修復状態の問題だけでは無い様に思います。

endless346さん。

修復状態だけが問題ではないと思いますよ。

伊勢神宮なんて状態もいいし、なんと言っても『神道』の総本山(?)です。
なのに『ランクインしていない』。

若草山でも、春日大社でもなく『奈良公園』は高評価。
それこそ『何にも無い・・・ただの広い公園』ですよ。
『庭園造り』のものとしては兼六園が入っていますね、写真も兼六園が一番美しいころのを使っています。

清水寺は何度か『舞台の架け替え』などもちろん修復が行われていますが
特別な装飾を加えることなく『侘びた佇まい』です。
三十三間堂なども同様の状態ですね。
そう考えると『華やかさ』だけに魅かれて彼らはひょうかしているわけでもないように思います。

ご存知とは思いますが『再建や修復をしたくても出来ない』ところまで日本の木材は不足しています。
だから、『悪くなったところを接木するように修復していくしかない』のです。
1000年かけて育った樹木は伐採された後も尚、1000年の命を持つそうです。
そういう何百年もかけて大切に育てられた樹木が不足しているので
『世界に例を見ない木造建築物』の修復や改修を行うための『木』が必要十分量確保できないそうで。
屋根材に使われることの多い『檜皮』も絶対量の不足により何年待ち状態。
伐採された後も『気は呼吸をしています』湿気を吸ったり吐いたりしてよい状態を何とか維持している
その生命力に支えられているのが現状です。
それに『宮大工の技術』は展示程度で『わかってもらえるもの』ではないと思います。
たくさんある『継ぎ手・接木の工法』のどれを選んで公開したとしても
実際体験できるほどの実演展示で無いと・・・外国の方には理解を超えたものになってしまうでしょう。

清水の舞台の架け替えも『もう・・・無理だろう』といわれています
そこ支えに使えるほどの『耐性を持った木』の確保が今のところめどが立たないのです。

黒い森は私が始めて訪れたドイツです。
誰に勧められるわけでなく『私はここに行かなければならない』そういう気持ちに駆られて
2度、森へ足を運んでいます、。

ベンツの博物館って『シュツットガルト』にあったのでは?
あの町は『黒い森の一部』ですよ。


お答えにならないレスポンスで申し訳ありません。

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3件のコメント

  • Re: 修復状態の問題だけでは無い様に思います。

    ご丁寧なリプライありがとうございます

    黒の森で盛り上がっているようですが、あの評価は人それぞれで良いでしょう
    私のトレキング仲間でも、奥秩父派と(日本)アルプス派の議論は10回位の飲み会ではとても尽きません
    私は*伊豆さんのご意見に同意で異議を唱えるつもりは無いのですが

    >日本が観光立国を目指すなら、やれる事が沢山ある

    の日本が観光立国と言う観点で考えれば、
    今までの伝統的な手法やしきたりを守ることだけじゃない、と思うんですよ
    材料が足らなければ、昔は外材が使えなかっただけで、禁じられているわけではないですから、優先順位を考えて外材を使えばいい

    伊勢神宮の大宮司(一番偉い人)の公演を聴いたことがあるんですが、それなりの高貴なお血筋の家柄の方なのでしょうが
    4年前に大宮司になる前の前職はNECの子会社の社長さんで大学は工学部だとか、
    伊勢神宮は世界遺産の登録なんて全く考えていないが、問い合わせはあるそうで、
    2000年間きちんと継続管理してきたのに、何で今更ユネスコ基準の、監査なんか受け入れなきゃならないのかネとのはなしでした。
    ただ、大体伊勢神宮は日本の神道総本山でも、今は税金は投入されていない、
    一回の遷宮だけで 500億円の自己資金を必要とするんで、これを時代に合わせて集めたり、削ったりするのは純粋培養の神職ではちょっと無理
    大体2000年の間にずいぶん変わってきたんだから
    と言うことで、伊勢神宮2の歴史も、伝統も守りながら時代に合わせて変えられるところは大胆に変えないと生き残れないと外部スカウト(?)されたそうです
    当然(本来信徒以外は来なくても良いんだけど)観光客を増やすには宣伝を含めたマーケティングなどを考えているそうです。
    伊勢神宮でさえ時代に合わせて変わろうとしているですね。


    文化財や伝統の保全=観光振興じゃないはずですし
    法隆寺に外材を使えとはいわないですが、コンクリートでエレベータつき大阪城が無かったらあの公園に外人観光客が来ることは無いでしょう。

    錦帯橋からみえる山の上に再建されたお城があるんですけどアレが有ると無いじゃ観光地としての魅力って違うと思うんですよ
    上ってみると、恐らく、古い石垣にコンクリの土台を作って、木で外装ですけれどね。

    今あるものは、優先順をつける。 江戸城のように既に一度無くなってしまったものは観光資源で良いと思います
    東大寺の木造大仏殿が外人に珍しいなら
    芯柱の外側を他の木材補強して太くして、それでも高さが足らないので釘を使わずに、こうやって木を継いで
    位は頭を絞れば説明できると思うんですが

    ベンツの博物館行きました, ドイツ的には『シュツットガルト』の町が 『黒い森の一部』って初めて聞きました、森の定義が日本と違うんでしょうね。

    すみません、なんか、まとまりの無い、ダラダラ話しで終わってしまいました、

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    Re: Re: 修復状態の問題だけでは無い様に思います。

    おはようございます。

    私は大阪在住ですが・・・大阪城になんの思い入れもありません。
    徳川の城など在っても無くてもどうでもいいものです。(個人的感想)
    梅野時期(良い時期です)に『梅園』に行く事がありますが、外国人の姿などそれほどみた事はないですよ。
    大阪ではあの『徳川の城』より、大阪スカイビルの方が絶対的に人気ですよ。


    http://bg66.soc.i.kyoto-u.ac.jp/wood/research_reports/A00/A00_1_1.pdf

    私が読むより、貴方様にとって興味深い事が書かれてあると思います。

    『観光立国日本』について何か情報の交換をしたい事があれば
    そのようにトピを建てられてもいいかも知れません。

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  • 退会ユーザ @*******
    13/08/11 15:59

    黒い森とSehnsucht トピずれ

    伊豆さん、こんにちは。
    第1回目のアンケートの時には、フライブルクに1票入れたのですが、今回はマウルブロンです。
    マウルブロンも黒い森地方だと、こちらの掲示板で教えて頂いたと思います。といっても修道院とその周辺少ししか歩いていませんけど。
    テーマパークのようなロマンティック街道も好きですが、黒い森地方もいいですね。私はあの森に雪が降り積もる季節に行きたいです。伊豆さんが教えてくださったホテルにいつか泊まれるといいな~。

    話が飛んでしまいますが、大学の時に習ったドイツ語でひとつだけ覚えている言葉があります。
    Sehnsuchtという言葉なのですが、フランス語や英語にはぴったりくる単語がないそうで、確かドイツ民族が産んだ言葉だと習った記憶があります。ふと思いだしましたので、調べてみたら、「あこがれ」「憧憬」「愁」といった意味の言葉で、sehnen(憧れる、切望する)という動詞とSucht(病的欲求、中毒、常用癖)という名詞の合成語。
    う~んやっぱり、解らない。激しく熱い言葉なのか、詩とか文学とか音楽とかに出てくる言葉なのか、日常会話でも使うのか??でもとても美しい言葉のようですね。
    話が横道にそれてすみません。ドイツ語が解る伊豆さんならご存知かなと思って。私にとってのドイツの不思議でした。

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    只者じゃないね?

    lapin♪さん、
    あのホテルに泊まろうと考えるなんて『あんた!只者じゃないね?』
    どんだけ『衣装』要るかしら?
    あの地方は『雪のころはドイツでも指折りの寒さ』ですぞ!
    私の持っている『越冬隊仕様』とか『布団』と呼ばれている
    ロングのダウンコートを貸し出ししてもよろしくてよ。

    sehnsucht・・・英語にすると『longing』が妥当かもしれません。
    切望、熱望、(強い)憧れ・・・・・みたいな。
    sehnsuchtig・・・憧れに満ちた、

    私程度の『世界』ではあまり使わないで済む言葉のような気がします。
    誰かの詩集を原著でよんだら出てくるかも・・・シューベルトとかの歌曲集をちょっと調べてみますね。
    たいていはsehnenで済んでしまう、もっと軽く言えばmöchte~したい、とかmüssen~しなければならないで済ませてしまっているのかもしれません。

  • *伊豆さんも『黒い森』お好きですか?

    私もシュヴァルツヴァルト、大好きです。

    7位シュヴァルツヴァルト(黒い森)やっぱりねー、と思いました。

    黒い森って言うと、私にとって、黒い森地方の珠玉(あまり使いたくないですが)の街々のこと。
    ・小さな泉からドナウの長い旅がはじまるドナウエッシンゲン
    ・ヘルマンヘッセの生まれ故郷(ついでに黒い森に抱かれた)カルフ
    ・ヘッセが青春時代をすごした大学町チュービンゲン
    ・森と清流に恵まれた大学町フライブルク、など。
    (すみません、副題は地球の歩き方を引用しました)。
    素敵な町がキラ星のごとく輝いている、そんなイメージなのです。
    もちろーーん私もこの街々には行きましたよ。

    昔の黒い森のイメージとしては、酸性雨の影響で、森の木々が立ち枯れ状態で無様な姿を晒している映像を想像なさる方も多いでしょうね。
    現在、この地区は最も環境に配慮した都市になっています。
    森は今はすっかり蘇り、週末にはハイキング、サイクリングに大勢の人が訪れる人気の地区になっています。
    このシュヴァルツヴァルト、黒い森の中を地域列車に乗ってのんびり車窓を眺めていると、窓の外から手を振ってくれるハイキングをしてい人々、あ~~ドイツっていいナーって思います。

    endless346さんがおっしゃっている鳩時計の工房、あそこトリベルクっていう町(村)でしたっけ?
    あそこには一度行ってみたいです。先日テレビであの付近をSLで走っている風景を見ましたが、次は絶対行くぞーって決めている私です。

    トップ10って面白いですね。人の捉え方でナンバー1にもなれば番外にもなってしまうんですものね。

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    Re:『黒い森』番外編☆

    *伊豆さん、frau.goemon3さん、こんにちは。


    森!
    森というと、ヘンゼルとグレーテルが小石をおいて帰り道を見失わないようにした、暗くて怖い深い森を思い浮かべ、これが観光地になる、というのがなんとなくぴんと来ないときどきClioです。
    実際は、かわいい町が点在し、手工業などもある、広い森林地帯、ということなのでしょうか?


    フライブルクは行ったことがありますが........


    ところで、私にとっては、黒い森と聞いて一番に思い浮かべるのは実はF1です。
    今はコースが変わったようですが、よく見ていたころは、黒い森の中を疾走するストレートの部分があって、そこは確か観客のスタンドもなく、ただただ森があるばかり、だったように思います。
    Wikiで読みますと、今は草が生えているとか。


    ヘッセの故郷なのですね。
    この掲示板でも、これらの町を薦めてくださる先達のかたがたの書き込み、いくつか記憶しています。
    ゆっくり旅したいところですね。



    ~ところで、ドイツでは、家族連れでハイキング、またサイクリングをしているところをよく見かけるように思います。
    むろん、ほかの国でも同様かもしれませんが、とくに印象に残るのは、お父さんの先導振りです。
    自転車では、右に曲がるというと、先頭のお父さんが、周囲を見たあと、さっと右手を出す。
    すると、親ガモを見習う小ガモのように、後に続くこどもたちが次々右手を差し出す。
    最後にお母さんが締めくくって、きれいに整然と曲がっていくんですよね~

    また、ご夫婦だけの旅でも、自転車に山のようなリュックをくくりつけて、雨でもパーカーとヘルメット。
    濡れると、夏でも冷たい中、私なら、おうちに残りたーい、と言いたい感じですが、夫唱婦随というか、趣味を共有しているというか、奥さんも同じ重装備で仲良くこいで行かれます。

    すごいな~と見とれてしまうのでした。