逆バージョンでフランクフルト空港閉鎖に巻き込まれました。 今年、1月20日のことです。 友人とツアーでイタリアへ出掛けた時のこと。 フランクフルト乗り継ぎで日本へ帰国するため、ローマ発10:15のLH231便を待っていましたが、 フランクフルト空港の天候が悪いため、天候の回復を待って出発するというアナウンスがありました。 出発が1時間以上遅れてやっと離陸しました。(この時点でイヤな予感・・・) フランクフルト空港に着いたのが13:40. 帰国便のLH740便出発も13:40、(こんなの完全に間に合わないよぉ・・・) それでも出国手続きをすると、係員が「大阪行きの人はこちら!」と叫んでいます。 飛行機は待っていてくれました。ホッ! 大汗をかいて窓際の席に座り外を見ると、遅れて来た人たちの荷物が運び込まれています。 その中に自分のスーツケースを見つけ、「荷物も一緒に日本に帰れるぅ」と喜んだのもつかの間。 またもや「天候が悪いのでしばらくお待ちください」のアナウンス。 窓の外を見ていると、隣に駐機していた機体の翼の氷を溶かす作業車もいつの間にかいなくなり・・・ やがて恐怖のアナウンスが・・・ 「クローズド、フライトキャンセル、ホテルバウチャー・・・・」 飛行機を降りた私たちは今度はLHが用意したホテルバウチャーをもらうために長蛇の列にならびました。 水とチョコバー(だったかな?)をもらっても元気のかけらも出やしません。 ようやく添乗員がもらってくれたホテルバウチャーは「シェラトン」 (おぉ、良かったぁ、どんなホテルになるかちょっと不安でしたから) しかし再入国をした後には、まだ激しいタクシー争奪戦が待っていたのです。 ルールを守る私たち日本人、大人しくタクシー乗り場で待っていても、 空のタクシーなんて来るはずがありません。 タクシー乗り場のかなり手前で他の人達が皆乗ってしまうのですから。 4人グループになって場所を移動し、なんとかタクシーを捕まえることができました。 アラブ系らしいタクシーの運ちゃんは稼ぎ時とばかりに、 1枚で十分なのに厚かましくタクシーバウチャーの紙を2枚よこせと言います。 (一人1枚もらっているのを知っているのか?) 後で聞いた話では3枚取られた人もいました。 ホテルでも大勢の人でごった返し、 やっとチェックインをして部屋におちついたのは夜10時に近かったとおもいます。 でもスーツケースは飛行機に残したまま。 夕食は用意されていたものの、着替えも化粧水も無く,冷えた体をせめて熱いお風呂で温めて、 侘しいシェラトンの一夜を過ごしたのでした。 翌21日、14:40に搭乗開始。 一晩戸外で氷漬けになったLH740便、 凍りついた氷を溶かし凍結防止剤(たぶん)をザーザーとかけて、 16:15分やっと機体が動き出しました(イェ~~イ!帰国だぁ!) こうして翌日22日10:47にKIXに帰りつきました。 望んでもできない貴重な体験でしたが、これがツアーだから良かったものの、 逆に個人旅行で、空港に到着した時にすでにフライトキャンセルになっていたら・・・・ どこまで自分で交渉できたのか、自分の英語力では自信がありません。
いいなぁ ツアーだとホテルに行けちゃうんですね あのときは ぼくらが最後だったからか ツアーの人も近隣ホテルではなくて 外は吹雪で大変だったようです KIXから同じような時間に飛んだ人達はヘルシンキに逃れて わりと優雅でした 強行に着陸したパイロットは家族でパーティだったんだろうか?