●2013,7,9付 在エジプト日本国大使館からの情報

【大使館】●日本国外務省:在外公館:特殊法人関連情報スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/7927/1217938615/

エジプト在留邦人・旅行者の皆様へ 平成25年7月9日 在エジプト日本国大使館領事部

エジプトに対する渡航情報(スポット情報)の発出(平成25年7月9日付)

 日本国外務省は、平成25年7月9日付けでエジプトに対する渡航情報(スポット情報)を以下の内容で発出していますので、お知らせいたします。

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エジプト:シナイ半島を含むエジプト全土における治安情勢に関する注意喚起

2013年7月9日

1.7月8日未明,カイロ・ヘリオポリスに所在する共和国警護隊本部付近で,ムルスィー氏支持派と軍の間で衝突が発生し,報道によれば,これまでに42人以上が死亡,300人以上が負傷した模様です。
この事件に関し軍と内務省は共同記者会見を行い,事件はデモ隊が共和国防衛隊本部を銃や火炎瓶で襲撃したことから,軍側は止むを得ず自衛のため発砲したものと説明しています。他方,ムスリム同胞団のバディーア最高指導者は,自身のフェイスブック上で,「軍は生命と血に対する慈悲を持っておらず,アサドに倣い,エジプトにシリアと同じ運命に導いている」とエジプト軍を激しく批判しました。また,ムルスィー氏支持派は,カイロ市内のラバ・エル・アダウィーヤ・モスク前で座り込みを続けるとともに,本事件発生後に「革命を奪おうとする者達への蜂起」を呼びかけています。

2.シナイ半島では,6月下旬以降のデモ・集会の発生以前から,特に北部及び内陸部においては治安悪化の状況が続いていましたが,7月5日には複数の軍の検問所及びエル・アリーシュ空港への襲撃,6日には北部のエル・アリーシュでコプト教会司教の暗殺,7日にはヨルダンへの天然ガス輸出用パイプラインの爆破が発生するなど,ジハード主義勢力等の活動が活発化しています。7月に入り,軍は内務省と共同で,シナイ半島で大規模な掃討作戦を開始しています。

3.以上の展開を受け,今後,衝突や混乱がさらに拡大する可能性があります。また,デモ・集会,衝突や,暴力的な攻撃が,これまで発生していなかった場所でも突然起きる可能性があるほか,軍・警察・裁判所・放送局・政党等の関連施設並びに外国関係施設付近で暴力的な衝突が発生する可能性も排除できません。

4.つきましては,7月6日付の危険情報(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=94#header )にてエジプト全土に対し「渡航の延期をお勧めします。」を発出したところですが,真にやむを得ない理由でエジプトに滞在されている方は,多数の人が集まる場所(集会・デモのみならず商業施設等も),治安当局を初めとする政府関係施設,政党関係施設や外国関係施設には近づかない等,不測の事態に巻き込まれないよう最大限の注意を払うとともに,事態がいっそう流動化する可能性もありますので,事情が許す限り,国外に出られることを検討してください。
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 外務省海外安全ホームページ・スポット情報
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo.asp?infocode=2013C295

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