朝日よおまえもか

2/16の朝日・夕刊の連載小説で四国旅行の場面なのですが、土讃線阿波池田近くの温泉宿の窓から「吉野川の対岸の線路を時折、”電車”が通って行く」とあります。
あれっと思って時刻表を確認すると、普通から特急まで全ての列車番号末尾にDの文字が。つまり非電化で全部ディーゼルというわけです。
地元の方は「汽車のことを電車だなんて・・」と思っているかも。
「暗闇の中、架線とパンタグラフの間で白い火花が散るのが遠くに見えた」などと書いてあるとお笑いですが。
もっともこの場面は、東京住まいの都会人が”電車”と思い込んでいるという設定と善意に解釈することにいたしましょう。「時折、気動車が通って行く」では語呂が悪いかも。でもそのほうがその後に続く「思いがけないところまで来た(中略)感慨だった」との主人公の気持ちをより深く表すことになると思うのですが。
まぁどうでも良いことですが・・・。ディテールにうるさい一鉄道ファンのボヤキでした。

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1件のコメント

  • 電車・汽車

    先日、友人の車に同乗して播但線沿線(兵庫・佐用町)を走りました。
    友人が“線路脇に電柱無いな、と言う事はここはディーゼルカーしか走らないのか”とつぶやく。
    鉄道マニアでもないのに、と感心したことです。
    都会に住んでいると線路を走るモノは全て電車、と思ってしまうのは無理からぬ事のようです。

    播但線は、ずいぶん昔に一度だけ乗りました、津山発大阪行き急行、姫路までは40キロ程度のノロノロ運転、それが山陽本線に入るとエンジンの唸りを上げ車体を震わせて爆走、その落差の大きさにビックリしたのを思い出しました。

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    ごめん!

    播但線じゃなかった、姫新線でした。(汗!)

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