小さな町の中ではヨーロッパのベスト10かも

ドイツ「へ」旅立つ日が24日と早とちりしました。
クリマが目的でないなら、やってる街によりミュンヘンをインかアウトにするといいかと。

よくある欧州の風景というより、2つとも、大都市ではない、小さな街では欧州のベスト10と言っても過言ではない、抜群に美しい街です。

他8ヶ所はトレド(スペイン)、カルカソンヌ(仏)、ブリュージュ(ベルギー)、ハルシュタット(オーストリア)、チェスキークルムロフ(チェコ)、アマルフィ(伊)、クラクフ(ポーランド)、シギショアラ(ルーマニア)といったところでしょうか。

ハイデルベルクはゲーテ、ヴィクトル・ユゴー、マーク・トウェイン、詩人ヘルダーリン、マティソン、ウエーバー、シューマンなど欧州の文化人、芸術家の多くが他に比類なき美しい街として絶賛しています。

連合軍もヨーロッパの、世界の至宝として爆撃を避けたといわれています。実際は別の理由だったらしいのですが、そんな伝説が流れるほどの街ということは30分ほどの哲学者の道を歩けばわかります。
突如右眼下にネッカー川と旧市街、古城、「古い橋」と呼ばれる赤い砂岩のアーチ橋が一度に見られる展望所に出ます。

石段を下り、古い橋を渡ると旧市街です。
このアプローチがすばらしいので、旧市街に行かずに、駅や宿からまっすぐ哲学者の道入り口に直行してください。
古城からの眺めもすばらしいです。

ローテンブルクでは市庁舎の塔にまず登ってください。城壁に囲まれた旧市街の周りは緑の海(森)が果てしなく広がっているのに驚きます。まさに緑の海に浮かぶ島のようです。

実はロマンチック街道にはローテンブルクに勝るとも劣らないディンケルスビュール、ネルトリンゲンという古い街があり、交通不便なこれら3つの街間を結んだのがヨーロッパバスなのですが、11月は運休です。路線バスでは行けますので、できたら行くといいかと。

特にネルトリンゲンは円環都市といって、旧市街は真ん丸く、それを屋根付きの城壁が丸く囲んでいます。城壁上を一周でき40分です。

それゆえ、ハイデルベルクとロマンチック街道とライン下りが日本人のドイツ周遊旅行の定番になっていますが、残念ながらライン下り観光船は11月は運休です。ライン川沿いの古城群は列車の車窓からは見えますが。

行かれる街ではドレスデンも、フランスでいえばパリのような芸術的な街(エルベ川のフィレンツェと言われます)で夜景が最高です。お楽しみに。

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1件のコメント

  • 素晴らしい町並みなのですね

    ローテンブルク、ハイデルベルク共に町並みが素敵であるようですね。

    その他も詳しく教えていただきありがとうございます。
    よくあるヨーロッパの風景ながら、群をぬいたうつくしさがみれるというったところでしょうか。
    行ってみたいと思います。

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    期待してもいいかと

    ドイツの観光資源が乏しいなんてことはありませんよ。

    代表的な観光資源である、世界遺産の数は観光資源が多いといわれる世界一の観光国(行く人が一番多い)フランスの39に対し、38でほぼ同数です。

    観光資源が少ないのではなく、ベルリンや他の大都市が全部壊滅的な戦災を受けたため、全く無傷だったパリやローマのような中世のままの大都市はなく、古きよき町並はドイツには小さな街にしか残っていないのです。

    だから、ドイツにはハイデルベルクやローテンブルク、ディンケルスビュール、ネルトリンゲン以外にも戦災を受けなかったり、軽微の小さな町がメルヘン街道のアルスフェルトやハンミュンデン、エリカ街道のリューネブルク、ツエレをはじめゴスラー、バンベルク、クヴェトリンブルクなど中世のままに残っています。

    ですから、無数の小さな町が観光資源としてあります。
    その数は伊や仏、西などに劣りません。

    そういうわけですから、ハイデルベルクやローテンブルクは期待を裏切らないと思います。

    日本人をはじめ観光客が多いのが玉にキズですが、皆行きたいのですから仕方ないですね。年中観光客でいっぱいの京都と同じです。

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