それなら、オーストリアしかないかも

パリが好きなら、パリに比較できる首都は他候補国にありませんから、オーストリアを100%推薦です。

ウイーンは欧州最大の神聖ローマ帝国、オーストリア・ハンガリー帝国の都として数百年も君臨した”ヨーロッパの都”です。優雅さも見所の多さもパリに劣りません。

ケーキもクロワッサンもマリーアントワネットの嫁入りでフランスに伝わったといわれます。
クロワッサンの原型となった三日月パンもあります。

首都中心だと2,3泊した場合、地方が短くなるのが残念ですが。
”ヨーロッパの玉手箱”といわれる国ですので、最低10日、できれば2週間は滞在したい国です。

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1件のコメント

  • おぉぉぉっ!

    ありがとうございます!
    マルコポーロ3さんの知識の豊富さに脱帽です!
    こうした逸話を知ると、そこに行きたい気持ちが俄然
    強くなりますね。滞在中の楽しみが倍増すること
    間違いなしです。
    クロワッサンの原型がオーストリアにあっただなんて
    知りませんでした。ただ今目から鱗が落ちています(笑)。

    実は、英国、愛蘭の後に
    もう2週間旅が出来ることになりました。
    ですので、2週間オーストリア滞在を念頭に入れて
    滞在先を吟味したいと思います。






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    2週間は朗報! それに基づいたお勧めコースです

    それならウイーン市内や郊外のバーデン温泉(ベートーベン、シューベルト、ヨハン。シュトラウスらが湯浴みに滞在)などで数日滞在。

    地方めぐりの初日は世界最初のアルプス越えの、世界遺産センメリング鉄道(今は本線の一部)を通り、同じく世界遺産のグラーツへ。午後観光、泊

    2日目に湖水地域ザルツカンマーグートに入り、ハルシュタット駅で下車すると湖対岸のシシィ(エリザベート皇紀)がハネムーン地とした世界遺産ハルシュタット(湖畔の街では世界一美しいといわれています)行き連絡船が出ています。宿泊・観光。

    3日目午前は、シシィがさらに足を延ばした”ザルツカンマーグートの瞳”といわれるゴーサウ湖を探勝。

    午後はシシィが結婚式を挙げたバート・イシュル温泉(ここに皇帝御用達カフェ・ツァウナーがあります)に寄り、バスで湖畔の街ザンクトヴォルフガングへ。宿泊がいいかと。

    4日目朝のミニSLでサウンド・オブ・ミュージックの舞台シャーフベルク山頂へ。眼下に無数の湖とアルプスの峰々の絶景が。下山後、湖観光船でモーツアルトゆかりの地ザンクトギルゲンへ。ザルツブルク泊がいいでしょう。

    初日泊のグラーツには1569年創業の皇帝のパンを焼いていたホーフ・ベッカライ(皇帝御用達パン屋)エーデッガー・タックスがあり、ここでクロワッサンの元祖、三日月パンのヴァニーレキプファールが売られています。

    このパンが生まれたのはトルコ軍に包囲されたウイーンで、夜中に起きてパンをこねるパン屋さんがトルコ軍の夜襲に気付いたため、通報して撃退。打ち負かした相手のトルコ(国旗)のシンボル、三日月を真似て焼き上げた硬いパンです。

    後に、マリーアントワネットがフランスに伝え、バターを沢山加えてふわふわな感じにしたのがクロワッサンということです。

    撃退したとき、トルコ軍が残した黒い飲み物はコーヒーで、これを飲ませるカフェハウス(喫茶店)が沢山でき、ウイーンはカフェ発祥の地と言われます。今も質量とも他を圧する世界一のカフェの街です。

    ハプスブルク王家の皇帝一家はいずれもケーキ好きで、ウイーンにはデーメル、ハイナー、ゲルストナーと3つの皇帝御用達カフェ・コンディトライ(ケーキ喫茶)があり、マリーアントワネットもクーグロフという菓子が大好き。

    嫁入りのとき、多数の菓子職人も同行。これがフランスもケーキ大国になるきっかけといわれています。
    ウイーンのケーキは砂糖が貴重だった当時のままの大甘ですが。一説に4000種もあるとか。

    ザルツブルク以降は次回。