント拝見しました。おっしゃることは逐一その通りで、大変勉強になります。
     ただしことの発端は、「言葉の通じない地域へ行くときに、事前に言葉を勉強していくかどうか」であり、私は事前勉強の立場です。ですから、ショ糖と食塩の例文に関しても、事前に、つまりラボラトリーで測定していくと表明しても、矛盾はないと思っています。

     私も、比重測定の実務経験はありません。確かに体積測定は困難ですが、脱気してからメトラーで測る方法があると思うのです。もっと言うと、X線構造解析をするとか、塩化銀を使い沈殿させるとか、色々あると思います。

     話は変わりますが、最近は「研究成果の市民への還元」が謳われており、高校などで出前授業をするように口うるさく言われています。出張先に大型装置を持ち込むわけにも行かず、移動可能なシステムで、ショ糖と食塩の差異を分析してみせる演技実験も必要かもしれません。両者の比重の差異に比べて、あるいは体積測定はいい加減でも(メスフラスコで測る程度でも)よいのか、ラボラトリーレベルとは別の意味で調べる必要があると思っています。

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  • もちろん言葉ができれば良いですが・・・

    中国での筆談は結構有効でしたが、不可能だという定説があるのですか?
    私は中国で筆談で何とかなりました。中国語を勉強してから行ったら筆談
    しなくても言葉が通じるのでとっても楽チンでしたが。

    1回しか行かないかもしれない国のために、時間をかけてその国(地域)でしか
    通用しない言葉を勉強するのは一般人には無理ですよ。

    ガイドブックには大抵数ページほど現地の言葉についての説明がありま
    すが、現地の人にそのページを見せて、発音を教えてもらうと良いですよ。数字やありがとうなどの基本的な言葉だけでも覚えられれば旅が
    楽しくなります。

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    退会ユーザ @*******
    06/02/19 23:50

    語学おたく

     筆談の話は、少なくとも私の周囲では「定説」となっています。

     世の中には、語学おたくというのもおりまして、数10か国語は勉強したという人もいます。旅行よりも、言葉が先なのですね。私も、ずいぶん前から、例えばタイ語教材には5万円は使いました。いままでの投資は何だったのか。ここ数年、CD付きの本が出回り、劇的に価格が下がって、主要言語は数千円で勉強できるようになりました。

     私の知る限りでは、ハーバード大学の生協書籍部の言語教材の品揃えは絶品です。渡米するたびに訪問し、新たな言語の教科書を買ってきます。おそらく、世界有数の語学コーナーだと思います。

     そういうこともあって、新たな言語の土地には、勉強する前には怖くて足を踏み出せません。パプア・ニューギニアなんて、稀少言語が1000の単位で集積地ですから、それだけで恐ろしくなります。