06/02/18 21:05

150ユーロならば快適なホテルがあるでしょう

ナポリでは難しいでしょうが、その他の都市なら手頃なホテルはある
でしょう。しかし、ソレントもアマルフィーのホテルは休みが多い
はずなので、選択肢が限られるでしょう。しかも、車での移動なら
人里離れたホテルやアグリツーリスモという手があるのですが、電車
やバスでのでの移動となると厳しいかも知れません。プーリアの田舎
ならば、二食は無理でも、美味しい朝食付きであるはずです。頑張っ
て探して下さい。

食事は何を食べても美味しいはずです。水と食材の良さが、下手な
ソースを使わなくても、オリーブ油、塩、レモン、ニンニク、赤唐
辛子で美味しい料理に変身します。

ナポリではピザは外せません。他のどの都市よりも安く美味しいこと
は間違いないでしょう。大阪や広島のお好み焼きが絶対負けないのと
同じです。コーヒーもナポリが一番のような気がします。シンプル料
理の代表はアクアパッツアAcqupazza(狂った水?)でしょう。オリー
ブオイル、ニンニク、トマトと魚に海水を掛けるだけ。レストランの
メニューにはなくても、言えば喜んで作ってくれます。トマト料理も
魅力的。モッツアレラとオリーブオイルにトマトだけでも立派な料理。
ナポリではプリットもいけます。塩は掛っているのであとは、地元の
レモンでどうぞ。魚は新鮮でとても美味しいです。乾燥パスタの原料
になる硬質小麦の産地でもあるので、パスタも美味しいです。できれ
ばシンプルなものを。イタリア人シェフが良く批判するのは、日本の
パスタは具が多すぎると言うこと。デザートにも事欠きません。ラム
酒浸けパンケーキのババ、食後酒はレモンチェッロしかないでしょう。
透明のものとか白濁したものとか、味も多様です。一つだけ注意すべ
きは、甘くて冷たいので、ぐいぐい飲んでしまうと帰り道にふらつき
ます。エスプレッソも忘れずに。

プーリアは野菜が巨大で、太陽の光をいっぱい浴びて、とても元気が
良い。乳製品も逸材で、Burataというモッツァレラに良く似た牛の乳
チーズがあります。これも外せません。これにプーリア産のオリーブ
オイル。北のものとは違い、黄色です。目が回るくらいの種類があり、
買ってかえりたいのは山々なのですが、重いのがたまに傷。Orecchiette
(耳たぶパスタ)は硬質小麦を塩と水でこね、指で丸めます。ソースが
うまくパスタに掛かるのが魅力です。バーリの旧市街の民家の軒先で、
これを日干ししてありました。豚肉のサラミも美味しいとか。

大事なことを忘れていました。プーリアのワインは、キャンティーニ
とかバローロとかの高級酒の1/5から1/10の値段で、遜色無いものが
あります。暖かい土地なので、白が人気かと思えば、シチリア同様
9割以上が赤です。日本にはまず入ってこないので、逃さないように。

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