マニアの間では有名な規定があります

1 ミュンヘンからオーストリア国境までの区間は別途チケットを購入しなければならないのでしょうか?

はい、その通りです。鉄道パスが有効なものとして利用できるのは、定められたエリアの内部だけてなっています。よく言われる国別パスではその国の内部が有効範囲となつています。ただしドイツパスでは国外にあるのザルツブルグ駅、バーゼルドイツ駅までが有効と定められており、スイスパスでは国外のティラノ、ドモドサロ、シャモニーまでが有効とされているように当該国にある以外の駅まで有効とされているケースもありますが、オーストラリアパスの有効範囲はオーストリア国内の駅までになつています。したがって有効かされたオーストラリアパスを所持していてもミュンヘンからクフシュタイン(オーストリアの国境駅)までの切符を買う必要があります。どのような列車を利用する場合でもその列車に有効な切符が必要となります。(RJ ECなどでも同じです)

2 インスブルック-ザルツブルク間の特例
インスブルック-ザルツブルク間にはクフシュタイン・ドイツ領内経由とオーストリア領内のみ経由の2つの路線があります。オーストリアパスはドイツ領内を走る列車に利用できないのですが、例外としてオーストリア領内でしか乗り降りしない(できない)直行列車に限りオーストリアパスで利用できるという規定があります。こういう列車を「回廊列車」ドイツ領内区間を「回廊区間」と呼びマニアの間では有名な「例外規定」として知られているものです。
ミュンヘン→ザルツブルクは先に書いたようにザルツブルグまでがドイツパスの範囲とされていますので、ドイツパスやそれと同じ扱いをするバイエルンチケツトの有効範囲とされています。

3 損得について
損得については、金額面だけを考えた場合であっても、どれだけパスを利用するかにかかってきますのではっきり言うことはできません。しかしトピ主さんが書いてある通り3回しかつかわないのであれば、パスがお得になるとは思えません。特に早割を使わない場合でも区間乗車券を利用したほうが安くなる気がします。具体的に、計算したわけではありませんが。


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