退会ユーザ @*******
06/02/02 20:48

真摯なご意見をありがとうございます。

doubletree さま こんにちは。

現状を申し上げます。
弊社では、ほとんどの路線に
1名さまのご予約が全くない状態でございましても
依然として、ファーストクラスを設定した路線が
多々ございます。
これは、長距離路線、短距離路線問わずです。

毎日仕事をさせていただいている中で
素直に感じるざるを得ないことがございます。
ファーストクラスの搭乗率が0に近い路線を
何故ゆえ継続する必要があるのか?
この疑問の根底には
依然として続く燃料費の高騰などにより
航空会社は1人でも多くのお客さま確保のため
余裕などない状況だから発せられるのです。



それでも、弊社では質を下げまいと
ファーストクラスの廃止を拒み、コンパートメントの改革に
取り組んでおります。
それでも尚、ファーストクラスの搭乗率は
低いのです。
その理由は
まだまだサービスが悪いのかもしれません。
でも、一概にそういわれるばかりでしょうか?
やはり価格ではないのでしょうか?



doubletree さま 曰く
>航空会社は、シートを売りさばく為に、路線によっては、エコノミーで利益一人にして500円程度しか出ないような売りさばき方を改めるべきじゃないでしょうか?

このご発言は改めていただきたい。
1人頭の500円程度の利益で
毎日四苦八苦されているのは
航空会社ではなく「旅行会社」です。

我々にとっては、実際にご搭乗いただくお客さまも大切ですが
座席を販売していただいている
旅行会社も重要なお客さまです。

doubletree さま 曰く
>市場分析などより、価格分析をして、片道ノーマルが、市場での格安往復チケットと、ほぼ同額みたいな、法外な価格設定をやめ、一方で、シートを埋める為には、いろんなブローカーに、いくらでもいいから卸すみたいな歪んだ方法を改めれば、価格はもっと平準化するのではないですか?

価格を平準化させる方法は簡単です。
航空会社が全てのご利用クラスを問わず
あらゆる種類の航空券の販売を直販できれば解決いたします。
しかし、これはまず不可能でしょう。
何故ならば、IATAが存在するからです。
弊社もIATAに加盟しております。

IATAが価格設定の自由化を容認することになれば
旅行会社は必要なくなります。
つまり、代理販売は必要なくなります。
そうなったら、どうなるでしょうか?
彼らは間違いなく路頭に迷います。

直販の方法は簡単です。
格安航空券(IT券)も含めた全ての航空券を
航空会社のホームーページを通して
インターネットで販売すれば良い事です。

航空会社が価格をも独自に自由に設定できれば良いこと
なのです。

しかしながら、(突っ込まれそうなのでさらに申し上げます)
航空会社には、全ての種類の航空券を取り扱いすることが
可能になったとしても
直販をして、ご利用いただけるまでの
ノウハウが立ち遅れているのです。
旅行会社の持つマーケティングに依存せざるを得ない
現状が依然として多々あるのです。

それらのノウハウを構築し
独自でマーケティングをしっかり展開させることが
出来るようになった段階になれば
doubletreeさまが仰る
「人間工学的な分析、それに絡む上手な価格分析」を
航空会社は余裕で行なえるのではないでしょうか。


航空会社は
旅行会社と共に歴史を歩んでいるのです。

以上、航空会社に勤務する
私1個人の考えでございました。










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3件のコメント

  • 500円の話は

    これは、旅行会社じゃなく、航空会社本体しかも上の方がぼやいておられたんですよ。一生懸命1機とばして@500円かと。前に書いたとおり「路線による」という条件付きなんですけど。もしかしたら、最も極端な例を引き合いに言ってみたのかもしれない。翼の玄人さんの会社だったらまずいので、あまり詳細に説明して、もし本人特定されると何なので、これ以上はやめておきます。ただ部外者が見るに、NPOでもない営利企業が、そこまで利幅を落として、現状構造を維持しないといけないの?という素朴な疑問が沸きます。(翼の玄人さんの見解では、そこまでは落ちてないということですね)。大なり小なり、航空業界の場合は、諸外国どこも同じ構造でしょう(昨今、日本のダンピングが最も激しいと聞きますが)。だから、ちょっとした原油の大幅高騰をうけて、本業が順調でも、チャプタ11してしまう、脆弱な自転車操業的な企業財務体質になっちゃうのでは?日本の航空会社は、まだ余裕で持ちこたえてるでしょうけど、その意味では四苦八苦かと。JALはサーチャージを値上げしたみたいですしね。

    ただ、航空会社は昔からチケット直販やってるでしょう?HPや電話で。だから、今回のお話の意図がちょっと理解できませんでした。販社共栄の為に、(価格の)平準化や経営合理化が犠牲になってしまうという部分はわかりました。

    その意味では、自動車会社のピラミッド構造も似てますね。既に完全なエコカーをつくる技術が達成されてるにもかかわらず、最も地球にやさしい燃料電池/太陽電池/水素自動車に走ってしまうと、内部構造が完全に変更となり、現行の数多の下請けエレクトロニクス系部品メーカーが不要になって潰れるので、トヨタやホンダは、自動車ハイブリッド化(現状維持でいけるから)の道を選んだのだそうです。

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    退会ユーザ @*******
    06/02/02 21:30

    チケットの直販は


    doubletree さまへ

    格安航空券(IT券=個人包括運賃)の直販はできないのです。
    これが日本市場の大半を占めているのです。

    航空会社の直販が可能なのは
    ノーマルおよび正規割引運賃(PEXおよび独自ブランド)のみ
    なのです。



  • 翼の玄人さん、

    営業、ご苦労様。
    私は自腹の頻回旅行者なので、ファーストどころか、
    自腹のビジネスすらも(格安航空券からのグレードアップは
    時々、15%程度)、縁遠い客です。

    航空会社からすると、いわば、「ゴミ」です。

    いまや、多くの航空会社がファーストを廃止して、
    ビジネスとエコノミーの2クラスにしています。

    私が頻回に使っていたKLMも、早くからファーストを廃止しました。

    翼の玄人さんがどちらの会社に勤務されているかは
    知りませんが、その会社がKLMとは異なり、
    ファーストクラスを残存させているポリシーとは、
    どんなものなんでしょうか?
    (あるいはKLMがファーストを廃止したポリシーも
    知りたいものですが。もっとも、一度、グレードアップで
    KLMのビジネスに乗りましたが、ちっとも快適ではなかったです、
    座席の広さを除き。貧乏性なので、エコノミーが
    合っているんでしょう)。

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  • ファーストクラスの廃止を拒み--masu.

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    06/02/02 21:28

    Re: ファーストクラスの廃止を拒み--masu.

    飛行船の時代から、最初にあったのが今のファーストクラスですからね。
    今は一番新しいビジネスクラスが主流になっちゃいましたね。
    ファーストクラスのある航空会社のビジネスクラスはファーストクラスを超える訳にはいかないのに対して、ファーストクラスのない航空会社はその制約が無いので、この先どうなるか楽しみです。

    理由は違いますが、個人的には私もファーストは残して貰いたいです。