為替変動は先が見えない 為替変動は個人では予測は不可能と思ってください。 多くのエコノミスト昨年末から、円高を予測したので すが、為替は円安に振れています。さらに遡れば、昨年 イタリアの政権党である北部同盟の幹部がユーロからの 離脱を表明したり、ドイツやフランスでもEU強化に逆行 する国民の意思が示され、ユーロは暴落するのではない かと言われました。しかし、若干下がっただけで、すぐ に回復しました。対ユーロでは円が今が一番安いのでは? 二ヶ月前に比べ、約4-5円の差です。でも、このことを 予想して昨年の6月頃に換金していた人は、まず居ない はずです。日銀はゼロ金利を止めたいのですが、政府が 反対しているので、どうなるかもわかりません。市場は FRB高官や日銀の発言や思惑によって左右され続けるで しょうが。 しかし、1000ユーロを換えたとしても、5千円の差です。 ユーロにして30ユーロ。夕食代程度です。気にしても 仕方ないでしょう。何時買えば良いかという問いに関す る答えは、誰にもわからないとということです。ある程 度、世界情勢や経済状況を見ていけば、為替レートの変 動の予測はできますが、ほとんど博打に近い。円高傾向 が続くようなら、現金やTCには代えずに、現地でカード、 円が急落しそうなら(某社の株のように)、急いで両替 所に走るとかもできなくはありませんが。実際には、 カードを使っても、現地で数日の差で、レートが2-3円変 わることはざらにあるので、諦めるしかないということ に変わりはないでしょう。 将来二度と行かないだろうという国とか、インフレが激 しく、信用がない国の通貨は別として、USドルやユーロ は、持っていても次回使えるので、余っても持っていれ ば良いはずです。ユーロ建て預金よりもTCに換えて持っ ておくというのも、将来のデフォルトに対しては有効な 手段です。究極は金でしょうが。