物価の割にはホテルは安い まず、宿ですが、6月半ばから長い休みに入るので、仕事で使うホテル (高級ホテル)ほど安くなります。国を挙げて観光に力を入れているの で、ホテルの手配も楽です。 言葉は、日本人で北欧語ができるひとは希です。ドイツ語が一見近いの ですが、ドイツ人はさっぱりわからないと言っていたので、役に立ちま せん。北欧三国は言語が近いのですが、微妙に異なるため、共通語に英 語を使います。買い物袋を下げた街のおばちゃんでも(たまたま休日な のでそう見えただけで、本当はばりばりの仕事人かも知れませんが)英 語を話します。英語ができれば十分です。 物価は確かに高いのですが、某国と違って益税として消えるのではなく、 しっかり福祉に反映されています。まあ、心惹かれるものも少ないので、 散財することもないでしょう。食事は端的に言うと、不味い。特にデン マーク以外の北欧三国(フィンランドは別)。しかも高いので、覚悟し てください。朝食を沢山食べましょう。お酒も上記二国は禁酒国家に近 いので。フィンランドでも軽い食事はさほど高くないと思います。ロシ アの影響もあるので、不味くはない(美味しいとも思わない)のですが。 フィンランドの物価は極端に高いとは思いませんでした。 日本とは随分考え方が違うと思います。 フィンランドは世界一の教育国ですが、この国は競争をしないのです。 何処かの国の官僚や政治家とか経済界の人は、競争こそが教育水準を 上げると主張していますが、トップの国は違います。また、税金は きちんと還元されています。高福祉のための高負担を国民が納得し、 無駄な金を使わないようにしっかり監視しています。税金を上げても、 真っ当な企業は国内に残ります。粗悪品の大量生産ではなく、付加価値の ある高品質の製品を作っています。物価が高く、ほとんど貯蓄はない(す る必要がない)のに、大半が別荘を持ち、夏の長いバカンスに出かけます。 是非、北欧の良さを見てきてください。