所詮、二級民族とおもわれてるんですよ

旅行で接する現地の人々の親切レベルや、投げかける笑顔の質には、大なり小なりの違いはあっても、欧米(特に欧州の都会生活者)の人々の心底には、総じて、アジア人は二級民族かそれ以下、または旧植民地の被支配市民だと、格下に見ています。序列としては、白人>イルカ>クジラ>アジア人その他、という感じでしょうか?田舎の人だと都市の人より、ちょっと抱く感覚がマイルドかもしれませんね。

皆さんが大好きな血液型占いですが、そもそも、ABO式血液型分類が、この世に初めて導入され、広まった(広まってるのは日本位だけど)きっかけは、ナチス・ドイツが、ユダヤ人迫害をすると平行して、アジア人に支配的な血液型が、猿(動物)と同じ血液型(どの型かは忘れたけど、OとAB以外だった記憶)である、というネガティブキャンペーンをはって、ドイツ市民にアジア民族劣等説を植え付け、煽ったのが、きっかけだって、知ってました?ワシントンDCのホロコースト博物館にいくと、ユダヤ人の陰にかくれて、アジア人もかなりの数、迫害されていた記録が残されてます。

また、今般のトリノ・オリンピックから、どうみても日本人(アジア人)に限定的に不利なルール改正の数々を示したり、ある種目に至っては、直前になって突然、日本人の出場資格を取り消したりなど、完全にバカにされてますね。要は、本質的には、アジア人優位なんてゆるせない!アジア人なんか本当は好きじゃない!の姿勢が1本通ってます。これには、女子・男子の違いはないです。

日本にきている白人は、我々にはフレンドリーですが、それは本国に住む大多数の欧米人からすると、かなりのマイノリティだとおもっといたほうがいいです。「日本大好き」の外人が、日本で目立つのは、マスコミが少ない例を取り上げてクローズアップするだけで、全世界の市民の見方が同様だとおもうのは誤解です。彼等、日本をはじめとするアジア諸都市なんかには、できれば住みたくないと思っている人の方が多数です。当然、例外はいます。欧米から来る駐在員は、都心部家賃最低でも30万円以上の豪華マンションが社宅にあてがわれていますが、彼等は本国にかえればただのリーマンです。そのぐらいしないと、こっちへ派遣のされ手がない現状があるから、その分、プレミアムが加算されている訳です。

こういった深層感情を表に出す出さないの度合いでいえば、私が感じるに、オランダ、ドイツ、イギリスといった系統より、フランス、イタリア、スイスのフラ語圏住人が、よりわかりやすく嫌悪感を露呈する傾向にあるようにおもいます。もちろん、全員がそうだとはいいませんし、蔑視レベルや、嫌悪感の違いも個人によって強弱あるでしょう。

欧州に旅行する時には、心の片隅には、こういう事もあるんだということを留め置き、旅行すべきとおもいますね。

  • いいね! 0
  • コメント 0件

0件のコメント