私の経験

私が68歳の時に貨客船で世界一周した時お客が64歳から70歳のドイツ、オーストラリア、イギリス人と私の4人でした。

私以外は皆私の倍くらい食べました。しかし船内のストレッチの部屋で比べると運動量は私のほうが上でした。
ドイツの70歳のおばあさんが、私も含めて何でも仕切るので、食堂から5階の船室へ帰るときに何時もの仇と、下からあをってやった事があります。
途中でねをあげてお先にどうぞと言われたのでやったと思いました。
2ヵ月半も一緒なのでお互いそんな事はありますが、皆家族同様で良い思い出です。
歳を取ってからの日本人の肌は大体白人には勝てます。しかし顔黒で真っ黒になった少女の将来が凶とで無ければよいですが。

食事中に太る話になり自分は長生きがしたいので余り食べないといいましたら、
そのドイツ婦人が相撲取りはどうかと言うので余り長生きの人はいないと言いましたら、それから食べる量を少し減らしたのが面白かったです。

後の思いではウラジオストックからシベリア鉄道に乗りイルクーツクで途中下車して観光後次の北京発の列車に乗った時の事です。
二人用1等寝台車に乗る時車掌から同室は悪いけど女性と一緒だというので、私は男より女性の方が良いと冗談を言いながら部屋へ行きました。
4人部屋を二人で使いますので、上下に別れて寝ました。

ロシアの中年女性というと丸々太った姿が想像できますが、その方は珍しくスマートでその代わり毎食パンを揚げた日本で言うラスクを2枚食べるだけで、
たまに松ぼっくりを袋から出して食べていました。私にも勧めましたが食べた事が無いのでことわりました。

途中駅で私がバナナ彼女がアイスクリームを二人分ずつ買い、私はアイスクリームは貰って食べましたが、
彼女はバナナも糖分の関係か食べず部屋に遊びに来たほかの女性にやってしまいました。その人も太っていません。
ロシア人の女性や子供は若いときは非常に綺麗で透き通るような肌ですが、
みな中年になるとご存知の体型になりますが、その人は例外です。なお24歳と26歳の娘さんがいてモスクワのヤロスラブリ駅に迎えに来ていましたが、やはり綺麗な色白の人でした。

同室の婦人からは英語とロシア語で書かれた名刺を貰って記念に写真も撮り大事にしています。
私は男は嫌いなので、外国では女性ばかりで普通の男性とは写真はとらず、男性の場合は制服を着た警官や、軍人に頼んで撮るだけです。

ちなみに余り嬉しくないですが今日は私にとって2度と来ない71歳最後の日です。明日自己紹介の歳を増やします。