スイスの大自然と北米の大自然・・・

大自然と一くくりに見ないで下さい。

一口に大自然といっても ほとんど人手が入らない自然もあれば 長い長い年月人間の暮らしと共存してきた大自然もあります。

眺めるだけで畏敬の念に満ち溢れる自然もあれば 温かく見る人を包み込み豊かな気落ちにさせる自然もあります。

スイスの自然はその中に人間の素朴な営みを溶け込ませた豊かな大自然 ・・・という気がするのです。

スイスの氷河や岩峰、雪渓とその下まで伸びる緑のアルプ・・・は実は美しいだけではありません。

夏中かかって溶け出した水は ライン川、ドナウ川、ローヌ川となって
ヨーロッパのほとんどの平原を潤し、人々の生活を支えている自然のダムなのです。

ヨーロッパを旅すると言う事はヨーロッパの人々の暮らしを垣間見る事です。 

せっかくの機会です。 スイスがヨーロッパの中で存在する意味をぜひ感じてきてください。 オカネだけの国ではないんです。

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1件のコメント

  • 06/01/31 20:15

    勝手に一票。

    スイスのことは、少ししか知らないけど、
    ぼうふらおじさんの力説に、自分勝手に、一票投じたい。(^^)

    <勝手な、一票の理由>
    日本の国土利用率は10~20%だけど、スイスの国土利用率は80%以上だと、
    どこかで聞いたような気がする。

    スイスは、狭い山岳地の国土を、昔から汗水労力を精一杯費やして、利用して来たとか。
    そこには、自然世界の美だけとは違った、自然と、人間の造形、生活との融合美が、ある。
    そんな風に思う。


    そんなことを言いつつも、私のスイスでのお勧めは、チーズの里であるグリュイエール村です。

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    Re: 勝手に一票・・・うやうやしく一礼。

    kiya さん  恐れ入ります。

    そこでグリュイエール・チーズに一言です。

    スイスの各地の名産チーズは それぞれの土地の自然牧草を食べて出した牛乳と昔からの酵母・・・を使っているから それぞれの味なんだそうです。

    かの地の牧場はその草を食べたそこの牛のウンチが肥料になっただけの草なのだそうです。つまり人工肥料はやってない。 モチロン 麓の牧場は冬の牛小屋のウンチやわらを発酵させた肥料をショッチュウまいてはいますが 山の上の牧場はそうもいきません。

    でも何にもしないかというと はるかな高みの何にもしてないみたいな草原の地下には 大きなヒューム管を埋設して 大雨で表土が流れない工夫をしていたりします。 ちょっとした雨で崩れたハイキングルートがすぐ修繕されているのに驚くのですが・・・、実はこうした基本的な地形の維持に最新の注意をいつも払っているのが あの国の美しい風土の基本です。

    40年前までは少なくとも日本の国もそうだったんですが・・・。

    ・・・・。