旅の報告 その2

 2泊して充分にスポレートを楽しみました。
次はアッシジに向います。
移動の前後にフレンツェを挟んでいるので、大きな荷物は
フィレンツェのホテルに預かってもらっています。
手荷物ひとつで楽々移動です。
スポレートからアッシジまで普通列車で約30分。
以外にも近いんです。(以外なのは私だけですかね。)

 今回アッシジのホテルを予約するのに苦労しました。
シーズンオフでほとんどのホテルが閉まっていたのです。
駅の側のホテルなら取れたのですが、やはり旧市街に泊まりたい。
出発ぎりぎりまで、ホテルを決められませんでした。
そこへおなじみのVENEREのサイトからオファーが入りました。
いくつかあったのですが、ひどいところは通常の3倍もする値段です。

”JFI HERMITAGE”というホテルがダブルのシングルユースで
75EUROです。予算よりは高かったのですが、旧市街で位置的にも良いようなのでそこに決めました。ここが大当たりでした。
若いご夫婦2人で切り盛りされている小さなホテルで、
B&Bといってもいい感じです。
お二人はとても感じよく、いつも笑顔で対応してくれます。
お部屋も木目調でかわいらしく、広さも充分。
バスタブはありませんでしたが、設備はしっかりしています。
そして何よりも窓からウンブリアの大地が見渡せました。

今回3度目のアッシジなのですが、初めてすばらしいお天気に恵まれました。
まさに、春を思わせるような日差しです。
今までは1度目は曇り、2度目は雪・・・でしたので。
気持ち良い日差しの中、鳩の雛を見つけたり、
青い空に映る街灯のシルエットの美しさに見入ったり、
今までと違うアッシジの美しさを実感しました。
初めて足をのばした城塞からの景色は言葉になりません。
何処までも広がるなだらかな台地。その中に佇む聖堂。
小鳥のさえずりも聞こえます。
やっぱりここは神様の降りてくる場所なんだ。
ひとり、そう納得するのでした。



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1件のコメント

  • 旅の報告 その3

     翌日午後の列車でアッシジをたちました。
    ホテルのお兄さんは私の姿が見えなくなるまで
    門の外に立って見送ってくれました。もう、涙出そうです。

    フィレンツェではゆっくりとして食事は近くのレストランで。
    久しぶりに海のものを食べました。
    レストランの従業員さんに日本人のお姉さんがいて、
    ついつい、おしゃべりが弾み7時前から10時過ぎまで
    そのお店に居座ってしまいました。一人旅なので気を使ってくれたのか、
    お姉さんも愚痴を聞いて欲しかったのか。
    外国で生きていくって大変だなぁ。私はやっぱり旅人がいっか。

     翌日は生憎の曇り空。
    コルトーナに向います。フィレンツェから普通列車で
    1時間半ほどでカムーチア・コルトーナの駅に到着。
    無人駅とは聞いていましたが、ほんとにひっそりとしています。
    駅前のタバッキも閉まっています。
    何処でバスの切符を買うんだろう???
    人っ子一人いません。誰にも聞けません。
    とりあえず、バス停でバスを待ちますが、時間になってもバスはきません。
    暫く待っても誰もきません。
    とりあえず誰かいるところに行こう。バスの時刻表のところになんとか言う
    BARで切符を買って乗ってね。と、書いてあるようです。
    坂道をテクテク歩き出した時、
    CORTONAの表示のバスが横を通り過ぎました。
    ぎゃあ~あ。待ってぇ~。必死でバスを追いかけると、
    バスが途中で止まってくれていました。チケット無いけど良い?
    気のいいおじさんで助かりました。

    つづく・・・。




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    退会ユーザ @*******
    06/02/10 20:13

    お帰りなさい。

    スポレート、よかったでしょう。
    私もあのまちは歩くだけでもいいからまた行きたいと思います。
    ストロンゴッツィも美味しいし。
    (ちょっとピリ辛トマトソースで食べたのが美味しかった!)

    イタリアを旅するなら、このぐらいのペースが楽しめますね。
    アッシジも、よいホテルに出会えてよかったですね。

    続きのレポートも楽しみにしています。