特別なことはほとんどない

エミレーツを始め、中東のエアラインは、
自国に客を誘導するよりも、そこからさらに
他国に飛ばすことに主眼を置いているので、
乗り継ぎはむしろ当たり前。

日本を発つさいに、DXB-VCE（逆もしかり）の搭乗券を受け取って
います。それをなくさないように、お守り以上に大切に、肌身離さずです。
それさえあれば、乗り換えには何も要りません。当該国（この場合は、
ドバイ首長国）への入国はないので、手続き等は不要です。
羽田で搭乗券を貰っているということは、搭乗手続きも終わっています。

今回は関係ないが、8時間以上24時間以内乗り継ぎの場合、
ホテル宿泊、食事、送迎、ビザ費用の優遇などのサービスがあり、それなら、
手続きが必要です（関係ないので忘れてください）。

遅延は可能性として極めて少ないので、それは心配する必要はありません。
もっと他に心配することは沢山あるので。ただし、DXB-VCEはEK135しかなく、
万が一EK 313が遅れる（というよりも機材故障で飛べなくなるとか）と、
翌日まで待たされます。当然、宿泊等の処置は航空会社がしてくれますが、
予定は狂います。しかし、AZにしても、AZ 789が飛ぶためには、AZ 788が
前日にVCEを発って、成田まで来ないことには始まりません。しかも
週2便なので、流石に翌週までとはならないでしょうが（振り替える）、
結局、鳥ではない人類が空を飛ぶためには、危険はつきもの。そのために、
空を飛ぶ機械は念には念を入れて、慎重に飛ばせまるために、遅れ、欠航は
付きものです。そもそも、旅行にはリスクつきまとうものです。

万が一EK313が遅れたら（選択上で考える必要はないが、知っているのと
知らないのとでは雲泥の差）、
(1)多少の遅れは問題にはならない。今回のケースでは一時間程度で、これこそ日常茶飯事。
(2)2時間遅れ。これが一番難しい。それぞれの客（到着および出発）のスケジュール
およびそろばん勘定を速やかにおこない、対応を決める。EK135を少し遅らせることも含め、
種々の対応が考えられるが、ここで、それを推測しても何の役にもたたないし、そもそも
不可能。
(3)欠航、または大幅遅れ（飛来便の遅れから出発遅れが予想される）。
羽田なので、QRで飛ばす（振り替え）、
QR 811 HND 0015 DOH 0625
QR 129 DOH 0910 VCE 1340

中東ではなく、欧州へ直接飛ばす。
AF 293 HND 0030 CDG 0530
AF 1126 CDG 0720 VCE 0900

NH 203 HND 0110 FRA 0525
LH 324 FRA 0830 VCE 0945
などもあり得なくはないのですが、
これらはむしろ、そのようなケースでの交渉材料でしょう。

ここまでで、回答まとめ。
1.長すぎず、短すぎない乗り継ぎです。深夜、早朝に着いて、
5-6時間あるほうが却って辛い。
2.手続きは不要で、安全検査を受けるだけです。

これからは、負の面で、これは本来選択肢に挙げられるべきこと。
EKの機材。
ライバル会社のカタールなどは自称（一様第三者のお墨付き）五つ星エアラインとか
謳っていますが、それは上級クラスでの話。決して快適ではないのは間違いないこと。

777-200ER 3-4-3です。
カタールなどの777-200は、3-3-3です。誰がみても窮屈です。
前後も若干ですが短い。
DXB-VCEはA330-200 2-4-2なので、他社と同じ。

雑誌などでは、”憧れのエミレーツ”などと書かれますが、一切
利益供与を受けていないと自負する某雑誌では栄えあるワーストワンを
受賞しました。まあ、きちんとした基準で調べた訳ではないので、
そう言う声もある程度の留めましょう。エコノミーにサービスを求める
のは無駄なことと割り切るほうが健康に良い。

むしろ問題は、深夜便です。上級クラスからリクライニングを気にする
必要がないのですが、後ろの席ではこれが死活問題。今年、米国で
緊急着陸事件があったのは有名な話。倒すべき（権利まで買っている）
という意見と、今や倒すべきではないという意見が交錯していますが、
少なくとも食事中は倒せません。これが、エコノミーになると長いのです。
決して、食事をゆっくり召し上がれという発想でやっているのではなく、
少ない人員でやっているので、手が廻らず、トレイの回収ができないのです。
そのため、食事が終わってもシートを倒して睡眠とはいかない。当然、
食事中は倒すのは御法度です。決して美味しくない食事を、しかも
日本時間の深夜に無理矢理とらされるのをどうみるか。深夜でも問題なく
食事がとれて、しかも寝ないでも元気はつらつ、、なら良いのですが、
普通の人は多分きつい。また復路は、ほとんど欧州時間での深夜乗り換えです。
これが結構きついですよ。さらに、往路と同じことが待っています。

意外にこの点を指摘する人が少ないのですが、人に依っては死活問題のはずです。