中東欧はドイツ語でOK 次回以降の旅にも極めてユースフルです

今は中東欧の多くで英語もかなり通じるようになりましたが、まだ自国語以外はドイツ語しかできない中高年の方は多いです。

クロアチアをはじめ、スロベニア、ボスニア、ルーマニアの北半分(トランシルバニア地方=マラムレシュ、シギショアラ、シビュー、ブラショフなど観光地の大半がここ)、ハナガリー、チェコ、スロバキア、ポーランド南部(クラクフ、ザモシチなど)、ウクライナ西部(リボフ)はドイツ語を公用語とするハプスブルク帝国(オーストリア・ハンガリー帝国)領だったので、公用語はドイツ語でした。

ハプスブルク帝国領だったイタリアの南チロル(メラーノ、ドロミテ)なども今もドイツ語が話されています。

東欧民主化までは英語はほとんど通じず、ドイツ語オンリーでした。

各国みな言葉が違うので全部覚えるのは大変。そこで共通語であるドイツ語を勉強し、これらの国を計1年はドイツ語で旅行し覚えました。

ポーランドのカトビツエ駅で駅員の誰も英語が通じないとパニックになっていた英国青年を手助けしたのもこのころです。

ポーランドやハンガリーの民宿に電話したら、おばちゃんは英語全くだめで、ドイツ語ができなければ、交渉不可でした。安く素晴らしい大当たりの民宿だったので、英語だけだとこういう絶好のチャンスを逃します。

幸いこれら中東欧の国はドイツ語を覚えるだけでいいので、ぜひこの際2ヶ月でドイツ語を覚えるといいですよ。可能な限りの旅行会話、単語でいいですから。

これらの国はもちろん、南欧など欧州全体でもレストランや商店、観光名所でもドイツ語はよく通じます。

なぜなら、欧州では欧州人の中ではドイツ人の旅行者が圧倒的に多く、観光客相手の商売はドイツ語が理解できないと、客を逃します。まあ、自分の商売に限定したドイツ語会話ができればいいのですが。

かつてドイツ語が公用語でなかったブルガリアやトルコでもドイツ語がかなり通じます。スペインのカナリア諸島やイビサ島、マヨルカ島、イタリアのエルバ島などもドイツ人旅行者が多く、ドイツ語でOKです。

それに加えて公用語がドイツ語のドイツ、オーストリア、スイス、ルクセンブルクなどヨーロッパではドイツ語がもっとも広範囲に通じます。

ですからドイツ語をまず覚え、クロアチア語は簡単な挨拶程度でもいいかと。英語とドイツ語で何とかなりますから。

私も初めての欧州一人旅のとき、最初の国ルーマニア、2番目のブルガリアでは両国の旅行会話、単語(数字など)を30くらいは覚え、1年大学やテレビで勉強したドイツ語と併用しました。

まずローカル語で、通じないとドイツ語という風に。クロアチア(当時はユーゴ)を回るころは横着してドイツ語1本で通し、クロアチア語はありがとう、こんにちはくらいに(笑)。

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1件のコメント

  • 14/02/06 18:28

    *マルコポーロ3さん*

    ご回答ありがとうございます(*^^*)

    公用語はドイツ語だったのですね!
    初めて知りました…。
    色々教えてくださり勉強になりました。
    取り敢えずクロアチア語はそこそこに覚えようと思います。

    ありがとうございます*

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    公用語だったのは100年ほど前までですが、今でもよく通じます

    公用語だったのはクロアチアがハプスブルク帝国領だった第1次大戦まで(約100年前)ですが、そのとき子供だった人以上は当然死ぬまでドイツ語ができます。30~40年前くらいまでです。

    その子も両親の話す言葉を聞いて過ごすのである程度のドイツ語はこなせます。ここまではいわゆる各地の日系2世と同じで多かれ少なかれ、ドイツ語(日本語)ができるわけです。その世代が中高年です。

    その子の3世となるともう日本語はできないのがふつうです。クロアチアにおいてはクロアチア語オンリー。それに学校で習った英語となり、若い世代は英語が通じます。

    もちろんドイツの観光客を相手にする職種はドイツ語も。

    ヨーロッパ特に中東欧を旅するのにドイツ語を知っているのとそうでないのとでは大きな差がつきますので、この際覚えておくといいかも。

    クロアチア語はセルビアやスロベニア、ブルガリアなどと同じ南スラブ系の言葉で西スラブ系(チェコ、スロバキア、ポーランド)東スラブ系(ロシア、ベラルーシ、ウクライナ)と並んで発音などもなかなか難しいです。

    ドイツ語は9~12月の読み方はほとんど同じ、カルテやヤッケ、エッセなど日本語になったドイツ語(これで検索)もすごく多く、すでに数十知ってるはずです。NHKTVでも発音などがわかるので、クロアチア語を覚えるよりははるかに楽です。

    その国の言葉を覚えるのはいいことですが、国ごとに皆違うヨーロッパでは国際語(共通語)である、ドイツ語、フランス語を優先に覚えるとどの国でも使えて効率的です。

    他に欧州ではスペイン語(余り歓迎されないがポルトガルでも通じる)、イタリア語(スイスやスロベニア、クロアチアなどでも通じる)、ロシア語(バルト3国、ウクライナ、ベラルーシ、カフカス3国、モルドヴァ、ブルガリアでも通じる)が国際語です。

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