調査第二部と外事課

彼らに費用対効果なんていう、こまい発想は無いんじゃないのかな。表に出ない予算はありあまっているし、それを使い切らんと、取り上げられてしまうから、それを使い切ること自体が仕事みたいになっているとか。マンガや小説みたいな政府要人だの、企業幹部だのは、そもそも彼らの対象じゃない。どちらの国のどの組織がどんなやり方でやるかは、それぞれ場合にもよるみたいだけど、リベラルな過去の活動の経歴記録のあるマスコミ、大学人、芸能人などは、どこでも出入国のマルヒ。実際、わけのわからない、むちゃくちゃな嫌疑で、こういう連中が国外で突然に拘引された事件も珍しくないし。

それに、こんなところに書き込んだくらいで、わざわざ「消し」たりしない。そっちの方が面倒くさいだろう。ガスライティング(『ガス灯』という古いサスペンス映画が由来)という手法で、本人を潰すだけ。

在外公館というと、一般には外務省の外交官がいるだけのように思われているけれど、外交官(「書記官」)の正体は財務省や警察庁その他からの出向だらけで、それぞれが何をやっているか言えない仕事で勝手に動いていて、けっこういろいろ忙しいらしいよ。(ちなみに、私の後輩は、ああいうところにいながら、ペラペラと口が軽いうえに、鈴木某らといっしょに派手にやりすぎて逮捕されちまった。一方、口の堅いやつは、にこにこと愛想がいいくせに、いつどこに行ったのかもまったくわからないし、そのこと自体が、ものすごく怪しくて変。)

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1件のコメント

  • 13/05/25 14:00

    でもイタリアですよね

    タイトルにあまり書きたくない語句を残したくないので。

    公安なら、確かにご指摘の通りのことをしてもおかしくないのですが、
    日本の機関では、欧州でそのようなことはできないでしょう。
    海外で自由にできるのは、例の国と例の国と、例の国、それに例の国くらいでしょう。
    少なくともイタリアの機関ができることではないでしょう。
    それにやるのなら、もっと効果的な方法を使うはずだし。

    なんか飛躍しすぎてしまいました。諜報機関などを主犯とするから無理があるので・・・。
    でも、マネーロンダリングを深く追求すれば、必ずそこに行く着くそうです。

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    Le Brigate Rosse

    意外かもしれないが、イタリアは、日本の公安の重要監視国のひとつ。というのも、飛行機を「チャーター」して例の国に行った日本赤軍が、赤い旅団(イタリア)、RAF(ドイツ)と、いっしょにリビアで軍事訓練を行うなど、深くつながっていたから。赤い旅団は、とっくの昔に解体したはずだったのだが、2002年にも大学教授の暗殺事件を起こしているし、2009年には元メンバーのフランスからの引き渡しで揉めている。そうでなくても、イタリアの大統領ナポリターノは、元共産党出身の左翼で、ぐちゃぐちゃぎりぎりの選挙によって、先月4月20日、ようやくなんとか再選が決まった。この春以来、例の国が無慈悲に日本へミサイルを突きつけている以上、この時期に、正体不明でイタリアをうろつくやつは、怪しい、ということになる。

    いい年をして、仕事を辞めて、経済学の大学院に入るのもけっこうなのだが、経済学の教員の中には、知ってのとおり、かつてのマルクス経済学の連中が半分。レギュラシオン理論とか、労働経済学とか、看板の掛け替えで学生を騙しているものの、全学連時代以来、あいかわらずの極左シンパもいる。そんな研究室だったとすれば、そこに出入りしていた半端な年齢のやつが、この時期にイタリアで動き回るのは、まさに例の国絡みで、気味が悪いと思われてもしかたあるまい。(あんまり大きな声では言えないが、初期の卓球の捗き肩の銀座サロンにたむろっていた海外通の連中なんて、いろいろそういうのが多かったとか。)

    とはいえ、パリ症候群じゃないが、海外で緊張してハイになっているうえに、本人が自負しているほどろくにコミュニケーションも出来ず、短期の旅行でもカルチャーショックで、おかしくなるやつは多い。正直なところ、そっちだと思うけどね。